赤ちゃんが夜中に体調を崩した! 子どもが怪我をしてしまった!
そうなったら、すぐにお医者さんに診てもらいたいと思うのが親心。でも、「熱」一つをとっても翌日まで様子を見るべきなのか、手遅れになってしまわないかと迷いますね。
現在では感染も気になるところ。
そんなときに相談に乗ってくれる頼もしいシステムが「ファストドクター」。いざとなればなんと「往診」してくれ、「薬の処方」までしてくれるのです。
でも、夜間だし、家まで来てくれるなんて、費用もかかるのでは? と心配なことも。今回は診察までの流れや料金についてご紹介します。
ファストドクターって何?
「ファストドクター」というのはずばり、夜間に医師が医療相談に乗ってくれたり、救急往診をしてくれたりする時間外救急の総合窓口サービスのことです。
救急や内科、小児科、整形外科の医師が在籍しているので、クリニックと変わらないレベルの処置や検査をしてくれます。
症状に応じて救急病院案内や夜間休日往診、オンライン診療などの適切な医療を選択できるよう支援しています。
どんな時に来てくれる?
症状を説明して、緊急性がないと判断された場合は、自宅でできる適切な処置の方法を教えてくれます。処置後、しばらく様子を見て、翌朝にかかりつけ等の医療機関を受診しましょう。
症状が思わしくなく、一刻を争う場合、重症度が高い場合などは近くの救急病院を紹介してくれます。
救急病院に行くほどではないけれど、何かしらの処置や治療が必要だと判断された場合、往診をしてもらえます。ドライバーがいるので、駐車場の心配もなく、80種類以上の薬・処置セットを持参してくれます。
対応可能な症状・検査は?
夜の体調不良で問い合わせる場合、どの程度の症状で電話をかけたらいいのかわかりにくいですよね。ファストドクターでは以下の症状や検査に対応しています。
発熱・咳や鼻水・アレルギー・嘔吐・耳や目の痛み・関節の痛み・膀胱炎・やけど。
ほか、新型コロナPCR検査、インフルエンザ検査、アデノウイルス検査、マイコプラズマ検査、溶連菌検査など各種検査にも対応しています。
赤ちゃんや子供に限らず、大人でも利用することができます。
他に兄弟姉妹がいる、自力で救急病院に行かれない、自分自身の具合が悪いけれど、子どもたちを置いていくことができないなどの際には特にありがたいですね。
対応エリアはどこ?
東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、兵庫、奈良、京都、福岡のエリアで対応しています。
自宅往診が基本なので、対応エリア内に住んでいることが利用条件になります。
夜だし、家まで来てもらえるのはいいけど、だからこそ、かなりの金額がかかるのでは? と心配ですよね。
でも、ファストドクターは健康保険が適用されるので、東京23区の場合、診察料、処方薬ともに15歳までなら無料なのです。
そのため、往診に来てもらう交通費のみ支払うことになります。
担当医療機関から患者様宅までの距離に 応じて交通費が変動し、1キロ30円にて計算するようです (最大960円)。
クレジットカード払いやNP後払いにも対応しているので、急な発熱等で手持ちがない場合でも安心ですね。
ファストドクターはどのように利用する?
急な病気だとどうしても慌ててしまうもの。そうならないために、ファストドクターを利用する際の手順を知っておきましょう。
インターネット、または電話で相談、予約
電話・WEBフォーム・LINE・公式アプリから往診受付ができます。
受付後、メディカルコールスタッフより、往診時間・担当医師など電話があります。
オペレーターから案内電話がかかってくる
電話の場合は別ですが、メールで問い合わせをすると、数分後にファストドクターから電話がかかってきます。そこで相談をし、必要性があった場合、往診してくれる時間が決まります。あとは、往診に来てくれるのを待つのみです。
往診の後、薬の処方もしてくれる
待合室で待っている時間とそう変わらない時間(最短15分)で、現役の医師が来て、診察をしてくれます。
その後は、必要に応じて、薬の処方もしてもらえます。
ちなみに、自宅の中に医師を招きいれたくない場合は、玄関口やマンションのエントランスでも診察してくれるそうですよ。
利用者の口コミをチェック!
高熱のところを、無理してタクシーで遠い病院に急患でかかるよりも、家に来ていただけるのは、娘の身体的にも負担なく、薬もその場で頂けたので助かりました。翌日には、体温も落ち着きました。保険がきくので、お会計も、交通費の1400円のみの請求でした。
わざわざ足を運んでいただいたにもかかわらず、費用も高くなく、助かります。
小児科が翌日休みで、保育園に預けてよいかわからない。水疱瘡などの自宅待機が必要な病気なのか、明日会社を休んだほうがいいのか? といったことを解決できます。
まとめ
急な発熱や腹痛、やけどなどの場合、軽症なのか重症なのか判断しにくいですよね。さらに、いざ夜間診療に行こうと思っても、新型コロナウイルスなど感染症の疑いがある場合、また、兄弟姉妹をどうするかなど、いろいろ考えなければならないことが出てきます。
ファストドクターなら、診療費の他、交通費もかかりますが、逆に言うと費用はそれだけ。雨の中、病院に向かったり、ママやパパ自身がフラフラの状態なのに、子どもを連れてタクシーで往復したりする大変さを考えたら、むしろ安いかもしれません。
体に異変が起きてしまって、どうしようと思った時には積極的に利用してみてください。