危険!? 子供の「浮き指」が増えている!!対策方法とおすすめシューズ

実は近年、急激に浮き指になっている子供が増えているんです。浮き指になるとしっかり立っていられない、痛みや身体への不調が出ることもあると言われているので気になりますよね。

2015年に東京都で調査された結果では子供の8割に浮き指が見られました。10年前の調査結果と比べると倍以上に増えていて、特に近年問題視されている事柄でもあります。

そもそも浮指とは何なのか、何が原因で起きるのか、どうして近年増えてきてしまっているのかといった浮指に関する情報をまとめてご紹介します。

浮き指になることでどういった影響が起きてしまうのか、自分の子供は大丈夫なのか気になるという方はチェックしておきましょう!

浮き指とは?

浮き指とは?
浮き指とは、足の指がしっかり地面についていない状態のこと。足の親指を甲の方に向けて強くぐっと押してみましょう。親指が90度以上曲がってしまう・反るという場合は浮き指になっていると判断できます。

浮き指そのものは病気でも何でもないのですが、浮き指になっていると色々な不調や問題が起きる可能性が高くなってしまいます。子供の場合は以下のようなことが考えられます。

・体が安定しにくくなり、転倒しやすくなる
・足の成長途中なので変形してしまう可能性が高い
・身体が安定しないことが猫背に繋がる可能性が高い
・大人になって足の変形や痛みが出ることがある

大人になると浮き指は膝や腰、首の痛みや自律神経の異常やうつ状態につながることもあると言われています。治せるのであれば子供のうちからしっかり改善させておきたいですね。

浮き指になる原因とは?

浮き指になる原因にはいろいろなことがありますが、近年急激に浮き指になる子供たちが増えているのには主に「足の指を使う機会が減った」ことが原因だと言われています。

外で走り回って遊ぶ機会は年々減ってきています。ゲームの普及などはもちろん、最近は子供たちが安心して走り回って遊べる場所も少なくなってしまっていますよね。こういった背景により子供たちは足の指を鍛える機会をなくしてしまい、結果的に浮き指になりやすくなっているんです。

実際の調査データでも最近の子供が足の指を使わなくなっているということが解っています。1980年ごろの子供の平均歩数は1日2万7000歩でしたが、2011年では1万1000歩。半分以上も減ってしまっています。

昔は所かまわず裸足で駆け回る子供もいましたが、今は裸足で遊ぶということもほとんどありませんよね。

このように、色々な面で足の指を使う機会が減ってしまったことが、浮き指の子供たちが急増している大きな1つの原因となっています。

浮き指にはどんな対策方法がいいの?

浮き指を改善するにはどのような方法がいいのか、その方法についてご紹介します!うちの子もしかしたら浮き指かも…。と思っているママはもちろん、これから浮き指にならないようにちゃんと対策しておきたいという方もチェックしておいてくださいね。

足指を鍛える

実際に子供たちを調査して浮き指が多かったというとある小学校では、毎朝片足立ちやつま先立ちをして足指を鍛えるという体操を行っています。このように日常の中で足指を鍛える習慣をつけられれば、浮き指対策ができます。

浮き指対策に効果的な靴を履く

靴も浮き指には大きく影響します。足に合わない靴を履くと浮き指になりやすくなってしまうんです。

ちゃんとぴったりの靴を履くということはもちろん、浮き指になりにくい靴を選ぶことも大切です。最近では浮き指対策が出来るように自然に足指が鍛えられるよう作られたキッズシューズが注目されています。

中でも以下の靴は浮き指対策にオススメです!

1.瞬足 足育シリーズ

参考価格 2,491円(税抜)

大人気の定番シューズ瞬足。その瞬足が順天堂大学と共同開発して作ったのが「正しい歩行が自然と身につく靴・足育シリーズ」です。浮き指はもちろん、そのほかの外反母趾などの足の異常の対策に役立ちます。打ち履きにも外履きにも使えるのでオススメです。

レビュー

「瞬足のそくいく」というシリーズだけあって、足の形に合ったデザインやかかとのループ等履きさすさが追及されていました。

2.ミズノ キッズシューズ ランキッズⅢ

参考価格 2,668円(税込)~

ミズノのキッズシューズはお医者さんと一緒に共同開発。本来ははだしでの生活を続けることが理想的であるという考え方から、フィット感や曲がりやすさなど子供専用の設計になっています。インソールにも様々な工夫があり足指がしっかり使えて姿勢・歩き方が良くなるように作られています。

レビュー

甲高で足の幅が広い娘の足にあった靴がなかなか見つからず、いつも、靴選びには苦労していました。こちらの靴は、足にぴったりフィットし、娘も大喜び!! 運動会も早く走れて満足していました。

3.IFME ベーシックタイプ

参考価格 2,700円(税込)

イフミーのシューズの最大の特徴はインソールにくぼみがあるということ。足指が自由に動かせるように2つのくぼみつをつけているので正しい姿勢でしっかりした歩行ができます。その他にも様々な工夫が施されていて子供の足をしっかりサポート。履かせやすくてフィットしやすいという点も魅力的です。ファーストシューズに選ぶ方も多いです。

レビュー

こちらの商品は、甲高でも大丈夫!全面メッシュで軽くて、蒸れない!
爪先が広く指で踏ん張れるので、息子にはあってる様子です。
また履き口がガバッと開いて履かせやすく、反射テープが夜に光って、かつ安い!これ以上ないです。

遊びながらできる浮き指対策

足にフィットして、足指をしっかり動かせるシューズを買ったからと言って安心してはいけません…。大切なのは、足指を鍛えられる環境を作ること!

といっても難しいことをする必要はないんです。ちょっと歩く時間を増やすだけでOK。遊びながら対策が出来るので具体的な例をチェックしておきましょう。

お散歩

ちょっとそこまでお買い物…というときなどに子供を連れて歩いて移動してみてはいかがですか?いつも自転車や車を使って移動している、という方も少し意識的に歩く習慣をつけてみましょう。子供の浮き指対策としてはもちろん、大人の運動具不足解消にも役立ちそうですね。

公園遊び

できれば広い、走り回れる公園に出かけてみましょう。子供の多くは走り回って遊ぶのが好きなので、広い公園に行けば自然と走って遊んでくれるはず…!忙しいとなかなか連れて行くことができない…という方も多いと思いますが、休日には少し時間を取ってあげたいものですね。

足で物を拾う

お行儀が悪いので普段はNGですが、足の指を使ってモノを拾うのも運動になります。遊びの延長としてタオルを落として子供の足の指で拾ってもらうのを繰り返す…。というのもいいかもしれませんね。

足指じゃんけん

足の指をすべて内側に折ってグー・両足の親指だけを立たせてチョキ・全部の指を大きく開くようにしてパー。

この3つの動きを使って足の指でじゃんけんするという運動方法があります。本来はグーパー・グーパーと動かすことで足指を鍛えますが、子供にさせるなら実際にじゃんけんをしてゲーム性を持たせると進んでやってくれる可能性が高くなりますよ!

まとめ

浮き指を放っておくと姿勢が悪くなることはもちろん、最悪足の変形にもつながってしまいかねません。どうしても足指を鍛える機会は年齢を重ねるごとに減ってしまいますが、少し意識すれば変えることができます。

きちんと足のサイズに合っていて足指を鍛えられるシューズを選び、しっかり運動を行うことを心がけて足指の浮き指対策をしていきましょう!

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