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赤ちゃんの発達マイルストーン完全ガイド|首すわり・寝返り・ハイハイの時期と促し方【0〜12ヶ月】

文:おはママ編集部
赤ちゃんの発達マイルストーン完全ガイド|首すわり・寝返り・ハイハイの時期と促し方【0〜12ヶ月】

赤ちゃんの成長は、親にとって最大の喜びであり、同時に尽きない心配の種でもあります。「もうすぐ4ヶ月なのにまだ首がすわらない」「同じ月齢のお友だちはもうハイハイしているのにうちの子はまだ…」そんな不安を抱えているママも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの発達には大きな個人差があります。月齢の目安はあくまでも参考値であり、少し早かったり遅かったりすることはよくあること。「どのくらいなら個人差といえるのか」「どんなサインが出たら専門家に相談すべきか」が分かれば、不安はぐっと減らせます。

この記事では、0〜12ヶ月の赤ちゃんの発達マイルストーン(発達の節目)を月齢別にわかりやすく解説します。発達を促す日常の関わり方や専門家に相談するタイミングもご紹介しますので、ぜひ毎日の育児の参考にしてください。

赤ちゃんの発達マイルストーンとは?

発達マイルストーンとは、赤ちゃんの運動・認知・社会性・言語などの能力が一定の時期に達成される目標値のことです。「この月齢までに90%の赤ちゃんができる」という形で示されることが多く、乳幼児健診の指標にもなっています。

こども家庭庁が2023年(令和5年)に実施した「乳幼児身体発育調査」によると、主な運動発達の目安は以下のとおりです。

発達の節目90%の赤ちゃんが達成する月齢の目安
首すわり生後4〜5ヶ月未満
寝返り生後6〜7ヶ月未満
ひとりすわり生後9〜10ヶ月未満
はいはい生後10〜11ヶ月未満
つかまり立ち生後11〜12ヶ月未満

出典: こども家庭庁 | 令和5年乳幼児身体発育調査

「90%の赤ちゃんが達成」とは、残り10%の赤ちゃんはもう少し時間がかかるということです。表の数字より少し遅くても、多くの場合は個人差の範囲内といえます。心配なことがあれば、まずはかかりつけ医や保健センターに相談してください。

0〜3ヶ月:首すわりと感覚の目覚め

生後3ヶ月頃までは、視覚・聴覚・触覚などの感覚機能が急速に発達する時期です。

首すわり(生後3〜4ヶ月頃〜)

赤ちゃんを仰向けに寝かせた状態で両手を持って引き起こすとき、頭がついてくるようになったら「首がすわった」サインです。うつ伏せにすると自分で頭を持ち上げることができるようになります。

腹ばい(タミータイム)を毎日少しずつ取り入れると、首や背中の筋肉を鍛えるのに役立つといわれています。最初は1〜2分から始め、赤ちゃんが楽しめる範囲で少しずつ時間を延ばしていきましょう。腹ばい中は必ず大人が見守り、赤ちゃんが嫌がるときは無理に続けないことが大切です。

社会的微笑み(生後2〜3ヶ月頃〜)

生後2〜3ヶ月頃になると、パパやママの顔を見てにっこり微笑む「社会的微笑み」が現れます。これは単なる反射ではなく、人との関わりを意図したコミュニケーションの始まりです。声をかけながらアイコンタクトをとる、あやして笑顔を引き出すといった関わりが、赤ちゃんの社会性の発達を支えます。

4〜6ヶ月:寝返りと手を使う遊びの始まり

首がすわると、赤ちゃんの行動範囲と探索意欲がぐっと広がります。

寝返り(生後4〜6ヶ月頃〜)

寝返りは一般的に生後4〜6ヶ月頃に始まります。最初は仰向けからうつ伏せに転がり、少し後からうつ伏せ→仰向けの逆方向も可能になることが多いです。

寝返りを始めると、目を離した隙に転落する危険が高まります。ベッドやソファなど高さのある場所には一人にさせないようにし、フロアベッドやベビーサークルなどへの環境移行も検討しましょう。

手を使って遊ぶ(生後4〜5ヶ月頃〜)

手と目の協調が発達し、おもちゃを手でつかんだり口に持っていったりするようになります。何でも口に入れる時期なので、誤飲・窒息のリスクがある小さな物や端の鋭いものは手の届かない場所に置くことが大切です。

7〜9ヶ月:お座りと人見知りの時期

この時期は運動発達とともに、感情・社会性の発達も目覚ましくなります。

ひとりすわり(生後7〜9ヶ月頃〜)

手をつかずに安定してお座りできるようになるのは、生後7〜9ヶ月頃が多く見られます。お座りができると両手が自由になり、おもちゃを両手で持ち替えたり、積み木を叩いたりして遊べるようになります。

最初のうちは転倒してケガをしないよう、周囲にクッションを置く、フローリングにプレイマットを敷くなどの環境づくりを心がけましょう。

ずりばい(生後6〜8ヶ月頃〜)

お腹を床につけたまま腕と脚で進む「ずりばい」が始まる赤ちゃんも多い時期です。この頃から行動範囲が急に広がるため、床の安全対策が重要になります。コンセントカバーの取り付け、小さな物の片付け、引き出しやドアのストッパーなどを見直しましょう。

人見知り(生後6〜8ヶ月頃〜)

パパ・ママ以外の人を見て泣いてしまう「人見知り」が始まる赤ちゃんも多い時期です。これは認知機能の発達の証拠であり、養育者との愛着が形成されているサインです。無理に他の人に抱かせず、赤ちゃんのペースに合わせて関わりましょう。

10〜12ヶ月:ハイハイ・つかまり立ちと言葉の芽生え

1歳に近づくにつれ、移動能力が大きく発達します。行動範囲の拡大に合わせて安全対策も見直しが必要です。

ハイハイ(生後8〜10ヶ月頃〜)

四つんばいになって手と足を交互に動かす「ハイハイ」は、生後8〜10ヶ月頃に多く見られます。ハイハイは全身運動であり、体幹・腕・脚の筋肉をバランスよく使うことから、体の発達に重要とも考えられています。

なお、ハイハイをあまりせずにお座りからいきなりつかまり立ちへと進む赤ちゃんや、お尻をずらして移動する「シャッフリング」と呼ばれるスタイルを取る赤ちゃんもおり、移動手段の形はさまざまです。

つかまり立ち(生後9〜11ヶ月頃〜)

家具などにつかまって立ち上がる「つかまり立ち」が始まると、転落・転倒事故のリスクが急増します。タンスや棚に転倒防止金具を取り付ける、引き出しをロックするなど、安全対策を改めて確認しましょう。

消費者庁は、つかまり立ちを始めた赤ちゃんへの安全対策として、高さのある家具の固定や段差への注意を呼びかけています。気になることがある場合は、かかりつけ医や保健センターにご相談ください。

つたい歩きと初めての一歩(生後10ヶ月〜1歳半頃)

つかまり立ちが安定すると、家具を伝って横歩きする「つたい歩き」が始まります。初めて手を離して一人で立ち、歩き出すタイミングには個人差が大きく、生後10ヶ月〜1歳半頃の範囲が一般的とされています。

言葉の芽生え(生後9〜12ヶ月頃〜)

「ま」「ば」「だ」などの喃語(なんご)から、「まんま」「ブーブー」など特定の意味を持つ言葉が出始める赤ちゃんも現れます。絵本の読み聞かせや日常的な声かけが、言語発達を豊かにします。

発達を促す日常の関わり方

赤ちゃんの発達は、日々の関わりの積み重ねによって促されます。特別な道具は必要なく、毎日の生活の中でできることばかりです。

月齢別のおすすめ関わり方

  • 0〜3ヶ月: アイコンタクトをとりながらゆっくり話しかける。腹ばい(タミータイム)を短時間から取り入れる
  • 4〜6ヶ月: カシャカシャ音のするおもちゃや色鮮やかなガラガラで視覚・聴覚を刺激する。寝返りをそっとサポートしながら楽しく見守る
  • 7〜9ヶ月: ずりばいで追いかけっこを楽しむ。「いないいないばあ」などのやりとり遊びで社会性を育てる
  • 10〜12ヶ月: 安全な床スペースを十分に確保してハイハイやつかまり立ちを促す。名前を呼んで振り向いたら笑顔で返す、絵本を一緒に楽しむなど言葉の刺激を意識する

大切にしたい「反応を返す」関わり

月齢を問わず共通して大切なのは、赤ちゃんの発したサインに応えること。笑いかけたら笑い返す、声を出したら声をかけ返す、こうした双方向のやりとりが赤ちゃんの安心感と発達意欲の土台になります。

「うちの子は遅い?」専門家に相談するタイミング

発達の「遅れ」が気になるとき、まず知っておきたいのは個人差の大きさです。同じ月齢でも発達の進み方には差があり、少し遅めでも問題ないケースが多くあります。

ただし、以下のようなサインが見られる場合は、かかりつけの小児科医や乳幼児健診を通じてご相談ください。

  • 生後5〜6ヶ月を過ぎても首がすわらない
  • 生後8ヶ月を過ぎても寝返りをしない
  • 生後10ヶ月を過ぎてもお座りができない
  • 1歳3ヶ月を過ぎても一人で立てない・歩けない
  • 1歳6ヶ月健診時点で意味のある言葉がほとんど出ない
  • 名前を呼んでも振り向かない、目が合いにくいなどが続く

乳幼児健診(1ヶ月・3〜4ヶ月・6〜7ヶ月・9〜10ヶ月・1歳)は発達の確認に最適なタイミングです。健診と健診の間に心配なことが出てきた場合も、保健センターや小児科に気軽に相談しましょう。「大丈夫かな?」と思ったら一人で抱え込まずに専門家を頼ることが大切です。

まとめ

  • こども家庭庁の調査では、首すわり・寝返り・ひとりすわり・ハイハイ・つかまり立ちの達成月齢の目安が示されており、90%の赤ちゃんが達成する時期の参考になる
  • 発達には大きな個人差があり、表の数字より少し遅くても個人差の範囲内であることが多い
  • ハイハイしない、ずりばいで移動するなど、発達の「形」もさまざま
  • 腹ばい・声かけ・絵本の読み聞かせなど日常の関わりが発達を支える
  • 「5〜6ヶ月で首すわりなし」「10ヶ月でお座りなし」など気になるサインがあれば、小児科や保健センターへ相談を
  • 乳幼児健診(3〜4ヶ月・6〜7ヶ月・9〜10ヶ月・1歳)を積極的に活用し、気になることは早めに専門家へ

よくある質問

Q. 赤ちゃんの首がすわるのはいつ頃ですか?
A. 一般的には生後3〜4ヶ月頃から首がすわり始め、生後4〜5ヶ月未満までに90%以上の赤ちゃんで確認されます(こども家庭庁 令和5年乳幼児身体発育調査)。ただし個人差があるため、心配な場合は健診で医師・助産師に確認しましょう。
Q. ハイハイはいつ頃始まりますか?
A. ハイハイは生後8〜10ヶ月頃に始まる赤ちゃんが多く、10〜11ヶ月未満までに90%以上の赤ちゃんが行うとされています。ずりばいやお腹を浮かせたハイハイなど形はさまざまで、なかにはほとんどハイハイをせずにつかまり立ちへと進む赤ちゃんもいます。
Q. 発達が遅いと感じたら、どうすればいいですか?
A. 発達には大きな個人差があります。「首すわりが5〜6ヶ月を過ぎても見られない」「お座りが10ヶ月を過ぎても安定しない」など気になるサインがあれば、かかりつけの小児科医や保健センターへ相談しましょう。乳幼児健診(3〜4ヶ月・6〜7ヶ月・9〜10ヶ月・1歳)を積極的に活用することもおすすめです。
Q. 発達マイルストーンを確認するタイミングはいつですか?
A. 1ヶ月、3〜4ヶ月、6〜7ヶ月、9〜10ヶ月、1歳の乳幼児健診が、発達の確認に最適な機会です。健診と健診の間に気になることが出てきた場合は、保健センターやかかりつけ医に気軽に相談できます。
Q. ハイハイをしないまま歩き始める赤ちゃんもいますか?
A. はい、ハイハイをほとんどせずにつかまり立ちや歩き始める赤ちゃんもいます。お尻をずらして移動する「シャッフリング」を経由するケースなど移動手段の形はさまざまです。気になる場合は小児科や健診でご相談ください。