雨の日や習いごとの送迎、買い物など、ママが運転できると便利なことがありますね。一方で、子どもを乗せながら運転していると注意力散漫になってしまうことも! 自分たち家族だけでなく、他人の安全を守るためにも、交通ルールや運転のマナーを見直しておきましょう。
知らずにうっかりやっている!? 交通ルール違反9選
事故を起こさないように安全運転を心がけているママは多いはず。
でも、免許をとってから時間が経つと、うっかり習ったはずの道路交通法を忘れてしまうことも!
「スマホやカーナビを操作しながら運転はしない」「標識に従う」などの交通ルールを守るのはもちろんのこと、トラブルに巻き込まれないなど、細かい点についても、ここでしっかりおさらいしておきましょう。
後部座席のシートベルト
2008年の法改正により、後部座席であってもシートベルトの着用が義務化されました。
子どもはチャイルドシートに乗せていることが多いでしょうが、ママ友やその子などお友達を乗せた時などは、特に注意が必要になるでしょう。
2020年9月以降に発売される車には「後部座席のシートベルト未着用を警告するアラート」の設置が義務付けられる予定です。
水たまり泥はね運転
ぬかるみや水たまりを通るときは徐行するなどして、泥水を飛ばして、他人に迷惑をかけないようにしなければなりません。もし、そうしてしまった場合は、反則金の対象となります。
サンダル・ハイヒール運転
都道府県によって、その表現は違いますが、ハイヒールやサンダル、厚底靴、下駄、スリッパなどは運転してはならないと明記されています。
夏などかかとが低いからといって、サンダルで運転をすると反則金の支払いを求められる場合もあります。
大音量でのオーディオ
子どもに音楽を聴かせたり、DVDを見せたりする場合もそうですが、外部の音が聞こえる状態程度にとどめておきましょう。
違反すると、反則金の支払いを求められますし、点数もひかれます。
安全確認をせずにドアを開ける
後ろから来る車や歩行者の確認をせず、ドアを開き、車から降りないように注意しましょう。
同乗者も対象なので、自分で開け閉めできるようになった子どもにも開ける時は合図をするように心がける必要があります。
他の車に追いつかれた場合
後ろの車が追い越そうとしている時、その車の邪魔をしてはなりません。あおり運転をされそうになった場合も、速度をあげず、追い越されるのを待った方がよさそうです。
信号機のない横断歩道では手前で停止
信号機のない横断歩道に歩行者がいたら、車を停止させる必要があります。また、歩行者がいない場合でも、横断歩道前で停止できるような速度で車を走らせなくてはなりません。
運転席・助手席にサンシェード
さすがに運転席はないでしょうが、助手席にチャイルドシートなどをつけている場合は、子供がまぶしくないよう、そのままサンシェードをしがちです。見通しがよくなるよう注意しましょう。
サンキュークラクションはNG
道を譲ってもらったときに、軽くクラクションを鳴らすことがありますが、実は道路交通法違反。クラクションの代わりにハザードランプを点滅させるかパッシングをするかにしましょう。
マナーの基本から上級まで! 知っておきたい5つの運転マナー
運転の際は「周囲をよく見る」だけでなく、「自分の存在や行動アピール」も必要なのだそう。
ウインカーやハザードランプ、スモールライトを駆使して、安全運転を心がけましょう。
適切なタイミングでウィンカーを出す
右左折専用車線がない交差点で曲がる際は、早めにウインカーを出し、道路の端によりましょう。
高速道路の本線合流は交互に
高速道路で本線に合流する際、本線の車とランプウェイの車は1台ずつ交互に合流するのが基本です。うまくタイミングをはかりましょう。
ハザードランプをうまく使う
- 道を譲ってもらった時などの感謝の気持ち
- 駐車場でバック駐車をする際の意思表示
- 高速道路で渋滞に近づいた時の合図
パッシングをうまく使う
- 対向車線の車に道を譲る時の合図/感謝
- 高速道路の追い越し車線で後続車からされた場合は道を譲る
- 対向車から注意や警告がある場合
ヘッドライトの使い方
警察庁では、ヘッドライトを夜間はハイビームにするように言っていますが、対向車がいたり、歩行者がいたりする場合はロービームに切り替えます。
また、道を譲る時などは「お先にどうぞ」の意味で、スモールライトにしましょう。
子どもを乗せて運転している時に気をつけたいこととは?
運転している時の「困った!」事例
- 子どもが泣き出した
- トイレに行きたいと言い出した
- 兄弟で喧嘩を始めた
- いろいろなボタンをいじる
- チャイルドシートから抜け出す
子どもの行動が気になって集中力がなくなってしまうというママも。
また、子供を落ち着かせるために、オーディオを操作したり、スマホをいじったりした時に脇見運転となることもあるので注意が必要です。
子どもと快適なドライブをするために
- 子どもの好きな音楽CDやDVDを用意しておく
- 時間に余裕を持つ
- 車内におもちゃを置く
- 飲み物やおやつを用意しておく
主にぐずった時の対策をしておくと良さそうです。
運転方法や乗せおろしも注意!
- 段差がなく、緩やかな道を走る
- 急ブレーキをかけない
- ドアの開閉で手足を挟まないように気をつける
- 乗り降りの際、子どもがどこにいるか確認する
運転中はもちろんですが、運転前後の注意も必要。駐車場での事故も多いので気をつけましょう。
まとめ
子どもを乗せての運転は便利な反面、危険もたくさん潜んでいます。
また、ルールを守って運転しているつもりでも、実は違反をしていたなどということもあります。
譲り合いの心を持ち、焦ることなく、安全運転を心がけたいものですね。
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