おなかがぐにゅぐにゅ、ぽこぽこ動くような気がするけれど、これは胎動?
初めての妊娠だとわかりにくいですよね。
妊娠中期から感じる胎動はお腹の赤ちゃんとママとの素敵なコミュニケーションです。今夏は胎動とはどういうものか、種類や回数などをご説明します。
胎動というのはどんな感じ?
胎動というのは、お腹の中の赤ちゃんが頭や手足を動かしたり、体を回転したりした際、子宮の壁にぶつかって感じる振動のことです。
赤ちゃんが大きくなって体の動きが強くなってくると、胎動を感じやすくなります。
最初は赤ちゃんのサイズも大きくないため、むずむずする感覚でしかなく、胎動だと気づかない妊婦さんも多いといいます。
大きくなってくると動きがダイナミックになるので、突っ張った部分に手を当てると赤ちゃんとのコミュニケーションが楽しめます。
胎動はいつから感じられる?
胎動はいつ頃から感じられるのだろうと思っている妊婦さんもいるかもしれません。
個人差はありますが、通常16週〜22週ごろに感じる方が多いと言われています。
それは、妊婦さんの体型や感じ方、いつもどのくらい動いているかなどによって変わってくるのです。
最初は腸がぐるぐるなっているようにしか感じられないかもしれません。特に初めての妊娠の方は気づきにくいため、経産婦さんの方が早く感じられることでしょう。
胎動を感じる時期が早いか遅いで、赤ちゃんの成長や出産に影響に出ることはありません。
人それぞれということを理解し、感じられなくても焦らずに待つようにしましょう。
ただ、24週をすぎても胎動を全く感じられない場合は、妊婦検診の時などに担当の先生に相談してみましょう。
胎動を感じられる場所はどこ?
胎動を感じられる場所はどのあたりなのでしょう。
最初はおへそのまわりくらいの高さに注意してみてください。
妊娠20週ごろになると、下腹の部分で赤ちゃんの手足の動きを感じることができるようになります。
さらに赤ちゃんはお腹の中でぐるぐると回っているので、赤ちゃんの姿勢によって胎動を感じる位置は変わってきます。
ただ、赤ちゃんが大きくなると胎動を感じる面積も大きくなり、眠れないという妊婦さんが増えてくるのもこの頃です。
胎動の種類について
胎動は赤ちゃんの動きなので、赤ちゃんの状態を知るバロメーターにもなります。
では、胎動の種類についてご説明しましょう。
赤ちゃんが腕や足を伸ばすことで態度を感じます。
肘を伸ばしたり、膝をまげたりなどする動きは、ぐにゅぐにゅっと動き回っているようです。
赤ちゃんはお腹の中で手をぐーパーと開いたり閉じたりしています。
子宮が大きくなってくるとお腹の外から赤ちゃんの手足の形がわかることもあります。
赤ちゃんは子宮内で体を上下に回転したり、向きを変えたりしています。
妊娠後期に入ると子宮のスペースがなくなるので、やがて回数は減ります。
妊娠20週をすぎたころから、赤ちゃんはしゃっくりをします。赤ちゃんの横隔膜がピクピクするので、妊婦さんが気づくこともあります。
赤ちゃんは16週頃から呼吸のような動きをします。羊水を飲み込みおしっことして排泄するときに振動を感じることがあります。
手足が発達してくると、キックやパンチをしているような動きをするようになります。赤ちゃんが元気だということはわかりますが、強くおなかが引っ張られる感覚があります。
胎動の回数は?
胎動というものはどのくらいの頻度で起きるのでしょうか。
以下を参考にしてみてください。
1時間以上感じない時には注意
赤ちゃんは30〜60分くらいのサイクルで起きたり眠ったりを繰り返しています。
そのため、1時間以上胎動を感じない場合は、おなかをそっとポンポンと刺激し、赤ちゃんを起こして胎動があるかどうかを確認しましょう。
胎動がない場合には病院へ
いつも感じられていた胎動がぴたっととまってしまった場合、赤ちゃんに何か起きたという可能性もあります。さらに出血やお腹の張りがある場合は胎盤早期剥離の危険性もあるので、すぐに受診しましょう。
臨月でも胎動は起こる
妊娠後期に入ると胎動が減るという話もあります。たしかに、大きくなってきて動きづらくなったり、骨盤にはまったりということはありますが、出産直前まで赤ちゃんは動き続けています。安静にしていても長く胎動を感じない場合は病院に連絡しましょう。
まとめ
胎動は赤ちゃんが元気かどうかのバロメーター。
とはいえ、周りの妊婦さんがすでに胎動を感じていて、自分だけ気づかないと不安になる必要もありません。
胎動を感じるのには個人差があるので、心配しなくても大丈夫です。
胎動を感じたら、お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでみてください。