スーパーやドラッグストアなど、いろいろな場所で見かける赤ちゃん用のお菓子。なかにはウエハースやボーロなど6~7ヶ月頃の月齢から食べられるのもあるけれど、「歯も生えていないのに、もう与えていいの?」と疑問に思う人も多いのでは?
そこで、赤ちゃんのおやつについてのアレコレをまとめてみました!
そもそも赤ちゃんにおやつは必要?
諸説ありますが、基本的には必要です。理由は大きく分けて3つあります。
その1:エネルギーの補給
赤ちゃんが成長するにつれ、食事の回数が3回へと進んでいきます。
赤ちゃんによっては食べムラがあったり、一度の食事で食べられる量が少なかったりと、発育などに必要なエネルギーが足りなくなることも。その足りない栄養を補うのが“おやつ”なんです。
大人がおやつを欲しがるのは「食べたいから」。でも、赤ちゃんにおやつが必要なのは「成長に必要だから」。この違い、大きいですよね。
“おやつ”=お菓子だけではなく、食事の“補食”として考えてみましょう。
離乳食完了後は栄養面を重視し、バナナをはじめとする果物や、サツマイモなどもオススメです!
その2:食べる楽しみを教えるチャンス!
生きとし生けるもの、食べなくては生きていけません。一生食べ続けるのだから、イヤイヤ食べるより、食べることに喜びを見出した方がいいですよね。そこで、赤ちゃん期の“おやつ”の出番です。
その3:運動機能発達のお手伝い
生後9〜11ヶ月頃になると手づかみで食べることを覚える時期。
自分の手でつかんだり、つまんだりして食べることで、運動能力の発達を促すことができるんです。
いつ頃からあげればいいの?
個人差があるため、ズバリいつから! と言い切るのは難しいのですが、目安としては1歳前後と言われています。
まずは離乳食が3回食になった段階で、様子を見ながらあげましょう。
あげる時間を決めておくのも一つの方法です。
そのとき、おやつばかりで離乳食をあまり食べなくなったら、いったんおやつはストップ! あくまでもおやつは“補食”で、離乳食が一番大事ですからね。
おやつとしてオススメのお菓子は?
お菓子を与えてみようかなと思うなら、初めての場合、“ベビー用おせんべい”がおすすめ。消化吸収がよく、赤ちゃんの唾液で溶ける口どけの良さがあります。
次いで“ボーロ”、“ベビー用のクッキー”や、“ウエハース”などなど。アレルギーに気をつけながらチョイスしていきましょう。
ピジョン 元気アップ CA 小魚せんべい & ひじきせんべい ×3点セット(4902508133739)
与えない方がいいおやつは?
ベビー用ではない、いわゆる普通に市販されているお菓子は避けましょう。これらに含まれる塩分や糖分、香辛料や添加物などは、赤ちゃんにとって体への負担が大きいからです。
もちろんチョコレートやグミ、アメなどは、もう少し大きくなってから。
まとめ
横になったり、おんぶの時だったりには食べさせないようにしましょう。また、赤ちゃんの唾液の量によっては、おやつをうまく溶かせない場合もあるので、ちゃんと食べ終わるまで温かく見守ってあげてくださいね。そして水分補給もお忘れなく。
その場合、ジュースではなく、白湯やお茶がおすすめです。食後に飲ませれば、お口の中をキレイに洗い流してくれる効果もあるため、おやつと水分はセットで取り入れたいですね。
また、市販のお菓子を与える際にはアレルギー成分の表示をよく確認してくださいね。