2018年に乳児用液体ミルクの製造・販売は解禁されてはいたものの、流通していたのは海外製品ばかり。しかし、2019年3月、ついに国内で江崎グリコと明治が液体ミルクの販売を開始しました!
でも、粉ミルクとどう違うのか、どうやって使うのか、本当に乳児に飲ませて大丈夫なのかなど、疑問だらけではありませんか?
今回は液体ミルクについて、徹底的にご説明していきましょう。
液体ミルクってどんなもの?
大きな特徴は粉ミルクと違い、「あらかじめ調乳されているミルク」という点です。
常温保存も可能なので、外出時や災害時の授乳に役立ちます。
海外では何十年も前から利用していましたが、熊本地震の際、緊急支援物資として被災地に送られたことで注目されました。
日本では2018年に製造・販売が解禁となり、2019年3月、江崎グリコと明治から発売されたのです。
海外では哺乳瓶にセットするだけというものもありますが、今回日本で販売されたものは、どちらも哺乳瓶に移すように書かれています。
液体ミルクのメリットとデメリットは?
- 調乳の必要がないから誰が作っても一定の味になる
- 外出の際、荷物が減る
- 手軽だから赤ちゃんを待たせない
- 常温で6ヶ月〜1年保存できるから非常グッズとして備えておける
- 今まで外国産しかなかったため、なじみがない
- 粉ミルクより割高
- 一度開けてしまうと保存がきかないので、無駄が出るかも
国産の液体ミルク どこで買えるの?
グリコ/アイクレオ赤ちゃんミルク
グリコ「アイクレオ赤ちゃんミルク」は成分ひとつひとつと原材料にこだわって作られ、母乳に近い栄養成分を目指したとされています。
全国のドラッグストアやベビーストアで販売中。バラ売りもあるので、1つ試してみてもいいですね。
もちろんネット販売もあります。
容量 | 125ml |
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値段 | 200円 |
容器 | 紙パック |
賞味期限 | 6ヶ月 |
明治/明治ほほえみらくらくミルク
粉ミルクの「明治ほほえみ」と同等の栄養設計。
災害発生下でもミルクの品質を守れるスチール缶を採用しています。
容量 | 240ml |
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値段 | 215円 |
容器 | スチール缶 |
賞味期限 | 1年 |
液体ミルクって安全なの? 栄養は?
アイクレオもほほえみらくらくミルクも、「母乳代替食品」とうたっているように、母乳成分に近づけ、栄養組成は粉ミルクを調乳した時と同じだと発表しています。
また、色や味なども限りなく母乳に近づけるよう研究を繰り返したのだそう。
ただ、「母乳に近い」とは言っていますが、当然ながら「母乳」ではないので、免疫力を高める効果はないとしています。
一度、開封したものを使いまわさない、直射日光に当てないなど、注意事項に書かれた基本的な事柄を守れば、安全で便利に使えそうです。
液体ミルクの口コミ
液体ミルクに関する口コミをインスタから集めてみました!
https://www.instagram.com/p/BvLqi3eBaIr/
https://www.instagram.com/p/BvJth63ldDq/ https://www.instagram.com/p/BvJqhuNFVd7/
https://www.instagram.com/p/BxZPJxJnisF/
まとめ
液体ミルクを使うと夜にミルクを作る手間がはぶけたり、パパやおじいちゃんおばあちゃんでも手軽に作れたりという点がいいですね。
販売価格は粉ミルクに比べると少し割高ですが、メーカーは使い捨て哺乳瓶の同時販売なども考えているそう。何かあったときのために少しでも備蓄しておくとよさそうですね。