甘くみちゃダメ!コロナに感染した子どもを守るポイントと注意点

新型コロナウイルスの感染急拡大。「第7波」ともいわれ、発熱外来の予約が取りづらい状況となっています。
子どもが感染してしまった場合、どんな点に注意すればよいのでしょう。
自宅療養の方法やポイントをご紹介します。

感染急拡大は10代未満が多い

厚生労働省が7月28日に公表したまとめによると、7月20日から26日までの1週間に感染が確認されたのは120万人以上でした。
年代別では、「20代」が最も多かったですが、「10歳未満」の子どもは12.8%、「10代」は15.8%を占めるなど、子どもへの感染がみられます。

どんな症状が出る?

一般的に言われているのは、発熱と乾いた咳、頭痛などです。
鼻風邪のような症状というよりは、だるさなどが多いようで、成人と同じように発熱が続き、肺炎になる例も報告されています。

一方で、子供たちの間で流行しているのが「RSウイルス」。
こちらは一般的な病気ですが、発熱やせきなど新型コロナと同じような症状です。多くは軽症ですが、1歳未満の子や基礎疾患がある場合は、重症化するおそれもあります。

受診すべきか判断する目安は?

発熱外来がひっぱくしている状況で、乳幼児が感染した場合の症状が1日から3日程度のかぜの症状ですむことが多いため、受診すべきかどうか判断の目安をご紹介します。

受信が必要な場合

水分がとれない場合や呼吸が苦しそうなとき、生後3か月未満の赤ちゃんで38度以上の熱が数時間以上続いている場合などは受診の必要があります。子どもをよく観察し、心配な症状があるときにはかかりつけ医に相談しましょう。

自宅で様子を見る場合

基礎疾患などがなく、重症化リスクが低い子どもについては、熱が高くても、水分がとれていて機嫌もいい場合は、1日〜2日程度は自宅で様子を見ましょう。

陽性でも慌てないで

無料のPCR検査や薬局で購入できる抗原検査キットなどで陽性だった場合でも、結果をもとに、電話やオンラインの診療を受け、医師の判断によっては自宅で療養をすすめましょう。

感染対策と自宅療養準備をしっかりしておく

第7波では、新型コロナウイルスがオミクロン株の「BA.5系統」といわれています。こちらは感染やワクチンによって獲得した免疫がはたらきにくくなる性質があるとされ、ワクチン接種していても、感染する可能性があるようです。

患者数が急増すると、発熱外来などにかかりにくい状況も懸念されます。そんなときに慌てずに済むよう、以下のような準備をしておきましょう。

解熱剤を買っておく

コロナウイルス感染の発熱に対しては、アセトアミノフェンという解熱剤を処方されることが多いです。
イブプロフェンやロキソプロフェンなどの非ステロイド性消炎鎮痛剤でもかまいませんが、準備をしておきましょう。

抗原検査キットを用意しておく

コロナ感染の疑いがあると受診が難しいことに加え、仮に感染していた場合には保護者が濃厚接触者になってしまいます。
ドラッグストアやネットショッピングなどで、あらかじめ準備しておくことをおすすめあします。

地域の支援策を調べておく

区や市の専用サイトがそれぞれあるので、抗原検査キットの入手方法や食料提供があるのかなど、あらかじめ調べておきましょう。いざという時にスムーズに申し込みができます。

食料などを備蓄しておく

自治体で食料を配達してくれる場合もありますが、感染者数が増えれば届くまでに数日かかることも考えられます。災害用でもよいので、しばらく買い物に出なくても耐えられるよう、準備をしておきましょう。

まとめ

感染予防としては、手洗いと手指の消毒、密を避けるなど一般的な方法しかありません。
熱中症も心配ですが、2歳以上はマスクをするなど、できるだけ対策を心がけ、まずはかからないようにしましょう。そして、もしかかっても慌てず、様子を見守ってみてください。

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