大人になれば当たり前に使っているお箸ですが、「子どもにお箸を持たせるのっていつからがいいの?」「どうすればいいの?」とお悩みのママは多いですよね。そこで今回は、子どもにお箸を持たせる歳や段階について解説したいと思います。
これから子どものお箸の練習を始めようと思っている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子どもがお箸を使うのはいつから?
子どもがお箸を使い始める歳は、一般的に2歳後半頃からだと言われています。これは子どものトレーニング用のお箸に書いている年齢も2歳~となっているものが多いためです。
2歳は少しずつ手先が器用になり、大人の言葉もほとんど理解できるようになっている時期なので、トレーニングを開始しても良いタイミングでしょう。
もちろん2歳になってもスプーンやフォークを上手に使えていない場合は、焦ってお箸を進める必要はありません!
でも、スプーンもフォークも上手に使えて、大人が使うお箸に興味を持つそぶりを見せているのであれば、お箸の初め時だと考えて良いのではないでしょうか。
子どものお箸の長さやサイズ、素材は?
子どもがお箸を持つ練習を始めるに当たって、お箸の長さはどれくらいのものが良いのだろうと疑問に思う方も多いです。一般的に2歳用として売られているお箸は、13cmのものが多いので、最初に購入するお箸は子の長さを目安にするのがおすすめです。
13cmのお箸が少し使いづらそうだという場合には、お箸のスタートを焦らずもう少し遅らせてみて良いかもしれませんね。
素材は、木製やプラスチックなど様々あります。
子どもはお箸をかじってしまう事がよくあり自然素材の「木製」だとまだ安心ですが、衛生面ではお手入れに気を使う素材ですね。「プラスチック」は初期段階のトレーニング用のお箸に使用されていることが多く、キャラクターものなど多くの種類が売られていて、熱湯消毒もできてお手入れが楽ですね。
お箸を使えるようになるための教え方は?
基本的にお箸の使い初めには、持ち方のガイドが付いているトレーニング用のお箸を選ぶ方が多いと思います。リングが付いていて指を置く場所を示してくれているようなタイプのお箸ですね。
よくあるのが下のようなタイプのお箸ですね。
お箸を子どもに持たせ、ママやパパが一緒にお箸の正しい使い方を見せてあげるのが教え方としては有効です。
子どもにとって初めて持つお箸は、上手に使えないのが当たり前。どうしても上手に使える同じ年齢の事と比べてしまいがちですが、それは子どもが察知して逆効果。心にゆとりを持って、長い目で見守ってあげるように心がけましょう。上手く使えたら褒める事も忘れずに♪
また、ママやパパがお箸の使い方を間違えていると、子どもはそれを見て間違った使い方を覚えてしまう可能性もるので要注意!。
子どもに箸の持ち方や使い方を教える際には、自分の箸の持ち方が間違っていないか、今一度確認しておく必要がありますね。
段階別・お箸の練習方法
1.初期段階は無理して使わせない
子どもがお箸に慣れてもらうために普段の食事でお箸を使って食べさせるのはもちろんですが、やはり上手に食べられないと嫌になってしまう子どもは多いです。
そんな時は無理にお箸を使わせずに、フォークやスプーンに持ち替えてあげましょう。無理に使わせ続けると、お箸を持つこと自体を嫌がってしまうので、焦りは禁物です。子どもが自ら「お箸を使いたい」と言う気持ちにさせることが大切なので、好きなキャラクターのものなどを選ぶのも良いですね。
2.中期段階はゲーム感覚でお箸を楽しむ
お箸を使ってご飯を食べることに慣れてきたら、ご飯以外の時間にも練習を取り入れてみましょう。小さく切ったスポンジをお箸で持ってお皿を交互に行き来させたりして、ゲーム感覚でお箸の使い方を指に覚えさせていきます。
お箸の使い方を覚えることができる「マナー豆」というゲームもあるので、こういったものを活用してお箸を使うことを楽しいと思ってもらえるように働きかけましょう。
3.後期段階は仕上げの時期
自らお箸でご飯を食べたいという意思が子どもに出てきたら、後は食事のすべてをお箸で食べられるように補助します。上手に食べられている時は「上手だね」と褒めてあげることも有効です。
正しい持ち方についても少しずつお話をして、正しいお箸の使い方をマスターしてもらいましょう。
まとめ
今回は、「子どもにお箸を使わせるのはいつから?」というお話をさせて頂きました。もちろんお箸を使い始める年齢については決まりがある訳ではありませんので、子どもに合ったペースで、焦らずゆっくりとお箸を使うことに慣れていってもらうのが一番の近道になりますよ。