花粉症には鼻づまりや咳、くしゃみなど様々な症状がありますが、今回は多くの人が悩まされている目のかゆみについて解説します。目のかゆみ、充血、痛み、目やになど花粉症による目のトラブルを軽減する方法とおすすめの目薬をご紹介します。
花粉症による目のかゆみはなぜ起こる?
花粉症による目のかゆみや充血などは「アレルギー性結膜炎」の症状です。人の体には、体内にウイルスや菌などの異物が侵入した際に異物を排除しようとする防御機能が備わっています。通常は花粉やハウスダストには反応しないのですが、人によっては花粉やハウスダストを異物だと認識し免疫が過剰に働いてしまうことがあります。そのようなアレルギー反応によって、目のかゆみをはじめ、花粉症の様々な症状が起こるのです。
花粉症による目のトラブルを軽減するには?
花粉症による目のトラブルを軽減するためには、できるだけ花粉との接触を避けることがポイントです。この時期花粉を完全に排除することは難しいですが、花粉の特徴を知ることで体内に入る量を減らすことができます。
花粉の多い日や時間帯を避ける
花粉は晴れて気温の高い日、風の強い日、雨の翌日の晴れた日に多く飛びます。また花粉の量がとくに多いのは昼過ぎと夕方です。このような天気の日や時間帯にはなるべく外出を控えることが大事です。
花粉症用メガネをかける
最近では花粉症用メガネが市販されていますが、花粉症による目のトラブルに悩まされている方にはおすすめです。メガネをかけることで通常の60%~70%も目に入る花粉をシャットアウトすることができます。
帽子をかぶる
メガネほどではありませんが、帽子も同様に花粉が目に入るのを防いでくれます。
衣類に付着した花粉を落とす
帰宅時には玄関でしっかり衣類に付着した花粉を落としましょう。そうすることで室内に花粉が入りこむのを防ぐことができます。コートなどは玄関にかけ、リビングや寝室に花粉を持ち込まないようにしましょう。
こまめに掃除をする
こまめに掃除をすることも室内の花粉除去につながります。掃除機は花粉が舞い上がりやすいので先に拭き掃除をするのがポイントです。
空気清浄機を使用する
最近では花粉やハウスダストに対応した高性能の空気清浄機が多く登場しています。空気清浄機をリビングや寝室に置くことで花粉を除去することができます。
それでも目のかゆみがひどい時には…
それでも目のかゆみがひどい時にはどうしたらいいのでしょうか?
目元を冷やす
目のかゆみや充血は目元を冷やすことで緩和することができます。保冷剤などを目に優しく当てましょう。
目を洗う
帰宅後すぐに顔を洗ったり、シャワーを浴びることで顔や髪に付着した花粉を落とすことができます。目を洗うことで目の中の花粉を洗い流すことができます。
目薬を使う
それでも目のかゆみがひどい時には目薬を使用しましょう。ただし、目薬は目のかゆみを根本的に治すわけではなく症状を軽減するにすぎません。抗アレルギー点眼薬は、アレルギー反応によるヒスタミンの働きを抑制してくれます。目薬は眼科で処方されるものと市販のものがありますが、市販のものは効き目が穏やかです。目薬の長期的な使用はおすすめできないので、症状がひどい場合や長引く場合には早めに受診してください。
花粉症におすすめの目薬7選
【第2類医薬品】ロート アルガード クリアブロックZ 13ml
【第2類医薬品】マリンアイALG 15ml 1個
【第2類医薬品】AGアイズ アレルカットC(クール) 13mL
【第2類医薬品】アレジフェンス 5ml×2本入れ
第2類医薬品】『ノアールPガード点眼液 8mL』
ザジテンAL点眼薬 10mL(第2類医薬品)
ラフェルサ ルイビーAG目薬 15ml【第2類医薬品】
【第2類医薬品】小林薬品工業 ハイユニー 15ml
まとめ
目のかゆみがひどいと仕事や育児に集中できず辛いですよね。こちらでご紹介した目薬は目のかゆみや充血など花粉症によるアレルギー症状を緩和してくれます。忙しくて病院に行けないときには市販の目薬が便利ですが、症状が改善されない場合や長期間使用する場合には医師に相談した方がいいですね。成分などもチェックすると安心です。