おはママ
MENU
妊娠・出産 妊活 妊娠初期 0~3ヶ月 妊娠中期 4~7ヶ月 妊娠後期 8ヶ月以降 出産 子育て 0歳児 1歳児 2歳児 3〜6歳児 小学生 子供用品 保育園・幼稚園 イベント ライフスタイル ファッション グッズ マネー 災害対策 美容・健康 料理 医療・病気 検索

子どもが熱を出したときの対処法|何度から受診?年齢別の目安と自宅ケアを解説

子どもが熱を出したときの対処法|何度から受診?年齢別の目安と自宅ケアを解説

子どもの体が熱くなっているのに気づいた瞬間、ドキッとするママは多いのではないでしょうか。「すぐ病院に連れて行くべき?」「夜中だけど救急に行った方がいい?」「解熱剤を使っていいの?」——発熱はよくある症状だからこそ、毎回の判断に迷ってしまいます。

特に赤ちゃんはまだ体温調節が未熟で、ちょっとしたことでも体温が上がりやすいもの。「平熱が高い子」「着せすぎで体温が上がっただけ」「ワクチン接種後の発熱」など、発熱の背景はさまざまです。

この記事では、子どもの発熱時に「何度から受診するか」の目安から、自宅でのケア方法、解熱剤の使い方、保育園・幼稚園の登園基準まで、知っておきたい基本をまとめました。医療行為の代わりになるものではありませんが、ご自宅での判断の参考にしてください。

「発熱」の定義は何度から?体温の基本を知ろう

一般的に、子どもの「発熱」は37.5℃以上を目安にすることが多いです。ただし、子どもの平熱には個人差があります。

乳幼児の平熱は大人よりも高めで、36.5〜37.5℃程度の子も多くいます。日頃から元気なときの体温を何度か測っておくと、「いつもより高い」と気づく基準になります。

体温の分類の目安

体温分類
37.5℃未満正常(平熱範囲内)
37.5℃〜38.0℃微熱
38.0℃以上発熱
39.0℃以上高熱

測定方法によっても体温は異なります。脇の下で測る「腋窩体温」が一般的ですが、直腸温(肛門)より約0.5〜1.0℃低い値が出ることがあります。乳幼児に使う場合は検温方法を統一し、いつも同じ条件で測ることが大切です。

また、入浴直後・泣いた直後・厚着をしているときは体温が一時的に高くなります。測る前に少し落ち着かせてから計測しましょう。

今すぐ救急・病院へ!緊急度が高いサインを確認しよう

結論から言うと、以下のサインがある場合は夜間・休日であっても救急の受診を検討してください。

今すぐ受診すべき状態

  • 生後3ヶ月未満の赤ちゃんで38.0℃以上の発熱(これだけで緊急受診の目安です)
  • 意識がぼんやりしている、ぐったりして反応が鈍い
  • けいれんが起きている、または初めてのけいれん後に意識が戻らない
  • 呼吸がゼーゼーしている、ひどく息苦しそうに見える
  • 皮膚に紫色のまだら模様(紫斑・点状出血)が出ている
  • 水分がまったく摂れず、6時間以上おしっこが出ていない
  • 首のあたりを非常に痛がる、首が硬い(髄膜炎の疑い)
  • 高熱が5日以上続いている

生後3ヶ月未満の赤ちゃんは免疫が未熟なため、38℃以上の発熱は重症感染症のサインである可能性があります。「元気そうに見える」場合でも夜間救急に連絡・受診することを強くおすすめします。

心配なときは小児科医・助産師・救急相談窓口(#8000)にすぐ相談してください。

出典: 厚生労働省 | 保育所における感染症対策ガイドライン(発熱時の対応)

翌日受診でOK?「様子を見てよい場合」の見分け方

一方、以下のような状態であれば、自宅でケアしながら翌日の受診を検討してよい場合が多いとされています。

  • 38.5℃未満で機嫌が比較的よく、よく笑ったり声を出したりできる
  • 母乳・ミルク・水分が少しずつでも取れている
  • 顔色が悪くなく、ぐったりしていない
  • 呼吸が苦しそうではない

ただし、発熱が3日(72時間)以上続く場合は、原因を調べるためにも医師の診察を受けることをおすすめします。「高熱でも元気で食べている」「微熱なのにぐったり」どちらのケースもありますので、数字だけでなくお子さんの全体的な様子で判断することが重要です。

発熱時の自宅ケア:ママがすぐできる5つのポイント

1. こまめな水分補給を最優先に

発熱中は汗や呼吸で水分が失われやすく、脱水症状につながるリスクがあります。授乳中の赤ちゃんなら母乳・ミルクを中心に、幼児以降はイオン飲料・白湯・薄めたスープなどを少量ずつ、こまめに与えましょう。一度にたくさん飲ませると嘔吐しやすいため、スプーン1〜2杯ずつ試しながら量を増やすのがコツです。

2. 室温と服装を調整する

寒気(悪寒)があり体が震えているときは薄手の毛布などで温め、体が温まって汗をかきはじめたら薄着に調整します。厚着をし過ぎると体温がさらに上がりやすいため注意が必要です。室温は20〜23℃程度を目安に、暑すぎない環境を保ちましょう。

3. 熱でつらそうなときは体を冷やして楽にする

熱でぐずっているときや頭を痛がるときは、わきの下・首の後ろ・鼠径部(太もものつけ根)を保冷剤や冷たいタオルで冷やすと体温が下がりやすく、楽になることがあります。市販の冷却シートを額に貼ることは直接的な解熱効果は少ないですが、気持ちの面で落ち着く子もいます。

4. 食事は無理に食べさせない

食欲がないときは消化のよいものを少量ずつ。プリン・ゼリー・うどん・おかゆなどが食べやすいことが多いです。食べられなくても、水分が取れていれば短期間は問題ないとされています。口当たりのよいものを複数用意して、食べたそうにしているときに出してあげましょう。

5. 安静と睡眠を大切にする

体が感染と戦っているとき、しっかり休むことが回復への近道です。無理に動かしたり、長時間の入浴(特に高熱時)は控えましょう。熱が38℃以下に落ち着き、元気がある場合は短時間のシャワーは問題ないとする医師も多いですが、お子さんの状態によって異なるため、かかりつけ医に確認することをおすすめします。

解熱剤はいつ使う?年齢別の注意点と使い方の基本

子どもに使える解熱剤の第一選択は、アセトアミノフェン製剤(カロナール・アンヒバ座薬など) です。5歳以上ではイブプロフェン含有薬が使える場合もありますが、必ず医師・薬剤師に確認してください。アスピリン系の薬は子どもに使用しないことが原則とされています。

解熱剤を使う目安

解熱剤を使用するかどうかの判断は、体温だけでなくお子さんの様子(ぐったりしていないか・眠れているか・機嫌が悪いか) で決めることが大切です。

  • 体温が38.0〜38.5℃以上になり、機嫌が悪い・眠れない・明らかにつらそう
  • 解熱剤は「熱を下げることで楽にする」薬であり、病気そのものを治す薬ではありません
  • 服用間隔は5〜6時間以上あけ、1日2〜3回までが目安とされています
  • 体重に合わせた用量を守ること。「熱が下がらないから多く飲ませる」は避けてください

年齢ごとの注意事項

年齢注意点
生後3ヶ月未満解熱剤は原則使用しない。まず受診を
生後3ヶ月〜1歳必ず医師に処方された薬を用量・用法どおりに使う
1〜5歳アセトアミノフェンが第一選択。市販薬使用前に医師・薬剤師に相談
5歳以上アセトアミノフェンのほかイブプロフェンも選択肢に(医師の指示に従う)

解熱剤の使用法・用量については、必ずかかりつけの医師または薬剤師に確認してください。

出典: 日本小児科学会 | 新型コロナウイルス感染症等流行時における小児の発熱時の対応について

保育園・幼稚園への登園の目安

保育園・幼稚園では、一般的に37.5℃以上の発熱があるお子さんはお休みするよう求めるところが多いです。施設によってルールが異なるため、入園時に登園基準を確認しておくとスムーズです。

登園再開の一般的な目安

状態目安
解熱後の時間解熱剤を使わずに平熱が24〜48時間以上続いていること
食欲普通に食事が取れていること
活動性日常生活ができるくらい元気があること

感染症と診断された場合(インフルエンザ・溶連菌・RSウイルスなど)は、医師の「登園許可証(登園届)」が必要な施設も多くあります。登園前に必ずかかりつけ医と保育園・幼稚園の双方に確認しましょう。

また、兄弟・姉妹への感染を防ぐため、自宅でもこまめな手洗い・うがいを心がけましょう。回復途中のお子さんが触れたおもちゃやタオルの共有も避けると安心です。

まとめ

  • 生後3ヶ月未満で38.0℃以上の発熱はすぐに救急受診。ぐったり・けいれん・呼吸困難・紫斑も緊急サイン
  • 体温の数字だけでなく「活気・水分摂取・顔色」など全身の様子を見て判断することが大切
  • 自宅ケアの基本は「水分補給・適切な室温・安静」の3つ
  • 解熱剤はアセトアミノフェン系が第一選択。体温だけでなくつらそうかどうかで使用を判断する
  • 3日以上発熱が続く場合は医師の診察を受ける。保育園への登園は解熱後の状態を見て判断する

発熱は子どもの体が感染と戦っているサインであることも多いです。数字に振り回されすぎず、お子さんの様子全体を見守りながら、不安なときは遠慮なく小児科医や助産師、救急相談窓口(#8000)に相談してください。