ひょっとして妊娠したかも!? 妊娠超初期の症状や気をつけるべきことをチェック

最近、体がだるい、生理が遅れている……もしかして妊娠? と思うことがあるでしょう。妊娠検査薬を使って調べても、まだ早すぎると判定が出ない場合もあります。
赤ちゃんからのサインを見逃さないよう、妊娠初期に現れる症状や気をつけておきたいことをご説明します。

妊娠かも

妊娠初期と妊娠「超」初期の違いとは?

およそ妊娠1〜4ヶ月までを「妊娠初期」と呼びます。
なかでも妊娠0〜3週目頃までを「妊娠超初期」と呼ぶことがあります。
妊娠0週というのは、妊娠前の最後の生理の初日を指しますので、この時期は妊娠検査薬でも正しい反応が出ません。
また、妊娠を希望している方、可能性がある方はちょっとした体調の変化も見逃さず、超初期の間から過ごし方に気をつける必要があります。

妊娠超初期とは

改めて、妊娠超初期と呼ばれる期間についてご紹介します。

妊娠0週〜3週

こちらは産科婦人科学会で定義している言葉ではありません。
しかし、ネット上でもよく見かけるようになり、一般の妊婦さんや妊娠を希望している方の間で使われているようです。

検査薬には反応しない

市販されている妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後から検査ができます。
ですので、妊娠3週では妊娠検査薬で調べるには早すぎて、正しい反応がほとんど出ません。

変化を感じない人も多い

大きな体の変化としては生理がこないことです。
しかし、妊娠0週〜3週でも、なんとなくだるいというような症状を感じたりする方もいるようです。

なぜ妊娠初期症状が起こる?

なぜ初期症状が出るのかというと、妊娠に関わる3つのホルモンが大量に分泌されるからです。

妊娠に関わる3つのホルモン
hCGホルモン(ヒト絨毛ゴナドトロピン)
妊娠を維持し、赤ちゃんを育てるのに重要なホルモンで、妊娠した女性にだけ分泌されます。妊娠検査薬で陽性が出た場合はhCGホルモンが多く分泌していることを示しているのです。
卵胞ホルモン(エストロゲン)
女性らしい体をつくり、妊娠に備えて子宮内膜を厚くしたり、精子を通りやすくしたりします。産後に分泌する母乳をつくるために乳腺を発達させます。
黄体ホルモン(プロゲステロン)
受精卵が着床しやすいように、子宮内膜をふかふかにします。基礎体温を上昇させる、食欲を増進させる、乳腺を発育させるといった働きもあります。

妊娠超初期の15の症状

妊娠超初期にはどのような症状が出るのかご紹介します。

1.おりものの変化

妊娠の兆候として代表的。乳白色や薄い茶色で、量が増えたり、水っぽい状態になるのが特徴です。匂いも少ないです。
白くてポロポロだったり、匂いが強い場合は感染症の疑いがあります。

2.少量の出血

生理予定日前後に少量の出血があったら、「着床出家う」の可能性があります。
着床出血とは受精卵が子宮内膜にくっつく際に子宮壁が傷ついて起こるとされています。
着床出血の量や色などに目安はなく、「おりもの程度」から「いつもの生理くらいの出血量」まで差があり、色も、ピンク、茶、鮮血色など人それぞれ違います。

3.胸の張り・痛み

ホルモンが増えると、乳腺や乳管が発達するために胸が張ったり痛くなったりします。生理前にも見られる症状と似たような感じです。

4.おなかの張り、下腹部痛

腸の動きが弱くなるため、おなかが引っ張られるような張りや、シクシクするような痛みなどがあります。特に。下腹部に感じることも多いようです。

5.腰痛

妊娠すると、女性ホルモンの作用で、骨盤周辺の関節や靭帯が少しずつ緩くなります。そのため、骨盤が不安定になり、腰痛を引き起こす原因となります。

6.頭痛

こめかみのあたりがズキズキと痛む片頭痛が一般的です。妊娠の可能性があったら、頭痛薬に頼るのはやめましょう。

7.肌トラブル

ホルモンバランスが乱れると、肌トラブルが出る人も多いです。妊娠中は肌が敏感になるので、敏感肌用や保湿効果の高いスキンケア化粧品に変えましょう。

8.匂いに敏感になる

こちらもホルモンの影響で、においに敏感になることがあります。今まで大丈夫だったにおいが、突然苦手になるのはつわりの前段階となります。

9.頻尿、便秘、下痢

子宮が大きくなるにつれて膀胱を圧迫するため、頻繁に尿意を感じるようになります。
下痢より便秘の方が多いですが、それは腸の運動が鈍くなるためです。食物繊維を積極的に摂りましょう。

10.体がだるい、常に眠い

だるさや眠気を感じたときはできるだけ体を休めましょう。
風邪の症状とよく似ていますが、のどの腫れや熱がなければ妊娠初期症状かもしれません。

11.気持ちが不安定に

不安感などからから、気持ちが敏感になります

•イライラする
•わけもなく悲しくなる
•怒りっぽい
•誰にも会いたくない
•暴飲暴食

などがあったら、気分転換をしましょう。

12.胃のムカツキ

ホルモンの影響で胃腸の働きが弱くなり、胃のムカツキを感じることがあります。こう言う時もすぐに薬は飲まないようにしましょう。

13.熱っぽい

妊娠初期は、妊娠を維持しようとするホルモンの影響を受けて、体温が37度近い微熱を感じる方が多くなっています。基礎体温を付けている方はわかりやすいのですが、生理予定日後にも高温期が続き、体温が下がりません。このため、長く微熱が続いていると感じるようになります。

14.食欲に変化が出る

ホルモンによって胃腸の動きが抑制されて、消化不良を引き起こし、食欲不振となることがあります。一方で、食欲が止まらなくなることも。

15.めまいや立ちくらみがある

めまいやふらつき、立ちくらみは、ホルモンバランスの変化で自律神経が乱れて起こったり、脱水でも起こったりします。
すぐに座り込むか横になって休みましょう。

妊娠初期症状と生理前の症状、風邪は何が違う?

妊娠初期症状と生理前の症状は、とてもよく似ています。
先ほどご紹介した妊娠初期の症状で、腹痛や眠気、イライラなどは生理前にも当てはまるでしょう。

違うのは体温です。
生理が来る前の体温は高温ですが、生理予定日が訪れると低温期に入ります。妊娠している場合はそのまま高温期を保つのです。

また、微熱だと風邪かな? と思うこともあります。
のどの痛みや咳など風邪の症状があった時は妊娠でないことが多いですが、まずは病院を受診するようにしましょう。

妊娠したかも? と思ったら気をつけること

妊娠超初期~初期は、中枢神経(脳など)や心臓など、赤ちゃんの体の重要な器官が形成されていく大事な時期。この時期は気をつけるべきことがたくさんあります。
妊娠したいと思っている場合は、常にその可能性を考えて、すぐに薬を飲まないことが大切です。
ほかにも、飲酒や喫煙などは流産のリスクが高まったり、赤ちゃんの発育を妨げたりします。

たばこをやめる
お酒をやめる
カフェインを控える
激しい運動は控える
薬は医師に相談する
風邪やインフルエンザ、コロナなどの感染症に気をつける

まとめ

妊娠超初期は妊娠したかどうかの判定は難しいです。
妊娠を希望する人は、妊娠検査薬で反応がでるまで飲酒やタバコを控えるようにしましょう。
ただ、あまり不安に思ったりすることなく、リラックスして過ごせるといいですね。

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