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子どもの言葉の発達はいつから?年齢別の目安と遅れが心配なときの対処法

子どもの言葉の発達はいつから?年齢別の目安と遅れが心配なときの対処法

「まわりの子はもう二語文を話しているのに、うちの子はまだ単語がいくつか出るだけ…」「1歳半健診で何か言われたらどうしよう」と不安を感じているママは、決して少なくありません。言葉の発達には大きな個人差があるため、焦りすぎる必要はありませんが、年齢ごとの目安を知っておくことで、子どもの成長をより安心して見守れるようになります。

この記事では、0歳から3歳以降の言葉の発達の流れを年齢別にわかりやすく解説します。「遅れ」とはどんな状態を指すのか、家庭でできる発達を促す関わり方、そして心配なときの相談先まで、おはママ編集部がまとめました。

年齢別!子どもの言葉の発達の目安

結論から言うと、言葉の発達は「クーイング(0〜6ヶ月)→ 喃語(6〜12ヶ月)→ 一語文(1歳頃)→ 二語文(1歳半〜2歳頃)→ 三語文・会話(2〜3歳以降)」という流れが一般的です。

ただし、この目安はあくまで「多くの子に見られる傾向」です。個人差が非常に大きいため、前後1〜2ヶ月程度のズレは珍しくありません。

0〜6ヶ月:クーイングが始まる

生後2〜3ヶ月頃から「あー」「うー」といった柔らかい声(クーイング)を出すようになります。これは声帯を使う練習であり、言葉の発達の出発点です。周囲の声に反応して微笑んだり、目を向けたりする反応も見られます。

この時期は言葉の「インプット」が大切な時期。たくさん話しかけて、声とやりとりの楽しさを伝えましょう。

7〜12ヶ月:喃語が活発になる

生後6〜7ヶ月頃から「ばばば」「まままま」といった繰り返し音(喃語)が出てきます。口や舌の筋肉が発達し、バリエーションも豊かになっていきます。

また「おいで」「ちょうだい」など簡単な言葉を理解し始め、名前を呼ばれると振り向くようになるのもこの頃です。喃語に対して大人が「そうだね!」と応じるやりとりが、言葉への興味を育てます。

1歳〜1歳半:初めての「意味のある言葉」(一語文)

多くの子で1歳前後に「ママ」「マンマ(ごはん)」「ワンワン」など、最初の意味のある言葉(初語)が出てきます。1歳半頃には意味のある単語をいくつか話せるようになる子が増えます。

1歳半健診(法定健診)では、以下のような点が確認されます。

  • 意味のある言葉が複数出ているか
  • 指差しができるか(欲しいものや見ているものを指で示す)
  • 「ちょうだい」などの指示を理解できるか
  • アイコンタクトが取れるか

出典: 厚生労働省 | 子ども家庭総合評価票 記入のめやすと一覧表

1歳半〜2歳:二語文へのステップ

1歳半を過ぎる頃から「ママ、きて」「ワンワン いた」など、2つの単語をつなげた「二語文」が出てきます。この頃から語彙も急激に増える子が多く、毎日のように新しい言葉を覚える「語彙スパート」が起きることもあります。

「ジュース のむ」「これ ちょうだい」など自分の要求を言葉で伝えようとする姿が増え、コミュニケーションが一気に豊かになります。

2歳〜3歳:語彙爆発と三語文

2歳頃から語彙が爆発的に増え、「語彙爆発」と呼ばれる時期を迎えます。「パパ、お仕事、行った」など3つ以上の単語をつなげた三語文も出てきます。

「なぜ?」「なに?」「どこ?」という質問攻めに悩まされるほど好奇心旺盛になるのもこの時期の特徴。この旺盛な知的好奇心が言葉の発達をさらに加速させます。

3歳以降:会話が成立するように

3歳頃になると大人との会話のやりとりが成立するようになり、自分の気持ちや体験を説明できるようになります。3歳児健診(法定健診)では言葉の理解・表現・発音の明確さなどが確認されます。

出典: こども家庭庁 | 乳幼児健康診査における発達障害の早期発見・早期支援のための取組事例に関する調査研究

「言葉が遅い」のはどんな状態?気になるサインの目安

結論として、言葉の遅れは「話し始めの遅さ」だけで判断するのではなく、「言葉の理解」「コミュニケーションへの意欲」「発音の明確さ」も含めて総合的に判断します。

以下は、専門家への相談を検討する目安となるサインです。あくまで目安であり、最終的な判断は医師や専門家が行います。

年齢気になるサインの例
1歳喃語がほとんど出ない・名前を呼んでも反応しない・視線が合いにくい
1歳半意味のある言葉がほとんど出ない・指差しをしない・指示を理解できない
2歳二語文が出ない・言葉を使わずジェスチャーだけで伝えようとする
3歳会話のやりとりが難しい・発音が不明瞭なことが多く聞き取りにくい

言葉の遅れにはさまざまな原因が考えられます。

  • 聴覚の問題:聞こえにくいと言葉の習得が遅れることがあります
  • 発達の特性:自閉スペクトラム症や知的発達症などの場合、言語発達に影響することがあります
  • 環境的要因:話しかける量が少ない、テレビ視聴が多いなど
  • 個人差:単純に「ゆっくりさん」で、後から追いつくケースも多くあります

上のサインに当てはまっても必ずしも発達に問題があるわけではありませんが、気になる場合は早めに専門家に相談することをおすすめします。

言葉の発達を促す!家庭でできる関わり方のコツ

結論として、言葉の発達に最も影響するのは「日々の話しかけの量と質」と「子どもの発信をじっくり待つ姿勢」です。特別な教材がなくても、日常の関わり方を少し意識するだけで大きな違いが生まれます。

日常の動作を実況中継する

「ごはんだよ」「お外は暑いね」「くつを履こうね」など、日常の動作や気づきを言葉にして聞かせましょう。難しい言葉よりも、シンプルで繰り返しのある言葉が言語の土台を作ります。子どもはまず「聞く」ことで言葉を覚えていきます。

絵本の読み聞かせを習慣にする

絵本は語彙を増やし、言葉のリズムや表現方法を学ぶ最高の機会です。読み聞かせの中で「これなーんだ?」「ワンワンいたね!」と声をかけながら読むと、やりとりの楽しさも育ちます。毎日の習慣にするのがおすすめです。

子どもの「発信」を待つ

言語聴覚士によると、子どもが意思表示をする前に大人が先読みして要求を満たしてしまうと、言葉を使う必要性がなくなり、発語の機会が減ってしまいます。子どもが何かを伝えようとしているときは、少し待ってあげる姿勢が大切です。

出典: 国立障害者リハビリテーションセンター | 言語聴覚士からのTIPS「ことばを育てる」

体を使った遊びや手遊び歌

「高い高い」「いないいないばあ」「手遊び歌」など、体を動かしながら声を出す遊びは発語を促すと言われています。楽しい場面での発声体験が、言葉への興味と意欲を育てます。

問いかけは「はい・いいえ」より「開かれた質問」

「おいしい?」(はい/いいえ)よりも「どんな味がした?」「何が好き?」と答えを引き出す問いかけをすると、子どもが言葉で考える機会が増えます。年齢に合わせて少しずつ試してみましょう。

テレビ・スマホの「ながら視聴」は控えめに

映像を見ているだけでは「やりとり」が生まれないため、言葉の発達への効果が限られます。時間を決めて使い、見ている内容について一緒に話したり、歌ったりする工夫をしましょう。

心配なときの相談先と受けられるサポート

結論として、言葉の発達が気になるときは一人で抱え込まず、早めに相談窓口を活用してください。専門家のサポートを受けることで、子どもへの関わり方のヒントが得られます。

かかりつけの小児科

最初に相談しやすいのが小児科です。発達の状況を総合的に診てもらえるとともに、必要に応じて専門機関(発達外来・療育施設など)を紹介してもらえます。気になることがあれば、遠慮せず受診時に伝えてみましょう。

自治体の子育て相談窓口・保健センター

市区町村の保健センターや子育て相談窓口では、保健師や言語聴覚士に相談できる場合があります。1歳半健診・3歳健診のあとにフォローアップ相談を行っている自治体も多くあります。まずは窓口に電話してみるのがおすすめです。

ことばの教室・児童発達支援施設

言葉の発達支援が必要と判断された場合、「ことばの教室」や「児童発達支援施設」での療育を受けることができます。利用には市区町村での受給者証の発行手続きが必要なため、まず自治体の窓口に相談してください。

日本言語聴覚士協会

言語聴覚士への相談や施設探しは、日本言語聴覚士協会のホームページからも情報を得られます。

出典: 日本言語聴覚士協会 | 相談する

言葉の発達が心配なときは、ぜひかかりつけの小児科や自治体の相談窓口に早めに相談してみてください。

まとめ

  • 言葉の発達の流れは「クーイング → 喃語 → 一語文(1歳頃)→ 二語文(1歳半〜2歳)→ 三語文・会話(2〜3歳以降)」が一般的
  • 個人差が非常に大きいため、少し遅くても焦りすぎる必要はないが、気になるサインがあれば早めに専門家へ
  • 1歳半健診・3歳児健診(法定健診)は言葉の発達を確認する大切な機会。保健師への相談を活用しよう
  • 家庭でできる関わりのポイントは「たくさん話しかける」「絵本の読み聞かせ」「子どもの発信を待つ」「体を使った遊び」
  • 心配なときは小児科・自治体の子育て相談窓口・日本言語聴覚士協会に相談を。一人で悩まないで