インフルエンザ予防にはヨーグルトやお茶などが有効ということは広く知られていますが、シナモンにも予防効果があることをご存知ですか?千葉大学はかねてからシナモンによるインフルエンザの予防効果について研究してきました。こちらでは千葉大学の研究結果をもとにシナモンの安全性とウィルスへの作用について解説します。
シナモンとは?
シナモンというと、コーヒーなどに入れるパウダー状のものを想像しますが、シナモンは木の樹皮をはぎ取って乾燥させた香辛料です。桂皮やニッケとも呼ばれ、昔から漢方薬として広く使われてきました。日本でも風邪や体調不良に効く葛根湯や養命酒などに含まれています。そもそもシナモンにはどのような効果があるのでしょうか?
シナモンの効果
アンチエイジング効果
シナモンには抗酸化作用や炎症を抑える作用がありますのでアンチエイジング効果を期待できます。シナモンに含まれるポリフェノールが活性酸素を取り除き、細胞の酸化を防いでくれます。またガンや動脈硬化などの加齢とともに起こる体の炎症を抑制する働きもあります。
コレステロール値や血糖値を下げる効果
シナモンには悪玉コレステロールに作用してコレステロール値を下げる働きがあり、動脈硬化や血栓などを予防することができます。また血糖値を下げる働きもあるので、糖尿病への効果が期待できます。
血行を良くする効果
シナモンには血液の流れをスムーズにし、血行をよくする働きがあります。血行がよくなることで全身に酸素や栄養が行きわたり健康維持や美容効果も。女性にありがちな冷え性の改善にもつながります。
シナモンはインフルエンザ予防に効果がある?
千葉大学ではシナモンがインフルエンザ予防に効果があるということを証明するために長年研究を続けてきました。その結果、シナモンに含まれる「シンナムアルデヒド」という成分が呼吸器官の細胞内においてインフルエンザウィルスの増殖を阻害することがわかりました。このシンナムアルデヒドはインフルエンザの型や種類に関係なく効果を発揮するということです。
シナモンを使ったインフルエンザの予防には内服よりも吸引の方が効果があるということです。そのため、千葉大学では製薬会社や研究所と共同でシナモンを配合したマスクの開発を進めてきました。
最新マスクの開発
千葉大学ではシナモンを使ったマスクの開発のために、予防に有効なシナモンの吸引量を計算し、マスクの材質を変えるなど試作を繰り返してきました。常温では液状であるシンナムアルデヒドを固体化することに成功し、マスクに配合することで継続的に吸引することが可能となりました。また肌にとって刺激にならないよう直接触れない作りになっています。シナモンは漢方薬なので安全性が高く、実験では人体への副作用などの報告もありませんでした。
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まとめ
シナモンの摂取は内服より吸引が効果的ということですが、お茶やサプリでも問題ありません。シナモンの味や香りを楽しみながらインフルエンザ予防できたら一石二鳥ですね。マスクにシナモンのアロマオイルを2~3滴たらして使うのも効果的!