世界がコロナウィルスで震撼する中、今度は中国で鳥インフルエンザのヒトへの感染が確認されました。現在日本国内で鳥インフルエンザの発生は確認されていませんが、鳥インフルエンザの現状や対策を確認しておくことは大事です。こちらでは鳥インフルエンザの症状や予防法についてご紹介します。とくに赤ちゃんや小さなお子さまのいるおうちでは心配ですね。

【最新】2020年2月1日中国湖南省で鳥インフルエンザが発生!
2003年以降、世界的に鳥インフルエンザによる死亡者が増加しています。1日、中国農業農村省は湖南省邵陽市の養鶏場で「H5N1型」鳥インフルエンザの感染によって4500羽が死んだと発表。その後、感染を受けて1万8000羽のニワトリが殺処分されました。中国やインドなどのアジア諸国では感染の拡大を阻止するべくニワトリの殺処分と卵の廃棄を実施しています。
鳥インフルエンザとは?
鳥インフルエンザとはトリに対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスのヒトへの感染症です。鳥インフルエンザは基本的にヒトに感染することはありませんが、鳥と濃厚な接触をすることで感染することも。鳥インフルエンザは日本では高病原性鳥インフルエンザ、低病原性鳥インフルエンザ、鳥インフルエンザの3つに分類されます。
鳥インフルエンザはどうやってヒトへ感染するの?
鳥インフルエンザウイルスは、養鶏場などで飼われている鶏やアヒル、野鳥の間で流行し大量死することがあります。基本的にはヒトへの感染性はないものの、排泄物や死体に触れたり、鳥の毛をむしるなど濃厚接触をするとヒトへ感染することがあります。
鳥インフルエンザの症状
ヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染すると、季節性のインフルエンザ同様に発熱や筋肉痛、関節痛などの症状が現れます。重症化する肺炎や臓器の機能不全を引き起こし死亡することもあります。

鳥インフルエンザの症状がでたらどうする?
鳥インフルエンザの診断では、季節性インフルエンザの診断キットを用いることはできません。正確に診断するためには、ウイルス分離、RT-PCR法など遺伝子検査を実施したり、抗体を測定することもあります。通常の医療施設では検査できませんので、行政を通して実施します。胸部レントゲンや血液検査を行うこともあります。
発生国からの帰国時に症状がある方や鳥インフルエンザの可能性のある方は検疫の職員に相談してください。また帰国後、症状がでた場合には鳥インフルエンザの発生地域に滞在していたことをあらかじめ伝えたうえで病院や保健所で受診してください。
鳥インフルエンザの治療法
鳥インフルエンザウイルス感染症では、病状に合わせて抗インフルエンザ薬や対症療法薬が投与されます。重症化を防ぐため、早期の治療が大事です。
鳥インフルエンザの予防法
鳥インフルエンザはおもに中国などアジア諸国で発生しこれまで450人の人が亡くなっています。感染した人の多くは、養鶏場や市場などで鳥と濃厚な接触をした人です。今のところ鳥インフルエンザの日本国内での発生は確認されておらず、日本で暮らす私たちへ感染する可能性は低いですが、中国から帰国した人と接触する場合には注意が必要です。
鳥インフルエンザの予防としては季節性のインフルエンザ同様、うがいや手洗いが有効です。とくに赤ちゃんのいるおうちでは万が一に備え、また新型肺炎や季節性インフルエンザを予防するという意味でも十分な対策をおすすめします。
鳥インフルエンザ予防におすすめグッズ
アルコールや薬剤、添加物を使っていないので、安心ですね。病院や施設などで使われている日本製の商品です。
耳ゴムも太くなったのでしめつけがなく、マスク嫌いの人でもつけるのが苦になりません。
アルコールが使われていないので、赤ちゃんやペットのいるご家庭でも安心して使えます。
感染に不可欠なウィルスの表面の突起を覆うので、ウィルスからのリスクが低減すると言われています。
まとめ
新型肺炎に続き、鳥インフルエンザ、、、赤ちゃんや小さなお子さまのいるおうちは心配ですよね。今できることはうがい手洗いを徹底し、大人が感染しないようにマスクを着用すること。収束するまでに時間がかかりそうですが、予防グッズなどを活用して家族の健康を守りましょう。


