5月5日は端午の節句、いわゆる「こどもの日」ですね。
子どもの日の食べ物といえば、かしわもちやちまきが有名です。ほかにも地域によって様々ですね。
今回はこどもの日に食べると縁起のいい料理やレシピをご紹介します。
こどもの日をお祝いする代表的な料理は?
こどもの日は、「端午の節句」として男の子の誕生や成長を祝います。
ですので、出世魚である「スズキ」や「ブリ」などの魚を食べるのが良いとされています。
また、「カツオ」は「勝男」であることから、カツオを食べる地域もあります。
こどもの日に欠かせない食べ物「ちまき」
ちまきは中国から伝来した食べ物です。
端午の節句にちまきが食べられるようになったのは、古くは中国の政治家の話が元になっているとされています。
昔、「屈原」という働き者で正義感が強く、人望のある男がいました。
しかし、彼は策略によって失脚を余儀なくされたため、川に自ら身を投じてしまったのです。
そのことを知った国民は嘆き、川にちまきを投げ込んだとされています。これをきっかけに中国では5月5日にちまきを食べて厄除をする風習がうまれました。
ちなみに、川に投げ入れたちまきを結んでいた糸の色が「赤・青・黄・白・黒」の5色だったことから、こいのぼりの一番上に吹き流しとしてつけられています。
中国から伝わった文化は当時、日本の中心であった関西に伝えられたので、今でも関西地方は「ちまき」を食べることが多いのです。
料理名:中華風ちまき
作者:楽天出店店舗:クッキングクロッカ楽天市場店
■材料(約4~6人分)
✩約6個分✩ /
もち米 / 2合
焼き豚 / 100g
干し椎茸(戻したもの) / 2枚
たけのこ / 小1/2本
長ネギ / 1/4本
にんじん / 1/4本
ラード / 大1
サラダ油 / 大1/2
中華スープ(温めたもの) / 250ml
A /
・醤油 / 大1・1/2
・みりん / 大1/2
・酒 / 大1
・塩・胡椒 / 各少々
竹の皮 / 6枚
■レシピを考えた人のコメント
もちもちおいしい中華風ちまき✩
竹の皮がいい香りです。
(cooking-Clocca 時吉真由美ママ&りえか)
かしわもちを食べるのはなぜ?
ちまきが中国から伝わった一方、柏もちは日本で生まれました。
昔から柏の葉には神が宿るとされ、子孫繁栄の意味もあって、大切に扱われていました。
柏の木は新芽が出て成長しないと古い葉が落ちません。そのため、子供が大きく育つまで親は死なないということで、縁起のよい食べ物とされました。
日本独自の風習であるため、関東地方は柏もちを食べることが多そうです。
ちなみに柏の葉の表を向けて巻いてあるのは「小豆あん」、裏を向けて巻いてあるのは「味噌あん」となっています。
料理名:柏餅
作者:はなまる子♪
■材料(10個分人分)
上新粉 / 200g
砂糖 / 大さじ2
ぬるま湯(60℃) / 約180cc
片栗粉 / 大さじ2
こしあん(又は粒あん) / 160g
かしわの葉 / 10枚
■レシピを考えた人のコメント
レンジで加熱して簡単に、かしわ餅ができあがります。端午の節句、子供の日のおやつに。
地域によって違う定番の食べ物
北海道から東北地方では、「べこ餅」という木の葉の形や俵型をした和菓子が食べられています。
料理名:子どもの日に!北海道の定番☆べこ餅
作者:なまけ六郎
■材料(小さめ12個人分)
☆上新粉 / 85g
☆白玉粉 / 40g
☆白砂糖 / 70g
☆水 / 70cc
★上新粉 / 85g
★白玉粉 / 40g
★黒砂糖 / 70g
★水 / 70cc
■レシピを考えた人のコメント
北海道の子どもの日の定番おやつ、べこ餅。一度自分で作ってみたくて、いろいろなレシピを参考にしながら考えました。
山形の庄内地方で食べられる笹巻きは白や飴色のお餅です。端午の節句のほか、田植えを終えた時期に食べる風習があります。
作者:hgtyuji88
■材料(2人分)
もち米 / 1合
笹の葉 / 12枚
水 / 2リットルくらい
い草ひも / 6本
きな粉 / 20グラム
砂糖 / 20グラム
塩 / ひとつまみ
水 / 3リットルくらい
■レシピを考えた人のコメント
山形で6月頃によく食べられる、伝統的な笹巻きです。
昔ながらの素朴な味で美味しいです
島根の笹巻きは笹の葉の太い芯に白い餅を巻き付け、笹の葉5枚で包んだものです。
地区や家によって笹の巻き方や形が違います。
料理名:笹巻
作者:ブルーボリジ
■材料(3~5人分)
モチ米 / 2合
笹の葉 / 30枚
い草又はタコ糸 / 1m×3~5本
■レシピを考えた人のコメント
数時間茹でて作る笹巻に圧力鍋マ・ローニエプロで大革命?!笹も冷凍保存で数年保存可、食べたい時に簡単に作れるようになりました。
長野から岐阜県の山間部、基礎地域では端午の節句を一ヶ月遅れでお祝いし、朴葉巻を食べる風習があります。
作者:ちえ01012276
■材料(2人分)
朴の葉 / 4枚
酢飯 / 200g
★しいたけ(薄切り) / 2枚
★割りした / 25cc
★水 / 50cc
☆卵 / 1個
☆砂糖 / 小さじ半分
☆塩 / 1つまみ
ふきの煮物(市販) / 大さじ1
かにかま / 20g
シーチキン / 大さじ2
山椒の葉 / 4枚
■レシピを考えた人のコメント
好きなものを朴葉にのせて。朴の葉と山椒の葉の香りが食欲をそそります。
南九州で食べられているお持ちで、アクで炊いたもち米を竹の皮で包み、煮込んだものです。殺菌効果のあるアクを使うため、日持ちがよく、戦国時代には兵糧としても重宝されていました。
作者:みっびー
■材料(4人分)
あくまき / 1本
HKM / 大さじ5
黒糖orきび砂糖 / 大さじ3
牛乳or豆乳 / 半カップ
トッピングにきな粉、粉砂糖 / 適量
■レシピを考えた人のコメント
子供には少しクセのあるあくまき。お砂糖、きな粉、黒糖に醤油、、色々味を変える楽しみもありますが、こんな風にHKMを加えてオシャレに変身!冷めても柔らかいまま!
ほかに縁起のいい食べ物は?
お祝い料理といえば、お赤飯ですね。
昔から、赤には災いを避ける力があると信じられていました。
そのため、魔除の意味をこめて、お赤飯を準備します。
料理名:お赤飯
作者:すわんのマーチ
■材料(3~4人分)
もち米 / 3カップ
小豆 / 1/2カップ
ごま・塩 / 適宜
■レシピを考えた人のコメント
炊飯器で作るからとても簡単で失敗なし
誰でも簡単に作れます。
我が家はみんな大好きなので特別な日でなくてもお昼ご飯によく作ります。
ちらし寿司には、いろいろな具材が入っていますね。
・えび……腰が曲がるまで長生きできるように
・レンコン……穴が空いているため将来の見通しがよくなるように
・豆……マメに働けるように
・しいたけ……健康でいられるように
こういったものを混ぜることで縁起がいいとされています。
■材料(5人分)
ご飯 / 3.5合分
*酢 / 大さじ4.5
*砂糖 / 大さじ4.5
*塩 / 小さじ1.7
白ごま / 大さじ1.5
ちらし寿司の具(手作りでも市販でも) / 300gくらい
人参 / 1本
昆布水 / 100ml
☆砂糖 / 大さじ1
☆塩 / 少々
下茹でした絹さや / 20〜25枚
カニカマ / 1袋(75g)
炒り卵 / 400〜450gくらい 卵5個分
ゴマ / 少々
■レシピを考えた人のコメント
おもてなし料理にどうぞ!
ナマモノを使っていないので小さいお子さんでも安心して食べられます^^
ガーランドはマステと爪楊枝で簡単に作れるので、オススメです^^
まとめ
柏餅やちまきをはじめ、他の魚など、どの食べ物も「子供を災いから守り、健やかな成長を願う」というものばかりです。
こどもの日の定番料理を作って、子供の成長を願いましょう。