「産後ケア」という言葉を知っていますか? それは、出産をして育児を始めたばかりのママを心身ともにサポートすることです。今、サポートしてくれる施設「産後ケアセンター」に注目が集まっています。
今回はサービス内容や料金など、ママもプレママも知りたい情報をお伝えします!
なぜ今、産後ケアが注目されているの?
産後ケアセンターを利用したママたちからは「利用したらものすごくよかった!」という声も多いですね。
でも、そもそも「産後ケア」というのは何をするのでしょう?
産後ケアというのは、基本的に「産後4ヶ月以内のママ」が体を休めたり、育児指導を受けたりすることです。
日本ではまだ少ないですが、台湾などの中華圏では「坐月子(ズオゥエズ)」として習慣になっています。産後1ヶ月くらいの間に、外出しない、冷たいものを飲まないなど、赤ちゃんのお世話だけに専念ができ、これをすれば更年期が楽になると言われるほど。
情報がありすぎて初めての育児に不安を抱えているママや、両親が遠方にいるため援助が受けられないなどのママが悩みを持ったり、体調を崩したりということが増えました。
そのために、ママの休養や体力回復、育児相談などの精神的ケアをしようということで、「産後ケア」が注目されはじめたのです。
コロナ禍はオンラインの相談も
コロナ禍では、人と人が距離をあけなくてはいけないことになって、ちょっとしたおしゃべりさえも難しくなりました。
そのため、リアルな世界のセーフティネットを広げる機会が激減しているため、オンラインで相談を受けてくれるところもあります。
また、訪問型産後ケア事業をしている市町村もあります。
家族などから十分な家事・育児の援助が受けられない場合や、育児に不安を感じている方に向け、助産師さんが感染防止対策をしながら訪問をしてくれるようです。
ご自分の住んでいる地域でどのようなサービスをしているかチェックしてみましょう。
どんな人が利用できる?
役所などの公的なものか、産院などに併設された民間施設かなどによっても違いますが、基本的には産後4ヶ月以内など、一定の条件が設けられています。
それさえ満たせば、誰でも利用できます。
最近は核家族化が進んでいるため、利用希望者が増えているようです。
気になったら、すぐに問い合わせみてもいいでしょう。
料金はどのくらい?
一口に「産後ケアセンター」といっても、宿泊型や日帰り型、訪問型など行政や民間、そのケアをしてくれるサポート形態によって、違います。
たとえば、行政ではたとえば世田谷区にある、区立産後ケアセンターならば、母子ショートステイで一泊9000円程度となかなかリーズナブル。デイケアだとさらに安くなるので、まずは、自治体が運営している施設があるかどうか調べてみるといいでしょう。
産後ケアセンターで受けられるサービスとは
産後ケアの柱は3つあります。
・ママの体力を回復する
・精神的ケア
上記に当てはまることであれば、育児指導に限らず、母乳マッサージや抱っこひもの使い方、ほかのママとの交流なども可能です。
希望すれば、悩み事を相談する時間もありますよ。
産後ケアセンターはどこにある?
宿泊型、日帰り型問わず、全国で産後ケアを実施している施設をご紹介します。
お住まいの近くに産後ケアサービスを実施しているところもありそうですね。
デイケアであれば、「産後ケアヘルパー」という名前でも調べてみてください。
また、もともと介護をしている方用だった「レスパイトケア」が、乳幼児を持つパパママも対象にするなど範囲が広がっています。
短い期間ではありますが、心と体を休めることがでいるので、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。
産後ケアセンターを体験したママたちの声!
「産後ケア」を体験したママたちの口コミです。
まとめ
産後のママをサポートしてくれる産後ケアセンター。
金銭面で選ぶのか、サービス内容で選ぶのかは決めるといいですね。
行政ももちろんですが、通っていた産院でそういったサービスがないのか聞いてみるのもよさそうです。
楽しく子育てができるといいですね。