梅雨の時期が近づくと気になるのが細菌感染による病気。抵抗力の弱い小さなお子様のいる家庭では調理器具やベビー用品の汚れはにとくに気になります。最悪の場合死に至ることもあるO157などの大腸菌感染症のニュースなどを思い出すと雑菌対策しなくては、と思ってしまいますよね。
毎年様々な抗菌グッズが登場して、みなさんの抗菌に対する意識の高さがうかがえます。気になるのは抗菌グッズにはどのくらい抗菌効果があるのかということです。またどのような働きで抗菌グッズは菌の増殖を抑えているのかも知りたいですよね。
梅雨の時期に子供がかかりやすい感染症と予防対策
抗菌グッズの効果についてご紹介する前に梅雨の時期に子供がかかりやすい病気とその予防策についてお話しましょう。梅雨の時期に気を付けたいのは手足口病やヘルパンギーナなどの感染症や食中毒です。小学校や幼稚園で水泳指導が始まるとアデノウィルスやプール熱などの感染も増えます。予防策としてはうがい手洗いを徹底することや体調が悪い時には無理をさせないことです。赤ちゃんのいるおうちではおむつ替えの際にも注意が必要です。
梅雨はアレルギーの原因にもなるダニが増えやすい時期でもあります。ダニは温度25度、湿度75%以上で増殖します。布団乾燥機などを活用するのもおすすめです。
「抗菌」「殺菌」「除菌」の違いとは?
私たちがよく耳にする「抗菌」、「殺菌」、「除菌」の違いとはなんでしょうか。
抗菌
「抗菌」とは菌の増殖を抑制することです。「抗菌」では菌を殺したり、取り除いたりすることはできません。抗菌は様々なグッズに使用されています。
殺菌
「殺菌」とは特定の菌を殺すことです。菌が全滅しなくても数が減れば殺菌ということになります。医療品や医薬部外品のみ使うことができます。
除菌
「除菌」とは菌を取り除くことです。食器用洗剤やアルコールスプレーなどが主な製品です。
菌に対するパワーは「殺菌」>「除菌」>「抗菌」の順に強力になります。
抗菌グッズはどんなふうに菌の増殖を抑えているの?
「抗菌」とは菌が繁殖しにくい環境を作ることですが、どのように商品は作られているのでしょうか。抗菌グッズはカテキンなどの抗菌作用のある物質を商品の表面にコーティングすることで抗菌効果を発揮します。また菌には銅やチタンなどの特定の金属を嫌う性質がありますので、酸化チタンを素材に埋め込むのも有効です。
「抗菌」マークの基準とは?
私たちがよく見かけるSIAAマークは抗菌製品技術評議会(SIAA)が制定したシンボルマークで、抗菌性、安全性、適切な表示の3つの基準を満たした製品に表示されます。
抗菌性
抗菌性の試験において抗菌加工されていない製品の表面と比較して細菌の増殖割合が百分の一以下であり、耐久性試験後も抗菌効果が持続している必要があります。
安全性
SIAAが独自に定めた安全性を満たしている必要があります。
適切な表示
抗菌剤の種類や加工部位を明示している必要があります。
SIAAのマークがある商品なら一定の基準を満たしているので安心して使用できますね。
キッチンやリビングに取り入れたいおすすめの最新抗菌グッズ!
おにぎりホイルPLUS! 20cm×3.6m(1本入)
バリアクリア ルーバー・吹出口設置タイプ (約60日間)
ダスキン 台所用スポンジ抗菌タイプ6個セット
ドーバー パストリーゼ77 詰替 1000ml × 2本
まとめ
梅雨の時期は食べ物やベビー用品などの雑菌が気になります。あまり神経質になり過ぎるとママのストレスが溜まってしまうので、抗菌グッズを適度に取り入れて梅雨のジメジメを乗り切りましょう。