赤ちゃんの発熱時はどうすればいいの?その対処法をご紹介します

発熱は赤ちゃんの体の変調を知らせるサインです。赤ちゃんは体温調節が苦手で、大人より平熱が高めです。普段から決まった時間(起床時、午前、午後、夜)に計測して、赤ちゃんの平熱を把握しておくことが大切です。熱以外の症状や赤ちゃんの様子を見ながら、病院に行く必要があるか落ち着いて対処しましょう。

発熱

発熱は何のサイン?

赤ちゃんに熱があっても、食欲があり元気があればそれほど心配することはありません。
服の着せすぎや、眠たいときは体が熱くなります。
慌てて病院に行くと、病院に着いた時には平熱に落ち着いていたということも少なくありません。
赤ちゃんに元気がなかったり、ずっとぐずっている、水分がとれていないという時は、体に入った細菌やウイルスから自分の体を守るために防衛反応が働いて発熱していることもあります。普段とちがう症状が現れていないか様子をみましょう。

発熱の原因

生後6ヶ月から3歳くらいのこどもはよく発熱しますが、ほとんどが細菌やウイルスによる感染症です。
咳や鼻水、のどの痛みなどかぜの症状もよく熱がでます。咳がひどくなる、痰が出る、呼吸が苦しい時は気管支炎や肺炎になっていることもあります。尿路感染症は熱とともに排尿時に痛みや腹痛などの症状がでます。感染症による発熱には突発性発疹、麻疹(はしか)、水痘(みずぼうそう)、アデノウイルス、ヘルパンギーナ、溶連菌感染症、インフルエンザ、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)などがあります。
ほとんどの感染症は時期がくれば自然に治りますが、合併症などをおこす場合には治療が必要です。

発熱の対処

熱のわりにはいつもと変わらないほど機嫌がよい、水分がとれて食欲もある、昼間遊んで、夜間も眠れるようであれば慌てて病院にいく必要はありません。翌日まで熱が続くようであれば病院で診察を受けましょう。
基本は外出はひかえてゆっくり休ませます。嫌がらなければ、赤ちゃんが気持ちよく休めるように氷枕やアイスノンで冷やします。空気が乾燥しないように部屋の室温湿度には注意しましょう。
食欲がなければ無理して食べさせる必要はありませんが、水分補給は十分してください。下痢や嘔吐があるときは、失った塩分などを補強するにはイオン飲料がおすすめです。赤ちゃんであれば母乳やミルクでかまいません。着せすぎには注意し、汗をかいたらこまめに着替えさせましょう。

もしやコロナ? と思ったらチェックすべきこと

現在は熱が出ると、「コロナ?」と不安になるかもしれません。

・ぐったりして顔色が悪い
・呼び掛けてもぼんやりしていたり、眠ってばかりいたりする
・何度も嘔吐する
・水分が取れず半日以上尿が出ない
・けいれんがある

こういった症状の場合は受診を考えましょう。
まずは、看護師らが応じる小児医療電話相談「#8000」に連絡をしましょう。

病院に連れていく目安

3日以上続く熱は合併症をおこしている可能性があります。次のような症状がみられたら早めに受診しましょう。

  • 生後3ヶ月未満で38℃以上の熱がある
  • 咳がひどくて眠れない
  • 腹痛、下痢や嘔吐を繰り返す
  • ひきつけを起こした
  • 元気がなく、ぐったりしている
  • 顔色が悪く、苦しそうに呼吸をしている
  • 意識がもうろうとしている
  • 水分がとれない
  • おしっこが出ない

病院へ行く前

家にいるときの様子や体温を記録したメモを持って行くといいでしょう。
病院に着いた時に、メモを渡すだけで赤ちゃんの様子や体温の変化が伝わるので、医師も判断しやすいのです。

メモ内容例

  • 体温の変化(いつから発熱し、その後の変化)
  • 普段とちがうこと(食欲、機嫌、睡眠、下痢やおしっこは出てるかなど)
  • 咳、鼻水、嘔吐の有無

病院へ行く準備

いざ、病院に行こうと準備をしても、赤ちゃんの発熱に動揺してしまったり、赤ちゃんの機嫌が悪かったりと冷静に対処することが難しい場合もあります。普段から、何が必要なのか事前に準備しておくことが大切です。

準備するもの

  • 母子手帳
  • おくすり手帳
  • 診察券
  • 医療証
  • 体温や症状のメモ
  • 赤ちゃんの飲み物やミルク
  • オムツ
  • おしりふき
  • 着替え一式(嘔吐や下痢で汚れた時)
  • ビニール袋(嘔吐や下痢で汚れた時)
  • タオル
  • アフガン、おくるみ
  • マスク
  • ゴミ袋(感染予防)
  • 現金

解熱剤の正しい使い方

熱は体を守るための防衛反応ですので、無理に下げる必要はありません。しかし、高熱が続いて体力の消耗が激しく、水分がとれない、眠れないなどのときは解熱剤を使っても一時的に熱が下げれば楽になります。解熱剤をむやみに使わず、赤ちゃんの状態をみて判断しましょう。

夜間・休日に熱が出た時

赤ちゃんは夜や休日に体調を崩すことも少なくありません。救急外来には様々な感染症の患者もいます。待合室などで待っている間に、他の病気をもらってくる可能性が非常に高いです。
緊急性の場合を除き、夜間救急外来、休日当番の安易な受診は控えるようにしましょう。

発熱に備えて、普段から準備しておくもの

赤ちゃんの急な発熱にもすぐに対処できるように、普段から準備しておいたいいものとして、次のようなものがあります。

  • 体温計(赤ちゃんの場合、汚染された器材からの感染を受けやすいため、専用のものを準備しておきましょう。)
  • 保冷剤(いつも冷凍庫で冷やしておきましょう。)
  • イオン飲料(水分補給用)
  • 加湿器(インフルエンザウイルスは湿度を上げるだけでも感染予防効果があります。)

まとめ

赤ちゃんの急な発熱にも、どう対処したらいいか適切な判断ができるように、普段から準備をしておくことが大切です。すぐに病院に行った方がいいのか、安静にすべきか判断に迷う時は、救急の電話相談なども調べておくと安心ですね。

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