認可保育園に入るための保活マニュアル!願書提出までのコツ・裏ワザを大紹介!

子どもを保育園に預けたくても預けられない、保活を続けているけれどなかなか入所が決まらないという話は後を絶ちません。「待機児童」の問題も深刻化していて、ニュースなどでもよく取り上げられていますよね。
できれば、保育料が安く、保育士の数も多い、園庭などの施設が整っている認可保育園に入園させたいと望んでいる方は多いのではないでしょうか。
今回は我が子を待機児童にさせないためのコツや裏技をご紹介します!

認可保育園に入園するまでの流れ

まず、来年度の4月から入園するためには、どのような動きをすればいいのでしょうか。
各自治体によって違いはありますが、一般的な流れをご紹介します。

6月頃~ 認可保育園の見学
10月~12月 申請書提出
2月頃  選考結果のお知らせ/繰り上げ内定
3月   入園説明会
4月   入園

見学会が行われたり、事前予約が必要だったりする園もあるので、自分が住んでいる市区町村はもちろん、近隣の市区町村も視野に入れ、情報収集やリサーチは欠かさないようにしたいですね。

認可保育園の選考の方法は?

認可保育園の選考の方法は?
最近は、ポイントによる点数制を導入している自治体が多いようです。
このポイントには、【基礎指数】と【調整指数】があります。

まず、【基礎指数】というのは、「保育を必要とする理由」を点数化するものです。両親ともにフルタイム(1日8時間以上、月20日以上)勤務なのか、または時短勤務かということや、病気や障害などの健康状態など、保護者の基本情報で順位付けされます。

【調整指数】は、【基礎指数】を基準とし、家庭の状況に合わせて加点したり減点したりするものです。ひとり親である、未就学の子どもが多い、祖父母の援助が得られない、家族に要介護の人がいるなどの状況だと加点があります。
点数の付け方や選考基準やは自治体によって違いますので、こちらも情報を入手しておきましょう!

両親ともにフルタイム勤務でも侮れない

両親ともにフルタイム勤務でも侮れない
認可保育園は数が限られているうえ、定員数も狭いので、保育の必要性がより高い家庭の子どもしか選ばれません。いくらポイント制になっているといっても、数ランクしかないため、同じランクの家庭はたくさんあるでしょう。特に激戦区では、両親ともにフルタイム勤務でも入園できないことがあるようです。
ということは、「1点の差」がとても重要になってきますね。
では、ポイントを上げるためのコツをご紹介していきましょう。

できることはすべてやっておきたい7つの裏技☆

1.思い立ったが吉日! まずは情報収集を

認可保育園に入るためには決定までにいろいろな行動を取らなければなりません。
 激戦区では、妊娠した瞬間から保活を始める、または出産のタイミングを考えるといった方までいるんです。
 まずは、役所の資料を読み込みましょう。自治体によっては復職のタイミングなども決められているので、要チェック。
そして、今、自分が住んでいる地域に待機児童がどのくらいいるのか確認します。そのうえで各保育園が何歳児を何名くらい募集しているかをチェックし、比較的、多い人数の募集があるところから見学に行くといいですよ。
 もし、募集人数を公表していない場合は、入園を希望する年齢クラスの人数から1歳下のクラスの人数をひいて、新規募集人数を予想してみてください。

2.申請書は詳しく、丁寧に

 保育がどの程度必要かということに関しては点数化されますが、それ以外にも細かい部分まで審査されるので、情報はしっかりと伝え、アピールするようにしましょう。
たとえば、「日中はフルタイム」などあいまいな書き方をするのではなく、「○時~○時勤務で残業もあり」と具体的に書いたり、祖父母が近くに住んでいても、預けることが難しい理由を説明したりするのです。希望する理由を書く欄や備考欄に、保育園に入れないと本当に困ってしまうことを訴えると考慮してもらえる可能性が高まります。
 また、希望する保育園がいくつか書ける場合、第一希望だけしか書かないのはNG。しっかり自宅から通えるエリアの保育園をできるだけたくさん書きましょう。
 

3.兄弟で申し込む場合は臨機応変に!

 兄弟が別々の園だと送り迎えは大変になりますよね。それでも、「別々の園では希望しない」としてしまうと、はじかれてしまう確率は高くなります。もちろん、無理のない範囲でですが「1人だけの入園でも利用する」「同じ園ではなくてもいいから入園させたい」といった希望にしておきましょう。

4.求職中の場合は先に仕事先を見つけよう

 産休中の方が復職する場合はともかく、申し込みの際に求職中だとどうしてもポイントをひかれてしまいがち。市区町村は厳しく審査をするので、「本当に復帰するかわからない」と思われてしまうんです。
 実は、働くことが決まれば職場から内定証明書を出してもらえます。面接の時に、「保育園が決まったら、すぐに働きたい」という気持ちを伝え、内定証明書の発行をお願いしましょう。同じ求職中でも印象はかなり違いますよ。

5.フリーランス(在宅ワーク)の方はとにかく書類を集めて

 在宅で仕事をしている人も、毎日、日中7時間以上働いている場合は、外勤のフルタイム勤務と同じポイントになります。しかし、自己申告をするだけでは当然ダメ。開業届や営業許可証などの書類が必要になります。取引先に「勤務証明書」や「取引証明書」などを書いてもらい、添付するのも効果的です。
 とにかく「家にいるけれど、保育をしながら仕事はできない」ということを証明するものを集めましょう。

6.あえて無認可保育園に預けてしまう

 選考で優先されるのは、今すでに働いている人、今すでに預けている人です。
 だから、無認可保育園や預かり保育などを利用して、早めに職場復帰をするのも一つの方法。それができなければ、数日間だけの勤務でもいいでしょう。とにかく、すでに預けている実績を作り、保育の必要性をアピールしましょう。ただ、幼稚園は保育目的の施設ではないためポイントはあがらないので注意してくださいね。

7.究極の選択――引っ越し?

 各市区町村によって、認可保育園の数も違えば、制度もかなり違います。たとえば、東京では第2子は保育料が半額だったり、無料になったりする区も。思い切って、通勤にも便利で、比較的、入園しやすいところへと環境を変えた方が、保活ストレスがなくなるかもしれません。

まとめ

保活まとめ
認可保育園に入園するためには、やはりポイントアップが不可欠。できることはすべてやっておくに越したことはありません。でも、実際に保育園で一日を過ごすのは子どもたち。「どこでも入れれば」と躍起にならず、まず、保育園の雰囲気や先生の人柄を見て、安心して預けられるかを考えてあげたいですね。

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