育児で起きる事故の45%は子供や保護者の不注意!事故の事例や対策を確認しましょう!

家の外で起こる事故には3つの原因が考えられます。子供の行動によって生じるもの、保護者の不注意によって生じるもの、製品に起因するものです。製品評価技術基盤機構(nite)の報告によりますと、2009年から2018年までの10年間に起こった0歳~14歳までの子供の事故は371件。全体の事故のうち、製品に起因するものが23%、保護者や子供など使用者に起因するものが45%となります。つまり製品そのものに問題があるというよりも保護者や子供の誤った使い方が事故を引き起しているケースの方が多いのです。

事故のグラフ

こちらでは事故の事例や対策を紹介することで、日常で起こりうる事故の防止につなげたいと考えています。

子供の行動によって生じた事故

事例
  • 子供がフェンスをよじ上った際にフェンスが外れ転落
  • 旅館のテーブルに置かれた電気ポットが倒れやけど
  • 自転車のチェーンケースで指を切断
  • 不安定な場所に花火を置いたためにやけど
  • レーザーポインター内蔵の懐中電灯を同級生の目に当て視力が低下
  • 自転車の転倒によるケガ
対策

子供は成長とともに行動範囲が広がり、親の目の届かないことも増えてきます。自転車などの製品を使用する際には普段からその危険性を伝えることが大事です。またスピードを出さない、ハンドルにバッグや傘をぶら下げないなど、正しい使い方を教える必要があります。

保護者の不注意によって生じた事故

事例
  • 傾斜した芝生にベビーカーを止めたため転倒
  • 抱っこ紐の片方の足を通す穴に両足が入っていたためすり抜けて落下
  • ドレスガードが装着されていなかったため幼児席の子供の足が車輪に巻き込まれた

事故発生情報

対策

ベビーカーは不安定な場所に置かない、子供を乗せた状態で目を離さないことが大事です。近年はベビーカーに関しては製品トラブルによる事故よりも、転倒による事故が増えています。
抱っこ紐はバックルの装着やひもにゆるみがないか、自転車に取り付ける幼児用座席はしっかり固定されているか、取り付けに問題がないか確認が必要です。

保護者の不注意によって生じた事故

製品に起因する事故

事例
  • 三輪車の前輪が横向きのままロックされ子供が転倒
  • 自転車走行中にペダルが外れて転倒
対策

リコール製品を確認する。リコール製品をお持ちの場合は、不具合が生じていなくても使用を中止する。リコール製品でなくても、製品に不具合があるときには販売店やメーカーに連絡する。故障や不良品を使い続けると事故につながることも。

リコール製品の確認は製品評価技術基盤機構(nite)から検索できます。
[btn]リコール製品の確認[/btn]

まとめ

家の外で起こる子供の事故は、自転車やベビーカー、抱っこ紐などの使用中に発生することもあります。多くの事故は製品に問題があるというより、保護者や子供の誤った使い方によって起こります。正しい使い方の確認、製品の危険性の認識が子供を事故から守ります。

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