妊婦や授乳中にもオススメ!コンビニでも買えるカフェインレス飲料

妊娠中や授乳中のママや、健康に配慮している方たちに優しい「カフェインレス飲料」。以前より街中で多く見かけるようになりましたが、最近ではコンビニでも気軽に買えるほど、ラインナップが増えています。
そこで、今回はコンビニでも買えるカフェインレス飲料をご紹介いたします。

そもそもカフェインってなに?

そもそもカフェインってなに?
コーヒー豆やカカオ豆、紅茶や緑茶の茶葉、エナジードリンクなどに含まれている成分の1つが「カフェイン」です。血管を拡張する作用があり、眠気覚ましや集中力UP、リラックス効果などがあると言われています。また、鎮痛作用もあるため、医薬品にも使われていたり、片頭痛の際に飲まれたりと、効果の範囲は実に様々。

その反面、胃への負担や不眠などの副作用が現れることも。そしてカフェインは依存性があり、不安感や動悸など心身に影響をきたすため、摂りすぎないように注意が必要です。

なお、欧州食品安全機関(EFSA)は、健康のためにはカフェインの摂取量を1日につき400mg未満に抑えた方が良いとの発表をしています。しかし、妊婦にいたってはこれに当てはまりません。どうしてもカフェイン飲料を飲みたい場合は、1日100mg以内に抑えるのが良いでしょう。

一般的な飲み物に含まれているカフェイン含有量

それでは、コーヒーや紅茶など、普段口にすることが多い飲み物のカフェイン含有量をみてみましょう。やはりコーヒーのカフェイン含有量が多いのが目立ちますよね。体に優しそうな煎茶にさえもカフェインが含まれているので、妊婦さんは気をつけて!

  • コーヒー・・・・100~150mg/杯
  • インスタントコーヒー・・・・90mg/杯
  • 紅茶・・・・75mg/杯
  • インスタント紅茶・・・・30mg/杯
  • コーラ・・・・40~60mg/瓶
  • ココア・・・・10~20mg/杯
  • 煎茶、ウーロン茶・・・・40~50mg/杯
  • 麦茶・・・・0mg

ペットボトル飲料に含まれているカフェイン含有量

続いてはこちら。コンビニなどで買えるペットボトル飲料に含まれているカフェイン含有量です。ペットボトルは蓋も閉められ、持ち運びに便利だからよく購入する人も多いのでは?こうして見ると、飲み物によっては結構な量のカフェインを含んでいることがわかります。

内容量500mLに対してのカフェイン含有量

  • (サッポロ)がぶ飲みミルクコーヒー・・・230mg
  • (サントリー)ボス とろけるカフェオレ・・・200mg
  • (サントリー)贅沢ロイヤルミルクティー・・・100mg
  • (サントリー)リプトンリモーネ・・・50mg
  • (サントリー)ペプシコーラ・・・50mg
  • (伊藤園)お〜いお茶・・・60mg
  • (伊藤園)お〜いお茶 濃い味・・・105mg
  • (サントリー)伊右衛門・・・50mg
  • (ダイドー)ジャスミンティー・・・65mg
  • (サントリー)烏龍茶・・・100mg

どうして妊婦にカフェインはダメなの?

妊娠中は、妊婦自身がカフェインを分解して排泄する機能が落ちてしまいます。特に妊娠後期になるにつれ代謝速度が弱まっていくので、妊婦がカフェインを摂取すると下記のような流れを経て、胎児に影響を与えてしまうことに。

カフェインが妊婦の体内にしばらく残る

胎盤を通じて胎児の体内にも同量・同濃度のカフェインが入ってしまう

低体重や成長が未熟になってしまう可能性が高まる

胎児は内臓器官が不完全なため、カフェインの分解・排泄ができません。妊婦がカフェインを摂取した量と同じ量を小さな体でそのまま受け止めることになるので、その負担は相当なもの。

また、妊婦がカフェインを1日100mg以上摂取すると、早産や発達障害になる可能性が1.2倍に、200mgだと1.4倍、300mgでは1.5倍となるとされ、非常に危険だということを頭に入れておきましょう。

授乳中もカフェインはダメなの?

出産後であっても、母乳の場合はカフェインに気をつけないといけません。摂取したカフェインの1%前後が母乳に入ってしまうため、その母乳を飲んだ赤ちゃんの体内にもカフェインが吸収されてしまいます。たかが1%前後と思っても、赤ちゃんはカフェインに対して非常に敏感です。
ママがカフェインを摂取して、もしも赤ちゃんに以下のような症状が見られたら、カフェインの摂りすぎの疑いが高いでしょう。早急に摂取を控え、医師に相談をすることをオススメします。

カフェインによる赤ちゃんの症状

  • 興奮して落ち着きがなくなる
  • 夜になっても寝なくなる
  • 泣く回数が多くなる


以上のことから、カフェインが胎児や授乳中の赤ちゃん、そしてママにとっても大きな影響を与えることがおわかりになりましたでしょうか?

カフェインレス飲料のメリット

そこで注目をしたいのがカフェインレス飲料です。「カフェインレス」というのはカフェインを完全にゼロ化しているわけではなく、約3%残っています。とはいえ、約97%は除去されているため、カフェインを心配する値ではないとされています。
それでは飲み物をカフェインレスに変えることによって、どのようなメリットが期待できるのでしょうか。

カフェインレス飲料にするメリット

  • 胃もたれ・片頭痛・冷え性の改善
  • 睡眠の質が向上
  • イライラがなくなる
  • カフェイン切れのだるさがなくなる

などなど、カフェインレス飲料は、カフェイン摂取によるデメリットの改善効果が高いとされています。ただし、カフェインならではの覚醒作用が抜けているため、飲んだらシャキッ!ということはありません。穏やかにやさしくリラックスに誘うのがカフェインレス飲料なのです。

コンビニでも買えるカフェインレス飲料7選

ではいよいよ、コンビニでも買えるカフェインレス飲料のご紹介です。「カフェインレスって味が劣るんじゃない?」なんて心配は無用!どれも美味しさのクオリティが高く、カフェインレスと言われなければ気づかないのではないでしょうか。

今後もラインナップが増えていくかと思いますが、まずはこの中からお気に入りの1杯を見つけてみてはいかがでしょうか?

ローソン MACHI caféカフェインレスシリーズ

ローソン MACHI caféカフェインレスシリーズ

公式サイト

2017年5月に登場したローソンのカフェインレスシリーズは嬉しい4種類!コロンビア産のアラビカ豆を100%使用し、カフェインを97%以上カットした「コーヒー」「アイスコーヒー」、「カフェラテ」「アイスカフェラテ」の中からお好きなものを選べます。
ちなみにローソンのロゴに描かれているのは何だか分かりますか?そう、牛乳ですよね。かつてローソンは牛乳屋さんだったため、カフェラテに入っているミルクが美味しいと評判です。

マウントレーニア カフェラッテ デカフェ

公式サイト

チルドカップ飲料のパイオニア、「マウントレーニア」から2017年10月、待望のカフェインレス飲料が発売されました。こちらの商品はブラジル政府公認の資格、「コーヒー鑑定士」が厳選したコーヒー豆をブレンドしているのだそう。カフェインを97%カットするだけではなく、カロリーも30%カット!

ブレンディ デカフェオレ

ブレンディ デカフェオレ

公式サイト

厳選されたアラビカ種のみを使用して、カフェインを97%カットしたカフェインレスのカフェオレです。コーヒー本来の美味しさを味わえる製法により、カフェインレスでも本格的な風味が広がります。コンビニ限定販売なので、見かけたら手にとってみてはいかがでしょうか。

ジョージア やさしいカフェオレ

カフェインレス&カロリーオフというやさしさにこだわったカフェオレです。粉乳ではなく、国産牛乳を100%使用しているため、やさしい味わいに仕上がっています。苦味が少なく、気になるカロリーも1本あたり98kcalだから、色々なシーンで気兼ねなく飲めるのではないでしょうか。

キッコーマン 豆乳飲料 カロリーオフ麦芽コーヒー

公式サイト

大人気、豆乳飲料シリーズにもカフェインレスが加わりました。こちらは従来の麦芽コーヒーと比べ、45%もカロリーが抑えられているからサッパリした飲み心地。子供も大人も飲みやすいのが特徴です。しかも豆乳だから、大豆イソフラボンも同時に摂取できるのが嬉しいですよね。

キリン 午後の紅茶 こだわり素材のヘルシーミルクティー

公式サイト

おなじみ、午後の紅茶シリーズから発売されているのは、何とカフェインゼロのミルクティー。北海道産の生クリームとウバ茶がバランスよく溶け合って、やさしく香ります。ふわっと甘いミルクティーなので、疲れたときに飲めばリラックスできそうですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。コンビニによって取り扱いのある商品が様々なので、コンビニを見つけたら、そこにどんなカフェインレス飲料があるのかをチェックしてみるのも楽しそうです。
これからはカフェインレス飲料を生活に取り入れて、リラックスしながら子育てをしていけたらいいですよね。

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