赤ちゃんが寝てくれないとお母さんも眠れずに辛いですよね。1日だけではなくそれが毎日のこととなると、尚の事。赤ちゃんが夜寝てくれない原因には様々なものがあります。
その対処法である寝かしつけの方法にも色々なものがあるので「夜なかなか赤ちゃんが寝てくれない…。」と困ったらとにかく実践してみましょう!今回は赤ちゃんを寝かしつける方法と対策について詳しくご紹介します。
赤ちゃんが夜寝ない原因と理由
赤ちゃんがなかなか寝てくれない原因や理由は1つではありません。赤ちゃんそれぞれの個人差がありますし、1人の赤ちゃんに対しても様々な理由が考えられます。大切なのは考えられる原因や理由を1つ1つ当てはめてみることです。赤ちゃんが寝ない原因になりやすいと言われているものをご紹介しますので、チェックしてみましょう。
- お腹が空いている
- 寒い・暑いなど室温が不快な状態になっている
- 便秘などでお腹が苦しくなっている
- げっぷが出ずに胸が苦しくなっている
- 不安を感じている
- 風邪などで機嫌が悪い
まずは何が原因で寝ないのかを考えてみましょう。これ以外のことが原因で寝ない可能性もありますが、まずはこの6つを確認してみることをオススメします。
赤ちゃんが寝ないときの対処方法
赤ちゃんが寝ない、何をしても泣き止まない…という場合は以下の対処方法を実践してみましょう。
ミルクをあげたり、授乳をしてみる
ミルク育児の場合は決まった時間に与えている方も多いと思いますが、空腹で寝ずに泣いている時もあるので試しに少し与えてみましょう。
母乳の場合は沢山あげているつもりでも意外に出が悪く足りていないこともあります。咥えさせてみて飲みたがるようならそのまま飲ませてみて。
適温になっているかチェックする
赤ちゃんにとっての適温は大人の適温とは違います。布団や服装は大人より1枚少なめがベストです。
- 手足が熱すぎたり冷たすぎたりしていないか
- 汗をかいていないか
という点をチェックしてみましょう。手足がやたら熱くて熱がこもっていたり、冷たくて痛いほどだという場合は適温になっていない可能性があります。夏は25℃~28℃、冬は18℃~22℃を目安に室温を調節するとOKです。
便秘になっていたらマッサージがオススメ
便秘でお腹が苦しいとなかなか寝付けないという場合もあります。1日に1回出ていた便が3日出ていない、といった状態なら便秘を疑いましょう。寝かしつけの際にいきなり便秘を改善することはできませんが、張っているお腹をマッサージすることで少し不快を取り除いてあげることができます。
おへそを中心に「の」の字を描くように撫でてあげる「のの字マッサージ」がオススメ。その他、水分をしっかり摂取する・綿棒を使った浣腸をするという方法も試してみるといいでしょう。
しっかりげっぷをさせたかチェックしよう
新生児期に意外に多いのがげっぷができておらず胸が苦しくて寝ないというものです。泣いていたのに、げっぷをしたとたん寝始めたということもあります。
授乳後やミルクのあとにげっぷをしたかどうか確認してみましょう。解らない場合は背中をさすってあげてげっぷが出ないかどうか試してみましょう。
風邪にかかっている可能性も考えてみよう
赤ちゃんのうちはお母さんの免疫を貰っているので風邪にかかりづらいですが、絶対にかからないというわけではありません。
熱が出て不快になっているということもあるので体温計で体温を測ってみるといいでしょう。鼻水や咳といった症状が出ているならそれらの症状に対しての不快を取り除きましょう。
- 鼻水が出ている…ティッシュでこまめに拭く、鼻水吸い器で取り除いてあげる
- 咳が出ている…部屋の加湿をしたり水分を取らせて咳を出にくくする 頭を高くして寝かせる
- 熱が出ている…手足が冷たいなら体を温めてあげる 手足が温かいなら脇の下などを冷やしてあげる
基本的には熱があっても機嫌が悪くなければ病院は診療時間内に行けばOKですが、熱があって泣き止まず、水分も取れないといった状態の場合は夜間救急で診てもらうことを検討してみましょう。地域の相談ダイヤルに電話をして受診が必要かどうか相談してみることをオススメします。
以前病院を受診したことがあり、熱が出たときに使用するための座薬などを貰っている場合は、38度5分以上で機嫌が悪く寝付けない場合に座薬を使ってみるといいでしょう。座薬が効けば寝てくれる時もあります。
とにかく抱っこしてあげる
赤ちゃんは外の世界になれておらず、夜になると不安になって泣くということがあります。また、何の理由もなく寝なかったり、泣いたりすることもあるんです。必ず何か原因があって寝てくれないとは限りません。不安を感じている場合や、理由がないという場合はとにかく抱っこをしてあやすしか対処方法はありません…。
抱っこをすると心音が伝わり、安心して眠ってくれる赤ちゃんも多いです。しかしおろすと泣いてしまうということも多いですよね。そういった場合はパパと交代であやしたり、ご両親に頼ったりと1人で無理をしないように工夫をしてみましょう。
頼れる人がいない場合は、少し家事を手抜きして赤ちゃんのお昼寝のタイミングで一緒に寝たり、シッターさんなどに数時間でも見てもらって睡眠をとるなどの工夫をしてみることをオススメします。
赤ちゃんが寝やすい環境を作ってあげましょう
- オルゴールなどリラックスできる音楽を流す
- 部屋を暗くする
- 室温を適温にする
といったことに注意して、赤ちゃんが寝やすい環境を作れているかどうかも大切です。また、昼間しっかりと日光を浴びて体内のリズムを整えてあげることも重要。寝てくれるかどうかは別として朝はカーテンをあけて日光を浴びさせる、夜は遅い時間まで電気をつけないといったことに気を付けて日ごろから昼夜のリズムを身に着けさせるということも意識してみましょう!
ママたち・保育士による体験談や参考になる寝かしつけ方法
何をやっても寝ない、という場合には実際にママたちや保育士さんたちが実践している方法を参考にしてみることをオススメします。
パパやおばあちゃんとの添い寝で寝てくれるようになった
ママが抱っこするとなかなか寝てくれないのに、パパやおばあちゃんだと寝てくれる、という赤ちゃん。そこまでお腹が空いていなくても、ママと一緒だと母乳の匂いがして興奮してしまい、なかなか寝付いてくれなかったのでは?と考えられます。こういった可能性もあるので頼れる人がいる場合は試しに寝かしつけにチャレンジしてもらうのも1つの方法です。
絵本や音楽の力に頼ってみる
個人個人に合ったものがあるので必ず効果があるとは限りませんが、赤ちゃんが寝てくれると話題になっている絵本や音楽の力を借りてみるのもいいかもしれません。
音楽はYouTubeなどで検索すると出てきますので、スマホやタブレットでチェックしてみましょう。音量に注意しないと広告が大音量で再生されるので最初は音量を下げて再生することをオススメします。
良く寝てくれるようになったという口コミも多いオススメの絵本は以下のとおりです。
ネットの情報を参考にしてみる
Twitterなどでは実際に成功した寝かしつけのコツを紹介しているツイートが話題になることもあります。どうしても寝ないと困ったときは参考にしてみましょう。
1ヶ月健診の時、ゆらゆら抱っこでの寝かしつけで下ろすタイミングが早すぎて起こしてしまう私に「赤ちゃんは眠りが深くなる時フーッと大きく溜息をつくから、それを聞いたら置いてあげて」と助産師さんがアドバイスをくれて大変助かったのだけど、2歳過ぎた今もお役立ちです。ありがとう助産師さん。
— ささみ (@sasamiflake) September 7, 2017
昨日ツイッターで見かけた、『赤ちゃんにお母さんの服を掛けてあげるとよく寝る』ってのを実践したら、最近3時間置き授乳だったずんちゃが9時間半もぶっ続けて寝た!!!?
私も完全復活。久しぶりに弁当も作れた。
どなたが書いてたか忘れちゃったんだけど、本当に本当にありがとう!!!?— マトミちゃん@ずん♀6/8 (@zunchanpopo) 2017年10月24日
まとめ
赤ちゃんが寝ない原因には様々なものがあります。会話が出来ないからこそ、親がしっかりとその原因を探って1つ1つ対応していくことが大切になります。
でも、原因が無いこともよくあります。何をしても寝てくれないということも。実際に3人育てている私も「何をしても寝ない!」と困ったことも多々ありました。それぞれの個人差も大きく、寝かしつけに「正解」はありません。ですが寝てくれないのは赤ちゃんのうちだけ。ちゃんと生活リズムを整えていればそのうち改善されていくもの。
どうしても抱っこていないと寝ない、といった状態の時は「今日は寝られないことを覚悟しておこう」と考えて抱っこしたままドラマや映画を小さい音量で見たり、抱っこ紐でおんぶをして昼間出来なかった家事をして過ごしたり…ということもありました。
どうしても泣き止まず寝ない、イライラしてしまうという場合は赤ちゃんを安全なところに寝かせて数分だけお茶を飲んだりトイレにいくなどして一息つくというのも大切です。
寝てくれないと大変ですが、色々な方法を試してみて、赤ちゃんとの生活を楽しめるようにしていきましょう!