東京メトロがエレベーターの有無などの情報をまとめたサイト「ベビーメトロ」を本格稼働

このニュースの概要
 東京メトロが今年、各駅のエレベーター情報などをまとめたサイト「ベビーメトロ」を本格稼働させました。発信するのは「エレベーターがない」という情報。いったいどういうこと?「ベビーメトロ」が生まれたきっかけから、駅の案内板が使いにくい理由について考えます。

この記事への反応

車を使わず、大人一人で行動する子連れには、地下鉄は大事な移動手段です。片手でたためて軽いベビーカーにし、抱っこひもを用意するなどできることをしても、緊張します。以前は、駅の情報は口コミと体験が頼りでした。エレベーターがないまたは遠い、混んでいる、駅員さんに頼める…近所の人に聞いたり、自分で行ってみて知ったりすることが多かったです。わかりやすいサイトがあれば、子連れだけでなく体の不自由な人も前もって調べられて安心できます。

昨今は、いろんな人にいろんな情報を伝えようとするあまり、駅には”細かすぎる情報”があふれています。また、鉄道会社に限らず、自社にとってマイナスイメージとなる情報を発信したくないのは当たり前ですが、あえてそうすることで実際にユーザーのニーズをつかみ、ファンを増やした好例と言えます

外出や混雑時は抱っこ紐にすれば良いと思うでしょう、もちろんそうしてましたが、米袋くらいの重さのものを何時間もしょって、他の荷物も持って、そのシンドサや苦しさは冬でもメチャクチャ暑くて息が出来なくなるほどだったなあ。

一昔前と違いバリアフリーが普通になっている今なら、逆にバリアフリーではないことを強調する方がバリアフリーを必要とされる人には有用ということですか。
ある意味、逆転の発想ですね。

こういうサービスは本当に助かる。地上にエレベーターがあるから安心と思ったらそれは改札階までで、改札階からホーム階までは階段でしかもとてつもなく長いなんていう駅も東京には少なくない。ちゃんと事前に東京メトロのサイトを見てエレベーターがあることを確認して行ったのに、工事中で階段しかなかったことも。

地下鉄の出入り口は全てを地下鉄が管理している訳ではなく、例えば歩いている途中で床や壁などが突然違うものや手入れの度合いが違うものはその上にあるビルの所有物だったりもする。そういう箇所のエレベーターなどは鉄道事業者ではなく、そのビルの所有物なのでメンテナンスで止まるのもビルの都合なので注意が必要。

記事に記載の通り、一般論として、どのような事業者もネガティブな情報を発信することはいやだとだと思います。また、限られた利用者の利便に絞った情報の発信は、手間や費用対効果の観点から消極的になるものだと思います。にもかかわらず、あえてわかりやすさと利便性を重視して、ベビーカーの利用者にターゲットを絞って、ネガティブな情報を発信する、発想の転換とそれを採用した上層部の度量は素晴らしいと思いました。

人は正確な情報が手に入ればどうするかは自分で考えることができます。その視点から「あるかないかの正確な情報を明確に漏れなく提供」することでその先を考えてもらいやすくする情報提供をする、とは良く考えたなあと思います。ただ根本的な解決にはならないので設備の改善は着実に進めてもらいたいですね。

「ない」情報の発信の方が確かに助かるかもしれない。もし用事のある最寄りの駅にエレベーターが無く隣の駅には有るとしたら、荷物を減らして階段を使うか隣駅からでも歩ける距離なら歩くとか選択肢が増えますもんね。

自立した大人なら、様々なことを考え判断して行動すれば良いのでは?世の中が何かしてくれないから不自由だと騒ぎ立てて、今度は情報過多になったから分かり難いとか。まあ、鉄道は公共の乗り物という位置付けから利用者に寄り添った対応をするのだろうけど。

メトロの案内表示は小さくて見づらく、とても分かりづらい。無理矢理統一してキレイに表示するよりも、紙に大きく印刷して壁や柱にベタベタ貼り付けてもらった方が、お年寄りや外国人にはよほど便利だ。自己満足よりも客の利便性を優先して欲しい。

確かに「ない」という情報発信はあまり目にはしないからなぁ。書いてなければないです、という観念がどうしても伝える側には先行しがちだし。

確かに今まではエレベーターがあるという情報は発信してもないということはあえて伝えてませんでしたよね。エレベーターがないということがわかれば、赤ちゃん連れのママもあらかじめ対策を立てることができますよね。こうした発想の転換はいろいろな場面で役に立ちそうです。

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