幼児の死亡事故が相次いでいるとして、使用中止が呼びかけられリコールも発表されたベビーベッド。ベビーグッズには使い方を誤ると、赤ちゃんを危険な目に遭わせてしまうことが多くあります。
今回は、ベビーベッドやバウンサー、ハイローベッドなど、赤ちゃんを「寝かせておく」ものの危険性についてご紹介します。
ベビーグッズの危険性
赤ちゃんのグッズは販売許可がおりているからといって、すべてのものにおいて安全性が高いというわけではありません。
今回のニュースもそうですが、使い方を誤るとけがや死亡事故が起こってしまいます。
一度大丈夫だったからといって、次の安全で安心とは限りません。
使い方や決まりをしっかり守って、赤ちゃんを危険な目に遭わせないように確認をしておきましょう。
ベビーベッドの危険性とは
いわゆる柵に囲まれたベビーベッドにも危険はあります。
大人と添い寝するよりは危険性は少ないものの、ゆるみがないか、使い方が間違っていないかなどチェックしましょう。
柵が動くタイプ
柵が落ちると赤ちゃんが挟まってしまい、締め付けられたり窒息したりする危険性があります。
ベビーガード
ベビーベッド用のベビーガードは体や頭をぶつけても大丈夫なようにすることが目的ですが、窒息する危険性もあります。また、乳幼児突然死症候群と関連しているとして、アメリカ小児科学会ではベビーガードを使わないように呼びかけています。
毛布やブランケット
これは使わないわけにはいきませんが、毛布にからまるなどして窒息してしまった例がたくさんあげられています。パジャマの上からスリーパーを着せ、かけ布団は軽く、巻きつかないものにするといいでしょう。
ぬいぐるみなどはおかない
これも窒息の可能性があるからです。
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ベビーバウンサーの危険性は?
アメリカで回収されたベビーベッドは、ゆりかご状の布製の寝台がスタンドで支えられ、ゆらゆら揺れる構造になっていました。とてもバウンサーに形が似ています。
今回のニュースは、メーカーでは使用の際に、「乳児をベルトで固定する」「使用時期は寝返りを打つまで」と指定をしていたそうですが、ベルトで固定せず、赤ちゃんが寝返りをしてしまったため、窒息死してしまいました。
つまり、ベッドそのものが原因というよりは、使い方の誤りですね。
ここではバウンサーの使い方に潜む危険性をご紹介します。
揺らし過ぎない
特に新生児の時は、首もすわっていないし、頭の骨も閉じ切っていないので注意しましょう。
長く寝かさない
血行が悪くなったり、体の負担になったりするので、目の届くところで少しだけ使うように気をつけたほうがよいです。
固定ベルトを締める
動くようになるとバウンサーごとひっくり帰る可能性もあるので、動きたいという欲求を妨げないようにしましょう。
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ハイローベッド&ハイローチェアの危険性は?
バウンサーよりも、ベッドに近いので長時間寝かせてしまうという方も多いようです。
間違った使い方をすると、思わぬ事故につながることもあるとメーカーも呼びかけていますので、注意事項をしっかりと確認しておきましょう。
シートベルトはしっかりしめる
肩ベルト、腰ベルト、股ベルトは外して使わないようにしましょう。面倒だからといっておろそかにすると危険です。
目の届く場所に置く
シートベルトをしているからといって、何が起こるかわかりません。
上から物が落ちてこないかどうかなども確認しましょう。
乗せたまま、高さ調節や移動をしない
赤ちゃんにも大人にも危険がふりかかることがあります。
スウィングロックをかけておく
使うとき以外は必ずロックをしておかないと、手足を挟む恐れがあります。
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まとめ
今回は赤ちゃんを「寝かせる」ものに限って、その危険性についてご紹介しました。
安全そうに見えるベビーグッズでも、思わぬ事故につながることも多くあります。
使う前には正しい使い方を確認し、慣れても細心の注意を払うように気をつけましょう。