沖縄に6年前に移住した私は、当時、お腹の大きい臨月妊婦でした。東京生まれ東京育ちの私が沖縄で、しかも頼れる友達親戚皆無、夫は平日休みで深夜帰り、という状況で初めての子育てをすることになったのです。今では自分一人で二人の子供を連れて、なんでも出来るようになりましたが。
さて、「沖縄旅行をしたいけれど、子連れだとホテルのビーチやプールで遊ぶのが楽かも」と思っているママ&パパもいらっしゃると思います。ホテルのプールやビーチ、それはそれで魅力的で楽しいです。でも、お金をかけずにもっと綺麗なビーチで遊ぶこともできます! ただでさえお金がかかる家族旅行は、ホテルライフだけではなく、ちょっと車を出して別の場所でも遊んでみませんか?
今回は沖縄在住の私が、子供連れでも楽しめる「ぜったい思い出に残る、極上の沖縄旅行」をご紹介いたします。
楽しめて満足できる沖縄の海 おすすめ7選
さて、子連れでも行けるお勧めのビーチをご紹介します。
1.『瀬底ビーチ』(全ての人にお勧め)
沖縄自動車道を終点の許田インターで降り、沖縄美ら海水族館へ向かう海沿いの道を走っている途中に、橋で渡れる島が見えます。それが瀬底島(せそこじま)。瀬底大橋と反対の場所にあるビーチです。
シュノーケル可能で、魚ウヨウヨ。クラゲネットもあるので安心です。ちなみに、瀬底島にある『りんごカフェ』は、かなりお勧めです。
駐車場 | 有(有料) |
---|---|
シャワー | 有(有料) |
監視員 | 有 |
シュノーケル | 可能 |
パラソル&チェア | 有(有料) |
クラゲネット | 有 |
売店 | 有 |
2.『屋我地ビーチ』(家族連れにお勧め)
屋我地島(やがじしま)のキャンプ場内のビーチです。干潮時には向かいにある無人島まで歩けるので、貴重な体験が出来ます。シーカヤックのレンタルもしているので、カヤックでのんびり海を楽しむことも可能。バンガローもあり、夜は満点の星空! 宿泊もお勧めです。
駐車場 | 有(有料 他入場料あり) |
---|---|
シャワー | 有(有料) |
監視員 | 不明 |
シュノーケル | 可能 |
パラソル&チェア | 無 |
クラゲネット | 無 |
売店 | 有 |
3.『エメラルドビーチ』(安心したい人にお勧め)
沖縄美ら海水族館のある、海洋博公園敷地内のビーチです。ここはシャワー完備、監視員完備、売店あり、日よけの屋根あり、と、なんでも揃っています。クラゲネットもあり安心ですが、干潮時は泳げる海がかなり狭くなるので、満潮を狙って行くといいかもしれません。海に飽きたらシャワーを浴びて水族館へ、などと1日遊べる優れ場所です。
ビーチの駐車場から公園内各所へシャトルバスで移動出来ますので、車でまた移動など面倒なことはしないで大丈夫です。ただし、魚は少なめです。
駐車場 | 有(無料) |
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シャワー | 有(有料) |
監視員 | 有 |
シュノーケル | 不可(←ゴーグルならOK!) |
パラソル&チェア | 無 |
クラゲネット | 有 |
売店 | 有 |
4.『21世紀の森公園』(海メインではない人にお勧め)
公園内にはビーチもあり、シャワーあり、芝生あり、バーベキュー場あり(要事前予約)、児童館あり、日ハムの練習場あり、となんでも揃う市民の憩いの公園です。ビーチ目的でなくとも、芝生でお弁当を食べてピクニック、なども可、ペット連れでしたら芝生で駆け回ることも出来ます。ただ、海に入らないのであれば夏場は暑過ぎるので春や冬の方が快適に過ごせます。
そして、市民憩いの場なので、もし泳ぐのであれば大人はビキニは避けましょう。(沖縄の人は洋服のまま泳ぐので)
サンセットがとても綺麗な場所なので、夕方から遊びに来てのんびりサンセットまで過ごす、というのが夏は快適です。
駐車場 | 有(無料) |
---|---|
シャワー | 有(有料) |
監視員 | 有(ビーチのみ) |
シュノーケル | 不可(←ゴーグルならOK!) |
パラソル&チェア | 無 |
クラゲネット | 有 |
売店 | 無 |
5.『名護市東江ビーチ』(サンセットにお勧め)
名護(なご)のブルーシールの裏のビーチです。ここ、かなり穴場です。魚は少ないのでシュノーケルには向いていませんが、天気のいい日の透明度は抜群。また、サンセットが最高です。時期によっては目の前に陽が落ちます。17時ごろの涼しくなった時間からビーチ遊び、そのままサンセットを海で楽しむ、という過ごし方がかなりお勧めの場所です。
駐車場 | 無 |
---|---|
シャワー | 無 |
監視員 | 無 |
シュノーケル | 不向き |
パラソル&チェア | 無 |
クラゲネット | 無 |
売店 | 無 |
6.『古宇利トケイ浜、ピース浜』(干潮時にお勧め)
古宇利大橋とハートロックで一躍人気となった古宇利島(こうりじま)。そこの穴場ビーチがこの2つ、トケイ浜とピース浜です。二つは隣接しているのですが、ピース浜はより穴場。干潮時にはイノーと呼ばれる天然プールが出てくるので、干潮時を狙って来るのもお勧め。その辺にウヨウヨ魚が泳いでいるので足だけ浸かっていても十分楽しめます。イノーでチャプチャプ出来るので、赤ちゃんでも楽しめます。イノーの他にもここには楽しい秘密が。それは訪れた人の特権情報なので、ぜひ足を運んで地元の人に聞いてみてください。そして、帰りは古宇利オーシャンタワーで涼んで休憩しましょう!
駐車場 | 有(有料) |
---|---|
シャワー | 有(有料) |
監視員 | 無 |
シュノーケル | 可能 |
パラソル&チェア | 無 |
クラゲネット | 無 |
売店 | 無 |
7.『今帰仁村長浜ビーチ』(とにかく綺麗な海が好き派にお勧め)
本部半島北側に位置する今帰仁村(なきじんそん)のビーチは、とにかく綺麗! 手つかずの天然ビーチが多く、数々のCMやドラマや映画の撮影に使われています。その中でも長浜ビーチは別名白浜ビーチと呼ばれているほど、砂が白いです! そして天然ビーチには珍しく、ロングビーチです。本当に綺麗なビーチなのですが、ビーチ以外は何もなく、周りは集落や畑なので、地元の方へお邪魔します、という感覚で入ってください。紫外線避けは木陰のみなので上級者向けにも思えますが、うちの子供達は1歳の頃からここのビーチで遊んでいます。2時間程度の短時間であれば、何もないビーチが初めてでも楽しめると思います。
なお、行く際には近くの売店等で地元の人に車を置けるポイントなどアドバイスをもらうようにしましょう。そのお礼に、お買い物をお忘れなく!
海に行くときの必需品をチェック
沖縄のビーチは、いわゆる『海の家』がありません。
子供がお腹空いたーと騒げば着替えて海遊びは終了! となってしまいます。
また、紫外線も強いのであっという間にいろいろなものがダメになってしまいます。
下記は私たちが海へ行く時に必ず持って行くものです。ご参考にしてください。
スーパーで買ってもいいですが、もったいないので出来れば家から持って来ましょう。
これがないと1時間でおにぎり、ベチョベチョに腐ります。私も経験あります。
小さい保冷剤だけだとダメ。大きい板状の保冷剤で!
スーパーやお弁当屋でおにぎり、干し芋、唐揚げなどを購入しましょう。
沖縄にはお弁当屋がちょこちょこあります。ジューシーおにぎり100円、唐揚げ200円等で販売しているので、ぜひ覗いてみてください。
ファーマーズマーケットには野菜が沢山売っているので、胡瓜と塩を買って、行く途中の車の中で塩揉みしてお腹空いたら食べる、という技もおすすめ。フルーツもその場で食べられるので常備しましょう。
水を大量に。余ったら帰りの足洗いに使えます。本当に喉が乾いた時は水が一番です。
出来れば、スポーツドリンクの砂糖が大量に入ったものは避けてくださいね。
塩分は先ほどの”塩揉み胡瓜”などで補給しましょう。
コンビニで売っている凍っているお茶や水は完売している事が多いです。見つけたら即購入しておきましょう。
これらは必須です。お子様はなおさら必須。水着だけで泳いではダメです。海で泳いでいると暑さに気がつかないことが多いですが、本当に本当に危険です。必ず着用してください。
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沖縄のビーチサンダルです。スーパーで500円以内で買えます。沖縄にきたら、足元は島ぞうりで十分。靴なんて履いたら汗と海水でベチャベチャになってしまいますので、ぞうりで過ごしましょう。
監視員のいるビーチでは、シュノーケル禁止の事が多いです。ですので、ゴーグルを持って行きましょう。
出来れば、1,000円程度のウォータータンクを買ってホテル等で水を入れて持ち歩きましょう。これあると便利です。薬局やスーパーで買えます。
敷いても良し、拭いても良し、の優れもの。
100円ショップで売っているようなもので十分。魚を追いかけましょう
こう書くと結構ありますね。けど全て大事なものですのでお忘れなきよう!
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沖縄は日本のリゾート地
美しい自然をどんどん広めて観光客を増やして、観光産業で収入を得たらいいのに。
なんでこんな綺麗な場所、もっと宣伝しないんだろう。
なんでビーチに海の家を建てたりしないんだろ。
なんでもっとカフェを増やさないんだろう。
移住したての頃、そんな疑問を抱いていました。
しかし、移住して6年が経過し、そうして来た沖縄の人の気持ちが分かるようになってきました。
だって人々はそこに住んで生活しているんだから。
大人たちはかつて子供の頃、近所の美しい海に気軽に出掛けて泳いだり魚を獲ったりビーチで砂遊びしたり。公園のような感覚で遊んでいました。
そこに観光客が溢れてしまうと気軽に遊び難くなる。
だから、観光開発される場所と、県民が遊ぶ場所は別がいい。
『秘境』と呼ばれる場所はたいてい”県民が大切にしている場所”です。
そこは、美しい自然が望める場所、という事だけではなく、神聖な場所でもあったりします。
観光地化されていない、地元の人が多くいる場所、または全く人が居ない場所に訪れる際には『お邪魔します』『お邪魔しました』という気持ちを持って頂きたいなと思います。
美しい自然を守っているのは、その土地の人。
その場所は、地元の人の憩いの場所かもしれない、神聖な場所かもしれない。
そんな思いを持って訪れてほしいなと思います。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。ホテルだけでなく、楽しめる海、結構ありますよね。干潮、満潮、サンセット、などと目的と時間と環境により遊ぶ場所を選ぶ、というのが沖縄ステイを楽しむポイントです。また、有料区域以外は基本的にビーチを営利目的としていないのですが、綺麗な海へのお礼として近くの売店などでお買い物をすることもお忘れなく!(地元の人がその海を清掃し、守っているのです)