妊娠すると体温が高くなるため、気温以上に暑さを感じますよね。しかも、マスク生活は続いています。
そんな状況でただでさえ、バテてしまいそうなのに新陳代謝もよくなるので、こまめな水分の補給が重要です。
今回は妊婦さんが気をつけるポイントと乗り切る方法をご紹介します。
夏の妊婦さんに起こりやすいことは?
妊娠をするとホルモンバランスが崩れるので、体温調節が難しくなります。
しかも、体温も高いので体が火照ってしまう傾向にあります。もし後期であれば皮下脂肪も増えるため、さらに体感温度が高くなるのです。
また、夏バテをして体力や食欲が落ちてしまうと、お腹の赤ちゃんの健康に影響もあります。
さらに、水分不足や栄養不足で肌荒れやニキビに悩まされてしまうことも。
いろいろ敏感になっている時期なので、通常だったら気にならないことも起こる可能性があります。
なぜ妊娠中に熱中症になりやすいの?
●妊娠初期
つわりによる嘔吐(おうと)で、体から水分が失われやすい
●妊娠後期
基礎代謝が高いため汗をかきやすく、体から水分が失われやすい
しかも、現在は感染対策でマスクもしています。
熱がこもらないよう、人と離れている時には時々マスクを外すなどの対策をしましょう。
夏の妊娠中に気をつけるポイント6つ
夏の妊婦さんが気をつけておきたい6つのポイントをご紹介します。
冷房の温度を調整する
暑すぎ、冷やし過ぎに注意しましょう。
下痢や食あたりに注意
チーズや生ハムなどにはリステリア菌が含まれているので気をつけましょう。
むくみに注意
水分をとっても、塩分や糖分が多いとむくんでしまいます。
感染に注意
海水浴などは感染の恐れがあるので気をつけましょう。
熱中症に注意
熱中症だけでなく、倒れてしまっては大変です。
紫外線対策
皮膚トラブルもおこしやすい時期なので注意。
妊婦さんの夏の乗り切り方
冷房は28℃くらい。扇風機で風をまわす
体が「心地よい」と感じる程度にしましょう。
水分補給をする
こまめに水分をとりましょう。麦茶などもおすすめです。
できれば1.5リットルはとるようにしましょう。
日焼け止めを塗る
シミなどができやすいので、添加物のない安全な日焼け止めを塗りましょう。
肌に優しい低刺激の服を着る
汗を吸い取ってくれたり、肌に刺激がなかったりするものを選びましょう。
食事と休息をしっかりと
体がだるくなったり夏バテになったりするので、栄養を意識した食事をしましょう。
腹帯にこだわらない
汗をかきやすい夏場は、無理して腹帯をせず、体を楽にしましょう。
冷え対策をしっかりと
外出先のエアコンが効きすぎているときもあるので、カーディガンやストールを持っておくようにしましょう。
まとめ
夏の妊婦さんはいつも以上に、熱中症や夏バテなどいろいろなことに注意しなければなりません。
体力を奪われないように気をつけ、赤ちゃんを迎える準備をしてくださいね。