ミネラルや食物繊維などの栄養がふくまれている「ひじき」。おかゆやハンバーグなどにまぜ、赤ちゃんの離乳食に取り入れたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、いつから食べさせていいのか知っていますか? また、気をつけなければいけないこともあります。今回は、ひじきの離乳食への取り入れ方やレシピをご紹介します!
赤ちゃんにひじきをあげるのは離乳食後期
ひじきにはカルシウムやマグネシウム、鉄やカリウムが含まれるなど、食材としてはとても栄養が豊富です。
しかし、消化があまりよくありません。
したがって、ひじきを赤ちゃんにあげるのは離乳食後期、つまり9ヶ月〜11ヶ月あたりから始めるのが目安です。
ちょうど中期を超えたこの頃は、もともと持っていた鉄分が不足してくる頃でもありますので、ひじきを利用して栄養を補給してあげましょう。
ひじきを食べさせるのはどのくらい?
健康にいいからといってあげすぎてはいけません。
ひじきは食物繊維が多いわりに、消化もしにくいので、全体を通して少量にとどめておくほうがよさそうです。
目安としては、乾燥ひじきであれば小さじ1杯程度、生ひじきや戻したひじきならひとつまみ程度がいいでしょう。
さらに、朝昼晩のごはん3食とも取り入れるのではなく、1日1食にとどめておきましょう。
一週間という単位で考えたときは、3〜4日程度使って、様子をみるようにしてください。
どのひじきがいいの?
「ひじき」といっても、いろいろな種類があります。
茎の部分を使用
- 長ひじき
- 茎ひじき
- 糸ひじき
芽や葉の部分を使用
- 芽ひじき
- 姫ひじき
- 米ひじき
赤ちゃんに食べさせるのであれば、大きいものではなく、芽や葉の部分を使ったひじきにすると、やわらかくて食べやすいです。
ひじきを食べさせるときの3つの注意点
離乳食後期や完了期になって、ひじきを与える時の注意点をご紹介します。
しっかり下ごしらえをする
ひじきには「無機ヒ素」という有害物質が含まれています。日本人が普通に食べてきた量であれば中毒を心配する必要はありません。
ただ、それは大人の話で、赤ちゃんに対する影響は発表されていないので、下ごしらえをしっかりするように気をつけましょう。
細かく刻む
消化に悪いこともあるため、細かく刻んで柔らかく調理をするようにしましょう。
ごはんに混ぜる場合はとろみなどをつけてあげるといいです。
初めての時はアレルギーに注意
海藻類はアレルギーが起こりにくいですが、可能性はゼロではありません。
わかめや海苔、昆布なども同じような成分を含んでいるので、口のまわりのかゆみがないか、下痢や腹痛、発疹が出ていないかなど、初めて食べさせる時は少量にしてアレルギーがないかどうか確認しましょう。
ひじきの離乳食レシピ
材 料(1~人分)
- 乾燥ひじき・・・乾燥時小1
- 冷凍いんげん・・・2本
- 人参・・・1/10本
- ベビー用和風だし・・・3g
- 水・・・150ml
- 醤油・・・小1/2
- ベビー用とろみ粉・・・2g
- ※玉ねぎ(お好みで)・・・1/10個
まとめ
栄養は豊富だけれど、消化に悪いということもあるので、離乳食の進み具合や赤ちゃんが食べにくそうにしていないかなど様子を見ながら、それぞれに合わせて取り入れていきましょう。
栄養豊富なひじきを取り入れ、栄養バランスの良い食事を心がけたいですね。