ヒーターといえば、デロンギのオイルヒーターやパネルヒーターが有名。でも、実際、なにが違うの? 実は電気代がものすごくかかるのでは? と疑問だらけではありませんか?
今回はデロンギのヒーターの特徴やメリットとデメリット、かかる電気代などをご紹介します。
デロンギのヒーターはなぜ人気が高いの?
「デロンギ」というメーカー名を聞いたことがないと言う人は少ないかもしれません。
それは、世界70か国以上で愛用されているブランドだからです。イタリアならではのシンプルでおしゃれなデザインだからというのはもちろんのこと、やはりとても「機能的」なのです。
今では、ただ部屋を暖めるだけの暖房ではなく、温風を出さない「ゼロ風」で室内を温める熱伝導機能が注目されています。これならば乾燥しにくく、ホコリも巻き上げないクリーンな環境を保てるからです。
この冬のヒーターは「デロンギ」に注目してみてください。
デロンギのオイルヒーターの歴史
1902年に北イタリアのトレビソで創業され、もはや100年以上の伝統を誇るデロンギ。
腕のいい職人が集まり、洗練された美しさと機能を備えたオイルヒーターは1974年に開発・製造されました。
ものづくりへのこだわりも強く、今では世界70か国以上で愛用されています。
2014年にはオイルヒーターの進化版、室温コントロールを±0.1度単位でできるというマルチダイナミックヒーターを開発し、 7年連続で最も売れている電気ヒーターブランドとして成り立っています。
(※独立調査機関調べ(2013年1月~2019年12月金額シェア)
デロンギ・ジャパンが日本向けに製品開発を行う際は、化学物質の使用を避け、ダイオキシンを発生させる塩化ビニルなども使用していません。
また、98.2%のリサイクル率を誇り、オイルヒーターを再資源化するなど環境への対策もしっかり行っています。
デロンギヒーターの種類と特徴
今、販売されているデロンギのヒーターは大きくわけて3種類のタイプに分かれます。
それぞれの特徴をご紹介してきましょう。
マルチダイナミックヒーター
○ 部屋をすばやく暖める
△ 本体価格が高め
立ち上がりが早く、オイルヒーターに比べて2倍のスピードで部屋を温められます。
しかも、表面温度を約60℃に保っているなど安全面にも最大限に考慮。
本体価格は高めですが、機能的なのでコスパは抜群です。
オイルヒーター
○ 種類が豊富・操作が簡単
△ 暖まるまでに時間がかかる
密閉されたオイルを温め、熱を放出する仕組みになっているので、燃料の補給も必要なく、電気だけでじんわりと暖かくなります。
その分、立ち上がりに時間はかかりますが、内部の熱源を切ってからも暖かさは続きます。
デロンギのオイルヒーターはいろいろな種類があるので、用途に合わせて選ぶとよさそう。
コンベクターヒーター
○ 結露やカビを防止する
△ 設置場所が限られている
パネルタイプのヒーターは一種類ですが、窓から侵入する冷気をシャットアウトしてくれます。
冬に特に気になる結露やカビも防止してくれますが、設置場所と電源を確保しておくことが必要です。
デロンギヒーターの電気代はどのくらい?
デロンギの公式サイトでは、以下の条件でシミュレーションしています。
・建物の構造・断熱性:RC集合住宅・新省エネ基準(Ⅳ地域)に適合
・運転時間:9時間(リビング:13時~22時、勉強部屋:13時~22時、寝室:22時~翌7時)
・外気温:拡張アメダスデータに基づいた東京の12月上旬の気温
・照明や人体の発生熱などを考慮
・1kW/時の電気代は27円(※)で計算 (※2020年7月現在)
・リビング(10畳) 設定温度19度・エコ運転の場合、1時間平均/12.6円
(通常時1時間平均/15.4円)
・寝室(6畳) 設定温度15度・エコ運転の場合、1時間平均/6.0円
(通常時1時間平均/7.2円)
・子供部屋(8畳) 設定温度18度・エコ運転の場合、1時間平均/8.3円
(通常時1時間平均/10.1円)
温めすぎによる無駄な電力消費をなくせるので、1℃設定温度を低くすれば、25%お得になるそうです。
・リビング(10畳) 設定温度20度・エコ運転の場合、1時間平均/14.0円
(通常時1時間平均/18.2円)
・寝室(6畳) 設定温度16度・エコ運転の場合、1時間平均/7.8円
(通常時1時間平均/8.8円)
・子供部屋(8畳) 設定温度18度・エコ運転の場合、1時間平均/10.6円
(通常時1時間平均/12.7円)
デロンギの省エネ機能をご紹介
デロンギの公式サイトでは特徴をいかした電気代節約のコツを紹介しています。
熱の逃げやすい窓際など、冷気をさえぎる場所に置くと、効率的に部屋を暖めることあできます。
設定温度よりも体感温度が重要です。デロンギは床や壁なども暖めるので他の暖房よりも暖か。少し設定温度を低めにしても大丈夫です。
無駄を防げる24時間タイマーがついています。電源を切っても暖かさは続くので、早めにオフすれば節約効果があがります。
ECO運転モードになる機能がついた商品も。快適さはそのままに暖めすぎという無駄をなくします。
デロンギヒーターの選び方のポイント
広さで選ぶ
部屋の構造や条件によって暖房効果は変わってきますが、デロンギの推奨している消費電力と部屋の広さにあったものを選びましょう。
効率よく暖めるためにも設置スペースなどを工夫すれば、さらに暖か。
ECO /タイマー機能で選ぶ
在宅勤務や赤ちゃんのいる家庭では「ECO運転」モードがあると便利。
また、タイマー機能がついたモデルならば、暖めすぎなどの無駄を省き、節電を可能にします。
最新モデルにはアプリから操作できるスケジュール機能も搭載。
安全機能で選ぶ
商品によって表面温度が設定されているなど、赤ちゃんやペットがいるご家庭にもぴったり。
すきまに指が入らないメッシュ構造や転倒を防ぐキャスターロックなどがついているモデルもあります。
#デロンギスタ になりたい!
デロンギ製品を使っている人たちの投稿を見てみましょう。
https://www.instagram.com/p/CGjpSwxs4Y_/
おすすめのデロンギヒーター
マルチダイナミックヒーター
デロンギ Delonghi MDHAA15WIFI-BK マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル ホワイト+ブラック
スマホに対応し、アプリからすべての操作が可能で、さらに便利になりました。
気温のわずかな変化にも対応し、従来の2倍のスピードで素早くムラなく部屋を温めてくれます。運転音も静かで快適です。
DeLonghi マルチダイナミックヒーター ピュアホワイト+マットブラック MDHU15
子どもの細い指でも挟まりにくい構造になっているなど、赤ちゃんやペットがいるご家庭にもおすすめ。
リモコンが付いているので、移動することなく好きなタイミングで温度調整できるところも魅力。
デロンギ マルチダイナミックヒーター 1200W ホワイト+ブラック MDHU12
ゼロ・ノイズを実現しているから運転音も静かで、素早く部屋を温めてくれます。
ECOモードも搭載しているので、最適な電力レベルで賢く運転してくれます。
オイルヒーター
デロンギ オイルヒーター ベルカルド ピュアホワイト+シルクグレー
チャイルド機能のほか、メッシュ機能やキャスターロックもついています。
ハイパワータイプですが、ECO運転モードとタイマーもついているので節電にも効果的です。
デロンギ HJ0812(ホワイト+ミディアムグレー) オイルヒーター 1200W
2015年グッドデザイン賞を受賞した人気モデルで、機能も充実しています。
デロンギ オイルヒーター H770812EFSN-GY
タイマーやサーモスタットなどの基本的な機能もそろっているので、まずはデロンギ製品を使ってみたいという人にはおすすめの一台。
デロンギ オイルヒーター アミカルド RHJ35M0812−DG
大きなディスプレイがあるので、簡単に温度や時間を設定することが可能です。
2018年のグッドデザイン賞も受賞しています。
デロンギ オイルヒーター H770812EFSN-GY
レトロなデザインがかえっておしゃれで必要な機能もしっかりついています。
節電にも便利で、安全性機能も充実。トラッキングによる発熱・発火事故を未然に防ぐ効果も期待できます。
DeLonghi オイルヒーター NJ0505E
本体重量も軽いので、持ち運んで部屋を行き来することも可能です。
ECO機能もあるので、長時間使い人にもおすすめ。
チャイルドロックもあるので、いろいろな場所で使えます。
デロンギ オイルヒーター ドラゴンデジタル スマート
しかも商品電力は1500Wなので、広い空間でもしっかり部屋を温めてくれます。
デロンギ DeLonghi RHJ65L0712 ユニカルド オイルヒーター
チャイルドロックもついているので安心です。
使いやすさにこだわり、移動もスムーズなので、あると便利な一台。
コンベクターヒーター
HMP900J-B マイカパネルヒーター DeLonghi デロンギ
移動に便利なキャスターもついているので、冷え込む窓際やドア側をすぐに温めたい場合におすすめです。
まとめ
部屋全体をムラなく温められる、歴史あるデロンギのヒーター。
乾燥することもなく、ほこりも舞い上がらないので、家族にとって快適な一台になりそう。
部屋の広さや使い方にあわせた1台が見つかるといいですね。