感染症を予防するために、手洗いとうがいはこまめにしておきたいところ。
でも、正しいうがいの仕方を知っていますか?
うがいと言えば、「ガラガラうがい」だと思っていたら間違いなんです!
のどの前にまず口の中をきれいにしてから、うがいをしましょう。
うがいは効果がある?
口の中には200種類以上の細菌が存在すると言われています。
うがいをすることで、口の中をきれいにしたり、乾燥による口の中のネバ付きを解消したりすることができます。もちろん、口の中にある細菌やウイルスを洗い流す効果もあります。
そして、喉には繊毛と呼ばれる毛と粘膜があります。
口から入り込んだホコリや微生物などを、粘膜がキャッチしてくれます。その後、繊毛の運動で、体の外に微生物を追い出します。
うがいをすると、この繊毛や粘膜についたホコリや微生物を体の外に出す効果もありますし、血行を促進したり、喉に潤いをもたらしたりすることも期待できます。
正しいうがいの方法とは?
口の中や喉が、菌を体に入れないようストッパーになっています。
そのため、りいきなり喉に流し込む「ガラガラうがい」をしてしまうのはNG。
まずは、口をゆすぐだけの「ブクブクうがい」をするようにしましょう。のどでのガラガラうがいはその後です。
<正しいうがいのポイント>
- まず、口だけをブクブクとゆすぐ。
- 喉のガラガラうがいをする。最低でも3回。
「オー」と声を出しながらすると効果的。 - 水が温かくなってきたら(10〜15秒)吐き出す
※コップを清潔にしておく
※朝、起きたとき、外出から帰ったときなど、物を食べる前に「ブクブクうがい」をするのが効果的
うがいの時、水以外に何かをプラスするなら……
うがいは水だけでもじゅうぶん効果があると京都大学の研究グループが実験結果を発表しています。
でも、うがい薬や緑茶など足すといいという話を聞いたことがある方も多いでしょう。
以下にご紹介します。
緑茶
世界中で緑茶と医療に関する研究が行われています。
緑茶に含まれるカテキンにウイルスを凝集させる作用があるため、感染力を失わせる効果があるとされています。風邪をひいたときには効果がありませんが、予防には使えそうです。
紅茶
紅茶に含まれるテアフラビンが、緑茶のカテキンと同じ働きがあるとされています。
緑茶と同じく予防のためには、使うと効果が期待できそうです。
塩
脱水作用や抗菌作用があるため、ウイルスに効果があるようです。
炎症を起こしてからでも効果があるので、予防だけでなく、風邪などを発症してからも効果的。
塩でうがいをする時は500mlの水に小さじ1杯程度がおすすめです。
うがい薬(第3類医薬品)
強い殺菌作用があるため、身体にいていいはずの菌まで殺してしまう可能性があります。
風邪などを発症した場合は効果を発揮しますが、予防としては適度に使う方がいいようです。
洗口液(医薬部外品)
歯周病や口臭を予防するタイプのものは、体にいるべき常在菌を殺すことがありません。
口臭ケアのためや花粉症対策などに効果的です。
花粉や口臭に効果的な洗口液
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殺菌効果のあるうがい薬
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まとめ
つい、「ガラガラ」と上を向いてしてしまいそうなうがい。
まずは、口の中をきれいにしてから、喉をガラガラときれいにするようにしましょう。
家族全員で正しいうがいをして、感染を予防していきましょう。