生き抜く力を身につける!子どもの習い事どう選ぶ?

みなさんは、子どもの習い事に何を求めていますか?

多くのママが、子どもの将来のために「社会を生き抜く力」を身につけてもらいたいと考えているようです。

その理由はいったいなんでしょうか。変化が著しい現代、AIと呼ばれる人工知能の技術がどんどん進化を遂げています。そのため10年後には、今ある仕事のおよそ半分を人間ではなくAIがこなすようになるといわれているのです。

子どもが大人になったときにはたして仕事があるのだろうかと、不安になってしまいますよね。そのうえ、日本をとりまく世界の状況は楽観できるものではありません。

そのような、激しく変わってゆく時代を過ごす子どものために「生き抜く力」を身につけてあげるために、早い時期から子どもに習い事をさせているご家庭が増えています。

では習い事で身につく「生き抜く力」にはどんなものがあるのでしょうか?

習い事で身につけたい生き抜く力とは?

習い事で身につけたい生き抜く力とは?

やり抜く力

近年、ビジネスの世界でも注目されている「やり抜く力」。成功している有名な人物でも、成功より失敗の数の方が多いのだそうです。

では、彼らはなぜ成功できたのか?

それは、目的を達成するまで失敗しても「やめなかったから」なのです。じつはやり抜く力とは、いつも全力投球で頑張る!ということではありません。

目的を実現させるために、目標をもってあきらめずに行動する力のことです。何度も挑戦して、失敗の原因をつきとめ改善していく、そのプロセスを学ぶことで問題解決能力が備わっていきます。

そのためにはたとえ失敗しても、コツコツと努力と工夫を続ける「やり抜く力」が大切なのです。

挨拶がきちんとできる子になる

習い事は、まずは挨拶することから始まります。「おはよう」や「こんにちは」といった挨拶を、相手の顔を見ながらしっかりできると、印象がとても良くなります。

挨拶は人とのつながりのきっかけです。そこから会話が生まれて、良い人間関係を築く重要な役割を果たしています。だからこそ挨拶をしっかりとできる子になってほしいですよね。

また「ありがとう」や「ごめんなさい」といった気持ちを伝える言葉も、すんなり口にできるようになると人間関係はとてもスムーズになります。

協調性を養う

協調性は集団生活をする上では欠かせないもの。親以外の人と接することで、集団生活に大切な、相手の気持ちや立場への思いやりが芽生えます。

そして集団行動を通して、協力し何かを作りあげていく達成感を味わうこともできます。しかも、自分の役割を果たすという責任感も生まれます。

時間や順番などの、ルールを守ることの大切さも、自然に覚えられます。そうして、大人になっても必要な社会性が育まれていくのです。

習い事は子どもの「好き」を基準に選ぶ

習い事は子どもの「好き」を基準に選ぶ
子どもが生まれたらどんな習い事をさせよう…お腹にいるころから想像したりしませんでしたか?

男の子だったらサッカー、それとも器械体操?

女の子だったらダンスかピアノ?

なんて、妄想がとまらなくなったりして…。

こんなふうに親は生まれる前から、夢を持ちます。そして、ついつい自分のさせたい習い事を選んでしまいがちです。もちろんそれは、全然いけないことではありません。だって愛情ゆえの気持ちですから。

けれども、それよりも優先させたいのはやっぱり子どもの「好き」な気持ちです。なぜなら、子ども自身が楽しみながら、取り組むことが一番大切だからです。

でも、それだけではありません。挫折や困難を乗り越えるためには、苦手だったり嫌いなことだったりすると途中で嫌になってしまう可能性が大きいからです。

大人だってそうではないですか?

苦手なことを続けるって、とても難しいですよね。では、好きなことならどうでしょうか。壁にぶち当たったとしても、努力して乗り越えてきたのではないでしょうか。

小さな子どもの習い事では、初めて体験することばかりです。言いかえれば、できないことの方が多いのです。

けれども好きなことならきっと、あきらめずに乗り越えていけることでしょう。

先生との相性も大事

先生との相性も大事
いざ、習い事を始めてみて「あれれ?思ったほど楽しそうじゃないな」と感じたら、先生と接しているときの子どもを観察してみてください。そんな場合は、もしかして先生との相性が良くないのかもしれません。

先生は教えるプロだからと、むやみに信頼するのは禁物です。どんなに素晴らしい先生でも人間ですから、相性が合わないってこともあります。子どもが先生になかなか馴染まないなと感じたら、教室を移ることも考えてみてくださいね。

親の負担にも配慮しよう

親の負担にも配慮しよう
習い事を決めるときは、親の負担も視野に入れておきましょう。子どものためなら、親の負担なんて…ともし思っているなら要注意です!

なぜなら、子どもの習い事が家庭に与える影響は、けして少ないものではないからです。

お月謝以外にもけっこうある出費

習い事の費用で必要なのはお月謝だけではありません。

スポーツなら、練習着やユニホーム、シューズ代。子どもが成長するたびに買い替えているとけっこうな額になります。そのほかにも試合の参加費や遠征費と、その度にお弁当やドリンク代もかかります。

女の子に人気のバレエでは、お月謝、レオタードやシューズに加えて、もっとも負担の大きい発表会があります。定期的に一年に一度。少ないところでも5万以上、平均で10万以上は必要です。

ママの時間がなくなっちゃう?

習い事には送迎がセットといってもいいほど。子どもが小さいうちはなおさらですよね。なおかつ土日に試合があるスポーツでは、早起きしてお弁当作りが待っています。屋外のスポーツにはお茶当番がある場合も。

ほかの父兄とのコミュニュケーション

・待ち時間の雑談
・試合の応援
・ライングループでのやりとり

などなど、ほかの父兄と接する機会が多くなります。コミュニュケーションが苦手ママには、ちょっと辛く感じることがあるかもしれません。

無理なく続けられる習い事を

習い事にまつわるママの負担をあげてみました。「ちょっと無理かも…」「でも子どものためには我慢しなくちゃいけないのかな」と悩んでしまうと思います。

それでも、子どものために「習い事をさせたい!」と思うなら、なるべくママにも負担の少ないものを選ぶようにしてくださいね。

ママが無理をしていては続かないもの。ここは割り切って、ママの都合も習い事を選ぶ基準にすることが長続きするコツですよ。

まとめ

子どもの将来を考えると、習い事を選ぶのはとても慎重になってしまうと思います。ですが、好きなことであれば、きっと「生き抜く力」が身につくはずです。

子どもが興味を示したら、体験教室などを積極的に利用してみてくださいね。そうして、子どもとママが無理なく続けられる、そんな習い事を見つけましょう。

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