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ベビーベッドの危険性とは?窒息・死亡事故を防ぐ安全な寝かせ方|傾斜型(ゆりかご)の注意点も

2019.04.16 更新 2026.06.02 子育て
ベビーベッドの危険性とは?窒息・死亡事故を防ぐ安全な寝かせ方|傾斜型(ゆりかご)の注意点も

「ベビーベッドって、かえって危険なんじゃ……?」と不安に思って調べていませんか。

結論からいうと、ベビーベッドは正しく使えば、就寝中の窒息や転落といった事故を“防ぐ”ための安全な選択肢です。実際に消費者庁も、赤ちゃんをベビーベッドに寝かせることをすすめています(消費者庁:就寝時の子どもの窒息事故に注意)。

危険なのは、ベッドそのものよりも**「使い方」と「寝かせ方」**。特に、ニュースになった「ゆりかご型(傾斜型)」の死亡事故や、やわらかい寝具・ベッド内の物には注意が必要です。この記事では、消費者庁などの公的データをもとに、危険ポイントと安全な寝かせ方をまとめます。

データで見る:赤ちゃんの就寝中の事故

赤ちゃんの就寝中の死亡には、大きく分けて「窒息などの事故」と「SIDS(乳幼児突然死症候群)」があります。

  • 就寝時の窒息死:消費者庁によると、0歳児の就寝時の窒息死は5年間(平成22〜26年)で160件にのぼり、これは0歳児の不慮の事故死の約32%を占めます(消費者庁)。
  • SIDS(乳幼児突然死症候群):はっきりした原因のないまま乳幼児が亡くなる病気で、窒息事故とは異なります。令和6年には55名が亡くなり、乳児期の死亡原因の第3位です(こども家庭庁:赤ちゃんが安全に眠れるように)。

どちらも「安全な睡眠環境」を整えることでリスクを下げられる点が共通しています。

「ゆりかご型(傾斜型)ベビーベッド」の死亡事故とは

検索で多いのが「ゆりかご ベビーベッド 死亡」というキーワード。これは、布製の寝台がスタンドで支えられ、ゆらゆら揺れる傾斜型(インクライン型)の乳児用睡眠製品で相次いだ事故を指します。

米国では、傾斜型スリーパー(フィッシャープライス社のRock ‘n Playなど)が30人以上の乳児の死亡に関連したとして、2019年に約470万台がリコールされました。さらに2022年には「Safe Sleep for Babies Act」が成立し、傾斜型スリーパーとベッド用ベビーガード(クリブバンパー)の製造・販売が禁止されています。法律の審議では「乳児の睡眠に安全な傾斜角度は存在しない」とされました。

傾斜のある寝床では、赤ちゃんがあごを胸に引きつけた「あご引き」の姿勢になりやすく、気道がふさがれて呼吸が妨げられる危険があります。

日本でも考え方は同じです。赤ちゃんを寝かせるのは、傾斜のない“平らで硬め”の寝床が基本。揺れるゆりかご型や傾斜したマットレスで寝かせ続けるのは避けましょう。

ベビーベッドで気をつけたい危険ポイント

ベビーベッド自体は安全策ですが、次の点には注意が必要です。

柵のゆるみ・動くタイプ

柵(サイドレール)がしっかり固定されていないと、隙間に体や頭が挟まれる危険があります。柵は常に上げ、ロックやネジのゆるみを定期的に確認しましょう。

収納扉付きタイプの隙間

床板の高さを調整できる収納扉付きの木製ベビーベッドで、扉が不意に開いて頭部が隙間に挟まり窒息する重大事故が報告されています(消費者庁に令和元年6月・9月の2件)(消費者庁:木製ベビーベッドの収納扉に関する注意)。扉やネジの固定を必ず確認してください。

やわらかい寝具・ベビーガード

ふかふかのマットレスや枕は、うつ伏せになったときに顔が埋まって窒息するおそれがあります。寝具は硬めで平らなものを。ベッド用のベビーガード(バンパー)は、前述のとおり米国では使用が禁止されています。

毛布・ぬいぐるみは置かない

毛布が顔にかかったり、ぬいぐるみで口や鼻がふさがれたりして窒息する例があります。布団を剥いでしまうなら、着る毛布(スリーパー)を活用しましょう。

消費者庁がすすめる「安全な寝かせ方」チェックリスト

消費者庁・こども家庭庁が呼びかけている安全な睡眠環境のポイントです。

  1. 1歳になるまでは仰向けに寝かせる(医師の指示がある場合を除く)
  2. 硬めで平らな寝具を使う(やわらかい・傾斜したマットレスは避ける)
  3. 掛け布団は軽く、顔にかからないものにする
  4. ベッド内に枕・ぬいぐるみ・ベビーガードなどの物を置かない
  5. 柵は常に上げ、体や頭が挟まる隙間をなくす
  6. 添い寝で寝込むリスクを避け、できるだけベビーベッドで寝かせる
  7. 赤ちゃんの周囲でたばこを吸わない(SIDSのリスク要因)

安全な睡眠環境づくりとあわせて、ベビーベッドの選び方やレンタル赤ちゃんの生活リズムの整え方もチェックしておくと安心です。

バウンサーの危険性と注意点

バウンサーは「あやす・短時間座らせる」ための道具で、寝かせ続けるためのものではありません

  • 長時間寝かせない:体への負担になるため、目の届くところで短時間に。
  • 固定ベルトを必ず締める:動くようになると、バウンサーごと転倒する危険があります。
  • 寝返りに注意:ベルトをせず赤ちゃんが寝返りをして窒息した事故も。眠ってしまったら平らな寝床へ移しましょう。

ハイローベッド&ハイローチェアの注意点

ハイローチェアはベッドに近い分、つい長く寝かせがちですが、誤った使い方は事故につながります。

  • 肩・腰・股のベルトをしっかり締める(外して使わない)
  • 使わないときはスウィングロックをかける(手足の挟み込み防止)
  • 乗せたまま高さ調節や移動をしない
  • 目の届く場所に置く(上から物が落ちてこないかも確認)

まとめ

ベビーベッドは、正しく使えば窒息や転落の事故から赤ちゃんを守ってくれる心強い味方です。ポイントは、①1歳までは仰向け ②硬めで平らな寝具 ③ベッド内に物を置かない ④傾斜型(ゆりかご型)は使わない ⑤柵を上げて隙間をなくすこと。安全な睡眠環境を整えて、赤ちゃんもママパパも安心して眠れる毎日にしましょう。

※本記事は消費者庁・こども家庭庁などの公開情報をもとに作成しています。気になる症状や事故が心配な場合は、かかりつけ医や自治体の窓口にご相談ください。


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よくある質問

Q. ベビーベッドは危険?使わないほうがいい?
A. 正しく使えば、むしろ就寝中の窒息や転落の事故を防げるため、消費者庁はベビーベッドの使用を推奨しています。危険なのはベッド自体よりも、柵のゆるみややわらかい寝具、ベッド内に物を置くといった誤った使い方や環境です。
Q. ゆりかご型(傾斜型)のベビーベッドやスリーパーは安全?
A. 傾斜があると赤ちゃんがあご引きの姿勢になり気道がふさがれやすく危険です。米国では傾斜型スリーパーが30人以上の死亡に関連したとして約470万台がリコールされ、2022年の「Safe Sleep for Babies Act」で製造・販売が禁止されました。安全な傾斜角度は存在しないとされ、平らな寝床が推奨されています。
Q. 赤ちゃんはどう寝かせるのが安全?
A. 1歳になるまでは仰向けに寝かせ、硬めで平らな寝具を使い、掛け布団は顔にかからない軽いものを。枕・ぬいぐるみ・ベビーガードなどはベッド内に置かないようにしましょう。
Q. ベビーベッドに毛布やぬいぐるみを入れてもいい?
A. 毛布が顔にかかったり、ぬいぐるみで口や鼻がふさがれたりして窒息の原因になるため避けましょう。布団を剥いでしまう対策には、着る毛布(スリーパー)がおすすめです。
Q. 添い寝とベビーベッド、どちらが安全?
A. 大人用の寝具での添い寝は、大人の体での圧迫や寝具による窒息のリスクがあります。消費者庁は、できるだけベビーベッドで寝かせることをすすめています。
バウンサー ベビーベッド ハイローベッド ハイローチェア