2019年春の時点からりんご病の患者数が増加傾向にあることをご存知ですか?このままいくと夏に向けてさらに患者数が増えるのではないかと懸念されています。小さなお子様のいるパパママにとっては心配ですね。
もしお子様がりんご病に感染した場合にそなえて、りんご病はどんな病気なのか、どんな症状が出るのか、予防法はあるのかということについて調べてみました。大人が感染するとどうなるのかも気になるところです。
りんご病はどんな病気?
流行が気になるりんご病はどのような病気なのでしょうか。りんご病はヒトパルボウィルスB19が病原体となる感染症です。4歳~10歳の子がかかりやすく、両頬が腫れて赤くなるので「りんご病」と呼ばれていますが症状が出ないこともあります。
りんご病の症状とは?幼稚園・保育園には行ける?
りんご病は感染後10日~20日で頬が赤くなります。続いて腕や足にもレース模様のような紅斑が現れ、背中などに広がることもあります。発熱を伴うことが多いのですが、症状は軽く心配はいりません。しかし、実際には症状には個人差があり、頬や体が赤くならない子供もいます。症状は1週間ほどで回復に向かいます。りんご病は一度かかるともうかかりませんので安心です。
紅斑が出るころには感染力が弱まっているため、幼稚園や保育園への登園も問題ありません。
りんご病の予防方法は?
りんご病は感染直後は症状が出ないため、予防は難しいと言われています。とくに予防接種などもありません。子供の場合、通常飛沫感染や接触感染ですので流行時期にはこまめな手洗いうがいを心がけましょう。
大人がりんご病にかかるとどうなるの?
りんご病は子供から大人へ感染することもあります。大人が感染した場合、頬や体は赤くなりませんが関節痛や関節炎などの合併症を引き起こすことがあります。とくに妊婦が感染した場合には、胎児水腫や流産のリスクが高まりますので注意が必要です。
りんご病はおたふく風邪同様、子供のうちに済ませておきたい病気です。
まとめ
りんご病は頬や体が赤くなるので心配になりますが、実はそれほど重篤な症状を引き起こすことはありません。ただし、大人が感染すると症状が重く、とくに治療法もないためパパママが感染しないように注意することも大事です。