冠婚葬祭やママの病気はもちろんのこと、仕事の面接、子育てが忙しく疲れてしまったなど、いざという時に子どもを一時的に預けたいと思う方もいるでしょう。でも、近くに頼れる人がいない場合、預け先に悩むかもしれません。そんな時に頼れるサポートサービスが各自治体にあるのです。
今回は東京都の例をあげながら、準備やサポート体制をご紹介します。
いざという時のためにしておきたい事前準備
利用できる時間や料金、年齢などは区市町村によって異なりますし、受け入れ定員数が限られていたりもします。
自治体の窓口に相談したり、HPを見たりして、事前にチェックし、登録が必要な場合はしておきましょう。
事前に登録や面談を行っておく
自治体が主体になっている保育サービスやファミリーサポートは、実際の利用前に事前登録が必要になることが多いようです。
利用を考えている場合は事前に登録しておくと、いざという時に使えます。
また、面談を行う場合が多いので、信頼関係を作っておけるようになるとよいでしょう。
預けられる施設やサービスを調べる
利用料金や時間、対象年齢などといった条件は施設によって違うため、しっかり調べておきましょう。
ベビーシッターの利用を考えている場合は、料金だけでなく、信頼できるかもチェックしましょう。
育児全般のサポートをしてくれる子ども家庭支援センター
「家庭支援センター」や「子育て支援センター」など市区町村によって名称は違いますが、家庭と18歳以下の子供に関するいろいろな相談に応じてくれる窓口です。
今までは児童相談所が受け付けていたのですが、2004年に施行された改正児童福祉法により、区市町村の業務となりました。
サポート体制やサービスの利用方法などは各自治体によって違うので、それぞれ確認しておくとよいでしょう。
【東京都】子育てサポートサービス紹介
ファミリー・サポート・センター
「子育てを手伝ってほしい人」と「育児の援助をしたい人」をつなげてくれる事業です。
区市町村のファミリー・サポート・センターに登録し、会員になることで利用できます。
自分が急用のときには子供を預けたいけれど、時間のあるときには子供を預かれるという場合は、「両方会員」になることも可能です。
費用 | 有料 |
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対象年齢 | 区市町村により異なる |
利用内容 | 日常的な手伝い・緊急時の預かり・保護者のリフレッシュ ・保育施設や学童クラブへの送迎 ・放課後や休日の預かり ・冠婚葬祭や通院 ・買い物やリフレッシュ |
産前・産後支援ヘルパー
初めての出産や兄弟が多い場合など、家事に手が回らないこともありますよね。
その負担を軽減できるように、家庭にヘルパーさんを派遣してもらい、生活や子育てのサポートをしてもらいます。家事を手伝ってくれるだけでなく、育児の相談をしてくれる場合もあります。
費用 | 有料 |
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対象年齢 | 就学前 |
利用内容 | 家事サポート・育児サポート ・食事の準備や片付け ・洗濯や掃除 ・買い物代行 ・病院のつきそい ・兄弟の世話 ・おむつ替えや着替えなど |
一時預かり
普段は保育園や幼稚園に入っていなくても、一時的に子どもを預けることができます。認定こども園や保育園などで、平日昼間に預かってくれます。事前申し込みが必要な場合や、抽選が必要な婆もあるので、事前に確認をしておきましょう。
費用 | 有料 |
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対象年齢 | 就学前 |
利用内容 | 理由を問わず気軽に利用できる ・通院や冠婚葬祭 ・短時間のパート勤務中 ・習い事やリフレッシュ ・外出中の預かり |
ショートステイ
保護者の事情によって一時的に子育てができない場合に利用することができます。
病気や出産、出張など、家庭で子供の面倒を見ることができない場合、原則7日以内で、宿泊で子供を預けられます。
費用 | 有料 |
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対象年齢 | 区市町村により異なる |
利用内容 | 病気・出産・出張・育児疲れ等、認められた場合 |
トワイライトステイ
仕事や病気の療養などで、保護者となる人の帰宅が遅い場合、専用の施設に22時頃まで預けることができます。ただ預かるだけではなく、夕食や入浴の提供など生活のサポートもしてくれます。
費用 | 有料 |
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対象年齢 | 区市町村により異なる |
利用内容 | 夜間に養育ができない場合 ・保護者の仕事 ・病気の療養 |
病児保育
幼稚園や保育園、小学校に通っている子どもが病気になったり、病気の回復期にあったりするなど、集団生活を送れない場合、事情により保育ができない保護者に代わり、預かってくれます。可能性がある場合は、事前登録をしたり、利用方法を確認したりしておくとよいでしょう。
費用 | 有料 |
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対象年齢 | 区市町村により異なる |
利用内容 | 病気や回復期にあり、集団生活を送るのが難しい子ども |
ひとり親家庭ホームヘルプサービス
ひとり親で日常生活の家事や育児で困っている家庭にヘルパーを派遣してくれます。
ホームヘルパーの資格を持っていたり、家事援助に必要な研修を受けた人が自宅に来てくれたりするので安心です。
費用 | 有料 |
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対象年齢 | ひとり親家庭/子供の年齢は区市町村により異なる |
利用内容 | 家事サービス・育児サービス ・保護者の仕事 ・保護者の就職活動 ・冠婚葬祭への参加 |
実際に預ける時に気をつけたいこと
子どもの様子を詳細に伝える
アレルギーや体調などはもちろんのこと、当日の様子も伝えましょう。
余裕のある時間設定を
子どもがないてしまって時間をとられてしまう可能性もあります。
落ち着いた状態ででかけられるよう、余裕があったほうがよあそうです。
連絡が取れる状態に
緊急連絡をいつ受けてもいいように、、常に連絡が取れる状態にしておきましょう。
固定電話などの緊急連絡先を伝えておく必要もあります。
まとめ
自分の住んでいる地域で、信頼できる預け先を見つけておくと、突然、預けたいという時に慌てずにすみます。
急用がなくても、ひとりで頑張るのではなく、リフレッシュするために利用してもいいですね。選択肢を広げておくだけで、心の余裕が生まれることでしょう。