花粉症に効く!とテレビで紹介され話題の“じゃばら”。名前は聞いたことあるけど、本当に効果があるのか、どうやって使用するものなのか味や副作用は?など・・・気になっている人も多いのではないでしょうか。
花粉症に効果があるといわれている「じゃばら」について、気になる情報を様々な視点で調べてみました。
じゃばらって何?
じゃばらとは、和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)北山村で栽培されている柑橘類の一種です。この地域でしか自生していなかったことから、「幻の果物」とも呼ばれているんです。
柑橘類の中でも、強い酸味と苦味のある独特な味を持つ果実で、昔から北山村では秋刀魚寿司や昆布巻きなどの正月料理の食酢として使用されてきました。
じゃばらが花粉症対策にいい!と話題になったのは、「花粉症に効く果物」とお取り寄せ購入を毎年している人の言葉が発端となり、それと同様の口コミも多数あったことがきっかけです。
また、じゃばらの効果はテレビでも放送され、一気に花粉症対策に効果的な果物として話題を集めたのです。そんなじゃばらは、花粉症にどんな効果があるのでしょうか。
じゃばらに含まれる成分が花粉症にすごい効果を発揮!
じゃばらにはフラボノイドのひとつである「ナリルチン」が豊富に含まれています。この成分は柑橘類に含まれる成分として知られていますが、他の果物よりもはるかに含まれる量が多いんです。柑橘類に含まれる量の差がこちらです。
- 温州みかん:4.6mg
- すだち:16mg
- イヨカン:224mg
- じゃばら:882.2mg
ナリルチンの量は柑橘類の中でもダントツで多いんです。じゃばら1個でみかん191個分のナリルチンが含まれています。
くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを発症させる花粉症は、体内に花粉が侵入するとアレルギーを引き起こすヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が肥満細胞から放出されることが原因です。
じゃばらに含まれるナリルチンは、このヒスタミンの分泌を抑えたり体内でアレルギー物質が作られなくする、抗ヒスタミン作用があります。
この効果は臨床試験で実証済み!
じゃばらの効果は岐阜大学医学部の教授たちによって、「スギ花粉症の症状とQOL(※)に対する「北山村のじゃばら」果汁の効果」が学会で発表されました。
この研究では花粉症患者15名を対象に、じゃばら果汁を毎日10mlずつ2週間飲用するという調査を行いました。
その結果
- 鼻水
- くしゃみ
- 鼻づまり
- 目や鼻のかゆみ
- 涙目など
花粉症の症状で多い悩みが改善されたという結果となりました。天然植物なので薬のように即効性はありませんが、少しずつ体質が改善され花粉症を緩和してくれるのです。
じゃばらは花粉症対策だけじゃない!ママに嬉しい効果もたっぷり
じゃばらの効果は花粉症だけではなく、妊娠中で身重な体や産後、育児中などで疲労が溜まった体を改善したり、精神バランスを調和するなどの働きがあります。
妊娠中から慣れない生活が続き疲れが溜まると、つわりが悪化したり授乳期間中は乳腺炎になるなど、さまざまなトラブルが発症します。花粉症緩和だけではなく、ママを元気にする効果もじゃばらなら同時に期待できます。
花粉症対策にじゃばらを使用したい!副作用は?妊娠・授乳中もOK?
花粉症対策のためにじゃばらの果汁を飲用すると、高い効果が期待できます。じゃばらは天然に自生する植物なので副作用の心配がないため、妊娠中から産後まで安心して飲むことができます。
妊娠中や授乳期間中は花粉症の薬を飲むことができないため、少しでも症状を落ち着かせるためにじゃばら果汁を試してみるのもおすすめです。
花粉症対策にじゃばらってどうやって飲むの?
花粉症にはじゃばらに含まれるフラボノイドの一種「ナリルチン」が症状を緩和してくれるのですが、この成分は果肉より6倍以上も皮に含まれています。
ゆずなどの柑橘類よりも酸味と苦味が強いことから、果汁をそのまま飲むと酸っぱくて飲めないことが多く、毎日継続するのは難しい点もあります。
じゃばらを原液で飲む場合は、1日あたり10ml程度を小分けするのがおすすめです。紅茶や牛乳に混ぜるなど、他の飲み物や食べ物と組み合わせると、酸味や苦味がまろやかになり飲みやすくなります。
じゃばらはあまり出回らない果実ですが、果汁エキスやサプリなどさまざまな商品がありますので、手軽に毎日取り入れることも可能です。
花粉症におすすめのじゃばら商品
北山村のじゃばらじゃばら 500ml
じゃばらの果皮と果汁がジュースとして飲める商品!柑橘系のまろやかな風味があるので、そのまま薄めて飲むのも良し。紅茶やヨーグルトなどへ混ぜて飲んだり食べるのも良し!フラボノイドの有効成分がまるごと取り入れられます。
口コミ
- リピート中です。冷やした水で薄めて飲むと、スッキリ爽やかなジュースになり、とても美味しいです。鼻水や目などのかゆみがだいぶ落ち着きました。
- 普通のジュースとして飲める味!美味!春と秋に花粉症がヒドいのですが、去年は重い症状を感じずに過ごせました。今年もお世話になります。
北山村じゃばら飴 210g
北山村のじゃばらをたっぷり使用した「じゃばら飴」。個包装なのでカバンに入れておくと、いつでも花粉症対策のために食べることができます。じゃばらの酸味や苦味などのクセが、飴にしたことで解消されて食べやすくなっています。
口コミ
- 味は柑橘系の飴。甘みが強くじゃばらなの?と思えるほど食べやすいです。食べ終わると心なしか鼻の通りがスーッとしています。
- 思った以上に食べやすい味でした。まだ、花粉症へ劇的な効果が実感できていませんが、食べることで症状が落ち着いているように感じます。
伊藤農園 じゃばら粉末 10g
花粉症対策に有効的なナリルチンは果汁より皮の方が6倍も多く含まれているといわれています。有効成分をしっかり取れるようにじゃばらの果皮を粉砕し、粉末状にし商品化!ヨーグルトや牛乳に混ぜて食べると爽やかな味わいでおいしく頂けます。
口コミ
- テレビで紹介されていたのを見て、すぐ購入しました!年々、花粉症がヒドくなっていたので、自然治癒ではありませんが薬に頼らずに症状を抑えられるので継続して食べ続けたいと思います。
- 粉末なのでじゃばらをまるごと食べられ、いろんな料理と組み合わせることができるので重宝します。果皮独特の苦味が病みつきになります。
製薬会社の花粉じゃばら果皮サプリ
じゃばらの果皮と青みかんの果皮成分“ヘスペリジン”、殻破砕花粉を組み合わせたサプリメント。2種類のフラボノイドとアミノ酸、ミネラルが豊富に含まれており、花粉症の症状を和らげてくれます。社内・社外モニター調査を実施し、結果が現れた配合でサプリメントが製造されています。
口コミ
- 花粉症が完全に治るわけではありませんが、飲む前よりも症状が落ち着きます。毎年お世話になっているサプリメントのひとつです。
- 薬が飲めないので妊娠中から頼りにしています。柑橘系の風味で飲みやすく、目のかゆみなど今年は感じませんでした。効果を少しですが感じました。
まとめ
じゃばらは柑橘系果実の中でも、花粉症に対し有効成分が多く含まれている天然植物です。花粉症を発症させる根本へ成分が働きかけ、症状を緩和。植物由来なので妊娠中や産後も安心して口にできますので、薬が飲めずに悩んでいる人はぜひ試してみてください。