子育てをしていると、悩んだり、わからないことがあったりということがどうしても多くなりますよね。気軽に話せる内容ならばママ友に話してスッキリできても、話しにくい内容だったり急なことだったりすると、一人で抱え込みがち。
その結果、自己判断で誤った選択をしてしまうことも……。
今回は、そんな危険に陥る前に知ってほしい、おすすめの電話相談窓口についてご紹介します。
育児に関することはもちろん、子どもの体調、夫婦の悩みまで、専門家が電話で解決の糸口を導いてくれるサービスなので、頼もしさが違います。
もう1人で抱え込まず、専門家の意見をあおいで、心の負担を1つ1つ減らしていきましょう。
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子育ての電話相談ってなに?
「夜、子どもが急に発熱して下がらない!」「反り返りが心配」「赤ちゃんがミルクを飲んでくれない!」「夫が育児に積極的になってくれない」「育児そのものに自信がない」「ついイライラしてしまう」……などなど、子育て中のママの悩みは尽きることがありません。
そんなとき、すぐに相談できるのが電話相談サービス。
判断に迷ったとき、電話一本するだけで専門家が適切なアドバイスをしてくれます。しかも、そのほとんどが無料なのです。
1対1で顔も見えないので、話しにくい内容であっても恥ずかしい思いをする心配もありません。
話を聞いてもらうだけで、すっきりすることもありますよ。
電話相談のメリットは?
直接、相談窓口に出向くとなると、移動のための時間を取られますし、子供も連れて行くとなると、なおさら準備などが大変ですよね。それに、気持ちが落ち込んでいるときはメイクをするのも出かけるのもおっくう。
ところが、電話相談なら声だけの繋がりなので、家にいながらにして相談をすることが可能です。
たとえば、かかりつけの病院が閉まっている夜間や休日、子どもが急に具合が悪くなってしまったら、対処方法に悩みますよね。そんな時も、電話をかければすぐに回答が得られる電話相談は、パパママの心強い味方になってくれることでしょう。
安全性はどうなの?
電話相談センターなどの相談員には守秘義務があるため、外部に相談内容が漏れてしまうということはありません。
また、顔も見られず匿名で相談ができるので、相談者のプライバシーはしっかり守られます。
相談者が誰なのかを相手に知られないから、自分のことを知っている人には言えない悩みも告白することができる環境が整っています。
ネットで調べればいいんじゃない?
たしかにネットで検索すれば、キーワードがヒットし、何らかのページで回答が得られることが多いです。しかし、なかには間違った情報だったり、逆に悪化してしまう方法だったりというものもあり、全てが正しい情報とは限りません。どれが正しいのかの判断を素人目線で行うことは大変危険な行為です。
想像してみてください。間違った情報によって子どもの体調が悪化したらどうしますか? そうならないためにも、専門家に意見を委ねることが解決のための一番の近道になります。
また、ネットの情報に振り回され、さらに落ち込んでしまうことも考えられます。その道のプロに現状を話して、アドバイスをもらいましょう。
お悩み別! 電話相談の窓口一覧
それではどのような電話窓口があるのかを具体的にみていきましょう。
ほとんどが通話料無料ですが、なかには通話料が発生する窓口もあります。
とはいえ、サービス利用料はかからないのでご安心ください。
「育児全般」に関するお悩み電話相談
育児をしていると生まれてくる、いろいろな「?」をプロが一つ一つ答えてくれます。
広い範囲をカバーしているので、困ったことがあればお気軽に相談してみてください。
森永乳業株式会社の委託を受け、森乳コミュニケーション株式会社が運営をしている開設40年以上の相談窓口。子どもの発育や食事、情緒などの相談にのってくれます。HPには過去の相談事例が掲載されているなど、参考になる内容が充実しています。
相談対応分野 | 妊娠中から就学前の子供の育児相談 |
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TEL | 0800-5555-110(フリーダイヤル) |
受付時間 | 月〜土10:00〜14:00(日曜祝日・年末年始を除く) |
保育に関する専門図書の発行をしたり、様々な業態で保育に関わったりしている日本保育協会が運営。子育てに対する質問や悩みに対し、保育のプロが的確な答えを導いてくれます。
相談対応分野 | 子育て全般 |
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TEL | 03-3222-2120(通話無料) |
受付時間 | 火〜金10:00〜12:00、13:00〜16:00 |
日本助産師会が運営をしている電話相談窓口。相談できるのは週に一回のみですが、子育てのみならず、婦人科の病気を含め、不妊や性の悩み、更年期に至るまで女性のあらゆる悩みに寄り添ってくれます。
相談対応分野 | 子育て、産後の不調や不妊、更年期など |
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TEL | 03-3866-3072(通話無料) |
受付時間 | 毎週火曜日10:00〜16:00(祝祭日およびお盆、年末年始を除く) |
こちらを運営している「日本児童家庭文化協会」は、有識者・小児科医・財界人などの連名で発足した財団法人。
子育てに関する悩みを看護師や保健師など、それぞれの専門家が対応してくれます。
相談対応分野 | 子育て全般 |
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TEL | 03-3428-0192(通話無料) |
受付時間 | 月〜金10:45〜15:00(平日のみ) |
「医療関連」に関するお悩み電話相談
突発的に子供の具合が悪くなったり、思いもよらないケガをしてしまったりしても慌てずに、まずは電話相談を利用してみましょう。
医療関連の相談窓口については通話料が発生しますが、適切な対処方法がわかる非常に心強いサービスなので、大変人気があります。
★通話料が有料だけれど知っておきたい電話相談窓口★
厚生労働省が運営する電話相談窓口です。
急な発熱、嘔吐、ケガなど、夜間や休日にどう対処したらいいのかわからないとき、小児科医師、看護師から子供の症状に応じた対処方法やアドバイスなどを受けられます。#8000にかけると、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されます。
相談対応分野 | 子供の病気やケガ |
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TEL | #8000(全国共通) |
受付時間 | 各都道府県の窓口による 例)東京:18:00〜23:00(平日)、9:00〜23:00(休日) 詳しくはサイト内を参照 |
「食」に関するお悩み電話相談
前述した「エンゼル110番」は食に関する相談でも無料ですが、食に特化した窓口は通話料が有料になってしまうものも多いです。より深くアドバイスを求めたい場合は、下記の有料ダイヤルを活用くださいね。
★通話料が有料だけれど知っておきたい電話相談窓口★
赤ちゃんとママの栄養や育児の相談を受け付けている、明治乳業の電話相談窓口です。
母乳やミルクを飲んでくれないときや、離乳食の進め方がわからないときなど、管理栄養士や栄養士が相談に応じてくれます。
相談対応分野 | 離乳食の進め方や授乳について |
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TEL | 0120-035-553(フリーダイヤル) |
受付時間 | 月〜金10:00〜15:00(第3火曜日、年末年始を除く) |
「夫婦関係や子育てがつらい」と感じた時の電話相談
夫婦関係の悩みや子育ての苦しみは、身近な人には相談しにくいデリケートな内容も含まれているでしょう。
電話相談であれば、プライバシーを守られた上で、これらの問題に親身になって応じてくれます。
思いつめる前にぜひご相談を。
東日本大地震の翌年3月11日に設立したこちらの電話相談窓口は、子育て以外にもさまざまな悩みや相談にのってくれます。
子育てが辛くなったり夫婦関係に疲れたりしたら、抱え込まずに電話をかけてみてはいかがでしょうか?
相談対応分野 | 暮らしの中で困っていること、思い悩んでいること |
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TEL | 0120-279-338(フリーダイヤル) 岩手、宮城、福島からかける場合 0120-279-226 |
受付時間 | 24時間 |
★通話料は有料だけれど知っておきたい電話相談窓口★
子育てが辛くなってしまい、気づいたら子どもにあたってしまっていた……。「これって虐待かも」と思ったら、一刻も早くこちらの窓口に電話をかけてください。
その勇気ある1本の電話でママも子どもも救われるはずです。
相談対応分野 | 子育てが辛くて子どもにあたってしまう |
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TEL | 189(全国共通) |
受付時間 | 24時間 |
自治体による無料電話サービス
上記で取り上げた電話相談窓口のほかにも、各自治体による無料電話サービスがあります。
地域ごとにサービス内容が異なるため、お住いの自治体のホームページなどで詳細を確認してみてくださいね。
東京都品川区「子育て支援センター」
東京都中野区「子育て電話相談」
東京都荒川区「あらかわキッズ・マザーズコール24」
まとめ
電話相談窓口は、実に多くの相談に応じてくれる頼もしいサービスの1つで、民間企業や各自治体により運営されています。
インターネットにもたくさん情報はありますが、あなたの気持ちや状況と100%合致しているわけではありませんよね。
電話相談をもっと身近な存在として、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
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